有り余る時間を楽しく過す極意を知った友人らとの交流の場。 環境にやさしい趣味の世界へどうぞ。 趣味は現役の時から持つと人生が倍に楽しめます。
 
竹とんぼが生まれる工房
久しぶりに部屋の掃除をしました。
竹とんぼ工房があるわけではありません。4畳半の板の間に、現役時代に使っていたライティングデスクを工作台として流用しています。
机の上に古箱を利用した工作台を設え、ゴミ回収箱兼用としています。

写真ー1
ライティングデスク上の工作台です。
ボール盤は竹とんぼの軸孔を開けるのに欠かせません。騒音の小さなもので夜間の作業も可能にしています。
工作台の構造は追々紹介しましょう。

写真ー2
椅子を180度回転すると真後ろに黒い机があります。
新築した当時、書斎が欲しくて部屋を設けました。その際、愚妻が購入してくれた机です。
国際竹とんぼ協会の通信紙(夢中人)の編集や購読費振込管理をしている場所です。
竹とんぼを削り続けると埃だらけに直ぐなります。









羽根の断面の形成

羽根の断面の形成

写真ー1
羽根の上面にキャンバーを付けます。
後縁端の赤線が残っています。この線の裏側は水平です。
仕上の最終段階では、赤線が見えなくなるくらいまで薄く削ります。空気の流れをスムースにするためです。

写真ー2
前縁端は未加工で板厚が残っています。

写真ー3
前縁端を削ります。

写真ー4
前縁端のライン削りが済んだところです。







後進面(竹の皮側)の削り

後進面(竹の皮側)の削り

写真ー1
工作台にセットします。

写真ー2
粗削りは木彫ヤスリでバリバリと削ります。

写真ー3
竹の表皮部分は硬いので、木彫ヤスリの目の細かい方が切削性が良いようです。

写真ー4
削り目を滑らかにするには中目のヤスリで丁寧に仕上ます。







英語会話と竹とんぼ
アイパッド(小生には理解できん)を使ったフォリナー(英国)さんから「竹とんぼ」を質問されました。

何時、何処で、どのように、なぜ、どなたが・・・・ボンボン質問された苦い思い出があったのです。

英語であれ、フランス語であれ、しゃべれるだけでは・・・・ペケ

その地での文化を知り、文明を知ったうえで、会話をどのツール(仏、独、露、英、モンゴル・・・一杯)で生かすかを考えさせられました。

世界は広い。あの時の痛烈な印象は今でも鮮明にシナプスにつながっています。

廊下、老化、狼火・・・?   少し酔いました。








簡単ではありません。教えることは・・・・?

簡単ではありません。教えることは・・・・?

考えましょう。

今日、行く場が在る、竹とんぼもそのひとつに過ぎません。でも、今日も行く場が在ることに感謝し、明日もとんぼを作ります。とんぼの仲間を作りましょう。
教育の場を忘れないで。参加した甲斐がありました。

世界には、義務教育のシステムもない、教育の余裕のない友人が居るのです。
志を果たして何時の日にか帰らん・・・・・故郷

竹とんぼで現(うつつ)を忘れていたいものです。
小さな竹とんぼを作りたい、創りたい。
その志をこのような「ヤスリ」が援護してくれました。