有り余る時間を楽しく過す極意を知った友人らとの交流の場。 環境にやさしい趣味の世界へどうぞ。 趣味は現役の時から持つと人生が倍に楽しめます。
 
2009/11/11 16:49:46|競技大会の様子
全国大会の様子(1)

 初めて全国大会に参加したのは10年前に開催された第17回の札幌大会でした。競技大会の技量がどのようなものか全く知らずに向う見ずの挑戦でした。この大会から早10年、今年は第27回を数え再び札幌での開催でした。「えぞ竹とんぼの会」の皆さんが10年を記念し開催を担ってくださいました。

 全国大会は毎年1回行なわれます。18回以降の大会の名称を上げると次のように続いています。
 
 第18回全国竹とんぼ競技大会in島根
 第19回全国竹とんぼ競技大会in富山
 第20回全国竹とんぼ競技大会in大宰府
 第21回全国竹とんぼ競技大会inえひめ
 第22回全国竹とんぼ競技大会inはぎ
 第23回全国竹とんぼ競技大会in豊田
 第24回全国竹とんぼ競技大会in稲美
 第25回全国竹とんぼ競技大会in夢の島
 第26回全国竹とんぼ競技大会in神奈川
 第27回全国竹とんぼ競技大会in札幌
 
 今後の開催地は次のように決定しています。
 第28回 東北地区、 第29回 富山  (両大会とも詳細は未定です。)

 全国大会の開催場所は、大会と同時に行われる総会において、自薦他薦の候補地が挙がり決まります。次回大会は、同伴のご婦人方から強く要望され、協会の歴史上はじめて関東地区を越え北上し、東北地区にその足跡を残すことになります。
全国大会に家族同伴で参加することにより、夫婦水入らずのご旅行を兼ねる方が多く見受けられます。このような機会でもご婦人は強い!
 競技の成績は二の次で、前夜祭に参加し皆さんとの酒肴を交わす一時を楽しんでいます。

 写真1 全国大会初参加(第17回 in 札幌)
 写真2 第24回 いなみ(加古川) 集合写真
 写真3 第25回 夢の島 
 写真4 第26回 神奈川(柳島)
 写真5 第27回 札幌
 写真6 第20回 大宰府での前夜祭









2009/11/09 15:07:09|活動の様子
「浅間祭2009」 平塚市青少年会館のサークル祭

 11月7、8日、平塚市青少年会館の祭「浅間祭」が行われました。会館を活用しているサークルの自主運営による年に一度の合同会館祭です。
 
 春先ごろからサークル代表者による実行委員会が何回も開かれ、テーマの設定や役割分担が決められていきます。参加するサークル間の交流が始まります。市民であってもこんな祭りがあったのかと、地元の情報の入手の困難さを実感する方も大勢いました。特に現役で市外に働きに行き、地元との交流が少ないサラリーマンの方々の印象がそのようでした。
 
 サークル毎のテントやブースを訪ね会話を交わすことにより、ご近所にお住まいの方に出会ったり、仲間の友人を紹介されたり交流の範囲が増えていきます。青少年会館には青少年・一般を含め160余を数えるサークルが活動拠点として登録されています。高齢化の進む今、私達にとって趣味や活動の場として、居場所の確保が非常に重要となっています。
 
 今年は19回目の「浅間祭」です。国際竹とんぼ協会は平成11年の祭から参加させて頂いています。いろんな方と知合いになり、近隣の学校や子供会の団体などから竹とんぼ教室の依頼を受け協力してきました。祭に向けての準備作業をとおして、竹とんぼん仲間の結束が固まる良い機会となります。
 
 祭当日、竹とんぼ作りを初めて体験する子供達、懐かしげに見つめる老夫婦など、会場を訪れる方々の竹とんぼに対する感触は異なります。祭の開始から終了まで竹とんぼ教室への参加者は絶えませんでした。

 怪我一つ無く終了することが出来ました。お疲れ様でした。







2009/11/05 22:20:05|竹とんぼの面白さ
国際竹とんぼ協会を知る

 十数年前、総合公園の原っぱに散歩に出掛け、自転車の荷台に吹流しをかざしている方を発見しました。風向きを見ながら竹とんぼを飛ばし始めたのです。この方との出会いが竹とんぼに夢中になっている多くの方々との交流の始まりでした。
 
 何のためらいも無く「こんにちは、面白そうですね」。「やあー、なかなか飛ばないなー」。これが最初の会話でした。その方に教えられ、足立区の竹ノ塚駅までの3時間を遠いとも感ぜず、毎月一度の竹とんぼ例会への行脚を始めました。「国際竹とんぼ協会」という仲間の集団があり、全国各地に同好の士が任意にサークルを作り楽しく遊んでいることを知りました。
 
