知るを愉しむ ワクワクさせられること
竹とんぼ仲間には、竹とんぼ以外の多くの趣味を愉しんでいる方が大勢います。その方たちからいろんな事を教わるのが愉しいだけでなく、ワクワクさせられます。
梅翁さんのこの作品はパソコンで作った文字で「般若心経」を綴ったものです。以前にも紹介したものですが、時々眺めています。
齢80を越えたその気力、知識を具現化する活力に脱帽です。
漢字に関する疑問は何時も梅翁さんに投げかけます。必ずご返事を頂けます。江戸の所作を弁(わき)えるよう無言のお説教を頂いています。
「色即是空」の文字がどの辺りにあるかわかりますか。(図をクリックし拡大して下さい。)
「無」と意味する文字が何箇所にも見えます。下の四つの、、、、を2文字の火で表わしているのでしょうか。
比較のため現代文字の般若心経を並べてみました。書かれている訳文が一致するものかは定かではありません。
縦書きと横書きの違いがありますが、読み比べて(言い換えます。見比べて)見てください。
竹冠の文字は見つかりますか。現代文では「等」が2文字あります。
篆文心経では、後から3行目、上から7つ目が「等」のように見えます。大昔の竹冠が見て取れます。
「知るだけでは不十分、知の活用が必要である。
意志だけでは不十分、実行が必要である。」
ゲーテのこの言葉は、200年後の現代でも通じますね。
梅翁さんのご活躍を見ているとまさにその通りと思います。