純竹高度用竹とんぼ・・・挟み込み軸
教材として何本も必要とするため、「角おでん串21cm」を使います。約3mm角の串ですが、そのままでは若干太い感じがすることと、角部に丸みが残っています。
一本ずつの曲がりを直しながら手にシックリ来る軸材に仕上ます。
写真ー1
木片に両面接着テープを貼り、角軸を並べます。60番の布ヤスリにかけます。布ヤスリは幅広の木材に両面接着テープで2条貼り付けてあります。
軸材の4面を順次削ります。竹の皮に相当する面はなるべく削らないでおきます。強度(硬さ)を残すためです。4面を削るのに、一面ずつ削り・剥がし・貼り付け・削りを繰り返します。
剥がす時竹材が永久変形しないよう丁寧に剥がしましょう。
写真ー2
軸の尻(下端)に向って細くなるテーパを付けます。並べると写真のように尻つぼみになります。
写真ー3
羽根を挟みこむ部分のスリットの加工です。円鋸で切断したままではスリット幅が狭いため、薄っぺらなヤスリで削り拡げます。
角軸の中心からスリットの幅が左右にずれないよう均等に削り込みます。
写真ー4
左が円鋸で切断したままのもの。右がヤスリで拡張作業を加えたものです。
羽根の一枚一枚と軸の一本一本を組み合わせながらスリットの幅を拡げたり、羽根の尾根幅を狭めたりの調整が続きます。