足の切り出し
足は「竹割り箸の素材」を使います。 神奈川県山北町の竹工作所で購入したものです。幅約17mm、厚さ5mm、長さ201mmの綺麗な素材です。
写真ー1 足と脚を強固に接着するのに打つピン孔を明けます。ピンはΦ1.8mmのギンナン串を使います。 小さな細工(この場合は孔明け)は大きな部材の状態で一挙に行なうのが楽な鉄則です。
写真ー2 所定の長さに切断します。
写真ー3 切断完了。100体分で200個作りました。
トコトコ人形・・・後脚の加工
写真ー1 孔開けを終了した後脚群です。 材料の幅に多少の誤差があるため中心がずれていますが良しとします。
写真ー2 ガイドとして使った角材から後脚群を外します。
写真ー3 後脚の切断・孔明け完了です。
写真ー4 ミニサンダーで角部のバリを取除きます。 子どもたちが触ることを考慮し、手作りであればるほど「とげ」による怪我などの防止には気を使います。
写真ー1 角材に後脚の集合体を貼り付けます。
写真ー2 概略の中心線に沿いポンチを着けます。 この孔にはΦ1.8mmのギンナン串を挿します。脚と足の接着面積を大きくし、足裏のR加工時の外力に耐える接着力を生み出すためです。
写真ー3 全体をドリルベンチに載せ孔開けをします。
写真ー4 孔明け完了です。
トコトコ人形で商売をするならば、ここで縦横高さを機械加工するでしょうが、あくまで手作りの遊びです。 多少の脚の長さの違いは我慢しましょう。違いを見せないで歩くようにする、その作る面白さを楽しんでいます。
円鋸のガイドの角度を押えれば罫書き線が無くても三角の余分な部分は切り落とせます。
写真ー1 三角部分を切り落とした後脚です。
写真ー2 脚と足の接続部補強用の小さな孔を明ける準備です。 脚の回転軸受けに使うアルミ管Φ4mmを冶具として活用します。 アルミ管に脚を差し込みます。
写真ー3 後脚の勢ぞろいです。ラインダンスとはいきませんが、揃うと綺麗です。
写真ー4 両面接着テープを角材に貼り付け、後脚の直角面をここに抱かせます。
トコトコ人形・・・後脚の下準備
孔明けは、大きな素材の時に済ませておくことです。 小さな部品に孔を明けるほど大変なことはありません。特に齢を重ねるほど。
写真ー1 竹割り箸の素材を使っています。 孔明け(諸葛孔明かな?)中です。
写真ー2 後脚の段取り中。
写真ー3 切り込んだ脚のボールペン線に沿い、三角(台形)に再度切断します。 重心の移動のおもちゃです。余分な肉はダイエット。
写真ー4 ダイエット中。 怪我をしたらおしまいですから、小さな部品ほど、丸鋸の切れ端には気をつけましょう。