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モールや紅白テープを吊るす工夫
作る面白さ・直径1mのクス玉に挑戦

モールや紅白テープを吊るす工夫

以前作った小型のクス玉での反省点。飾りのモールや紅白のテープを取り付けるのに、両面接着テープやクラフトテープは絶対に使わないことです。
一寸した接着物があるとそこで絡み上手い展開が出来ません。

写真ー1
両半球の内側にタコ糸を縫いつけました。ここにモールや紅白のテープを縛りつけます。
外面からタコ糸が見えないよう化粧の白紙を貼り付けます。







両半球の位置決め工夫

作る面白さ・直径1mのクス玉に挑戦

両半球の位置決め工夫

両半球を組み立てるとき、いんろう部分で競合うことがあります。そこで一工夫したのが、コッターピンの取付です。
プラスチックの箱を切りアングル材を作ります。片側のアングル材には孔を、もう一方のアングル材にはピンを取り付けます。これにより嵌まり合う両半球の位置を決めるとこが出来ました。
蝶番の真反対側に一箇所、左右に2箇所の合計三箇所にアングルを着けました。

写真ー1
アングルの孔とピンの嵌まり具合が見えます。

写真ー2
内容物を入れ吊し揚げる直前までは鰐クリップで掴みます。
吊し上げる直前に左右の鰐クリップは外し、蝶番の真反対側の鰐クリップに引き紐をつなげ正規の位置に吊るします。
この引き紐を引けば鰐クリップが外れ、クス玉が割れるという計算です。

写真−3
三箇所とも同じ構造です。







蝶番での開閉テスト

作る面白さ・直径1mのクス玉に挑戦

蝶番での開閉テスト

写真ー1
両半球に蝶番を取り付けました。つなぐ役目は釣竿の端材です。抜き差しが上手くいくかチェックします。

写真ー2
何回か開閉を繰り返し各部の強度やひずみをチェックします。
開閉時、半球に若干の歪みが発生しますが強度や部品が外れる恐れはありません。

写真ー3
両半球を開いた状態、この図を天地逆にした形でクス玉が割れます。

写真ー4
再度球とした状態です。ほぼ想定どおりのものとなりました。







相手蝶番といんろうの取り付け

作る面白さ・直径1mのクス玉に挑戦

相手蝶番といんろうの取り付け

写真ー1
相手方の蝶番の取付です。仮組みした位置に縫付けます。縫付ける孔は梱包用テープの中心に糸が通るよう調整します。紙同士を縫い合わせても強力にはなりません。肝心なのはテープ同士の引っ張り合いです。

写真ー2
補強の白紙を貼り終った状態です。

写真ー3
蝶番は取つけたものの、半球を重ねようとしてもガイドが無いためスポッと嵌まりません。直径1mの球を両手で持とうとしても、手が中心まで届きません。
急遽、いんろう(嵌めあい方式の名)を作ることにしました。片側の半球の内側に3cmほどの出っ張りを作ります。この出っ張りと反対側の半球が嵌り合うという寸法です。

写真ー4
いんろう土手の出来上がりです。







蝶番の取り付け

作る面白さ・直径1mのクス玉に挑戦

蝶番の取り付け

写真ー1
紙で覆われた蝶番を、半球の紙の部分に着けても接着強度は期待できません。そこで手段を講じます。
両半球を仮に組立て、蝶番の位置を決めます。片側の蝶番を接着します。
錘を載せ一昼夜固定し乾燥させます。
補強の為、タコ糸で縫付けます。千枚通しで孔を開け畳職人のように絞り込みます。

写真ー2
内側の様子です。

写真ー3
接着力を増すためコピー用紙を貼り重ねます。

写真ー4
片側の蝶番が固定できたら、反対側の半球との相対位置を決めます。
写真では、上側が取り付け完了、下側はフリーな状態です。