 「国際竹とんぼ協会」は、竹とんぼの魅力に取りつかれた奇族の集まりです。竹とんぼで子供たちにもの作りの面白さを伝え、自分たちも「遊ぶ」ことをモットーにしている竹とんぼ症候群団です。奇族仲間は老若男女千差万別、教育者、旋盤技能マイスター、各種技師、唐傘職人、宇宙工学博士、漢文の大家、宮大工、商家の旦那等の面々、会社生活では全く得られない異文化交流ができます。現役ばりばり方、高校生等々いろんな世代の方が参加されています。特に、戦時体験をされた方々のお話は、ものの見方を大きく変え、人間を大きくしてくれます。出張の折、客先の企画課長と会話するうち彼我共に会員であることが分り、驚くと同時に即打ち解け、交流の輪が広がりました。
 
 各サークルでは月例会を開き、竹とんぼを作り、近くの公園で飛ばしながら大人同士で遊び、子供たちと遊び、竹とんぼ談義に花が咲きます。軽く一杯がついつい泥酔となことも(これがため酒が止められない私、竹酔と呼ばれてます)。
 
 多くの竹とんぼ先輩の心強い応援を頂き、湘南・平塚に「国際竹とんぼ協会 湘南・平塚支部」を立ち上げ今日に至っています。協会といういかめしい名前は付いていますが、「竹とんぼが大好き!」と思う方でしたら自由に参加できます。器用・不器用はご心配いりません。先ずは作ってみましょう!飛ばしてみましょう!

 現役の時から趣味をとおして多くの方との交流が出来たことに「竹とんぼ」に感謝し、これからの未知の方々との触れ合い、絆創りにワクワクしています。

 写真1 第27回全国大会本部看板(2009・9・27)
 写真2 仲間の作品・・・・指先で飛ばします
 写真3 書斎兼工房の工作場
 写真4 ベランダでの竹材料日干し養生















2009/11/02 21:40:07|竹とんぼの面白さ
竹の写真家への憧憬

 神保町の古本屋を散策しているうちに、「竹の写真家」に出会いました。「日本の竹」と題する写真集。写真家「高間新治さん」です。写真のページ数枚を目にした時の新鮮さと謂うか強烈な印象を受けたのが「竹の根っこ」の写真でした。また、雪の重みに耐えかねて大きく曲がり今にも折れそうな雪に囲まれた竹林の風景写真を見るにつけ、「高間新治」という写真家に興味を持ちました。

 あるインタービュー記事に記されています。
 要約(淡交別冊 竹ー暮らしに生きる竹文化 P.100 1995年 淡交社)
 
 「終戦を迎えてから3年間シベリヤに抑留された。日本に帰る日を思い、厳しい寒さと労働に耐える日々、この極限の中で思い浮かぶのは、小さいころ親に竹とんぼや竹鉄砲を作ってもらったこと、雪の積もった竹林に入り雪の重みで弓のようにたわんだ竹をはじいて遊んだことなど、竹と共にあった生活であった。今の自分は雪の重みにしなる竹のような逆境に屈しない強い心を持たなければと、肝に命じ過した。そのお陰で昭和23年、故国の地を踏むことが出来た。竹に感謝したい気持ちから雪の竹林を撮りたいと思った。」

 「日本の竹」(研光社)、「竹を語る」(世界文化社)、「竹百態」(グラフィック社)を漸く手にいれ時々眺めています。
 あと一冊 「日本の美 竹」 という写真集があるのですが、高くて今のところ手が届きません。神保町の本屋にあることは数年前に確かめましたが18,000円の値札が付いていました。お小遣を貯めなくてはいけません。

 11月1日読売新聞朝刊12面 「よみうり堂 本」に 「シベリア抑留・・・・未完の悲劇」(栗原俊雄著 岩波新書)の書評が目に留まり奇遇を感じた次第です。 機会があれば、高間新治さんの生まれ故郷、岐阜県揖斐地方の竹林を訪ねてみたいと思います。
 「竹とんぼ」に引かれてここまで着ました。







2009/11/01 15:15:43|竹とんぼの面白さ
植物学から見た竹への興味

 竹と笹の違いが判るかい?
ある先輩の問い掛けに、竹は立っているが、笹は寝てますね。と回答すると、勉強が足りないね。
こんな会話を楽しみながら竹とんぼ例会に参加しています。

 竹と笹の違い

  竹の皮は剥け落ちるが笹は着いたまま・・・・
  
  竹の皮は紫外線防止、成長点が傷められないように・・・・

 竹笹類は、地球上に約2,000種類

 日本に約700種類、九州には190種類が・・・・

 一昼夜で1.2mの成長記録あり
 
  成長点は各節々にあり、アコーディオン式に一挙に伸びる

 年輪の無い竹の年齢はどう知るの

  枝分かれした数を数えるそうです。

 節の数は平均で60節(孟宗・真竹の例) 

 一丁前の竹の大きさ(身長)はどの位・・・・直径の60倍

知らないことばかりでした。

インドネシアあたりには直径30cm、稈(かん)の高さ30mもある「デンドロカラムス・ギガンテウス」とか「デンドロカラムス・アスペル」という巨大な竹もあることを知りました。

 写真1 鎌倉山の竹庭の夜景
 写真2 四方竹(鎌倉の古寺庭園)
 写真3 孟宗竹の断面(自室工房)
 写真4 竹材料の乾燥養生