タータンとはスコットランド・ゲール語で 多色の糸で綾織りにした格子柄の織物である
20世紀にはタータンの保存と保護の為の団体が設立されるようになり、登録をおこなうようになった。登録所では、スコットランドだけでなく、世界中のタータンが登録され、ここに登録されていないものはタータンを名乗れない。
タータンはその目的や用途によって分類されている ★クラン・タータン クランを構成する者が着用するタータン。日本では家紋のようなものとして、タータンを紹介することがあるがクラン・タータンがそれにあたる
★ミリタリータータン 軍隊で着用されるタータン 採れる ★ティストリクトタータン もとは、地域ごと採れる染料が異なることから、色やパターンが地域の特徴として認識されたことからはじまったものである。カナダはメイプルリーフタータンを国の公式なエンブレムに採用している
★ロイヤルタータン 王室が用いて来たタータン ロイヤル スチュアートなど、古くは君主の許可が必要とされていたが、現在では、ヴィクトリア女王の夫のアルバート公によってデザインされたバルモラルのみが王室専用のタータンとされている。
★コーポレート タータン 企業が制服や販売促進、コーポレート・アイデンティティにりようするタータン
★ハンティング タータン ヴィクトリア時代にうまれたもので、色合いが狩猟に適したものになっているもの
★ファッション タータン だれが着ても良いとされる、ファッションに使われるタータン
★メモリアル・タータン 何かの記念や追悼でデザインされるタータン ダイアナ妃を追悼するダイアナ・プリンス・オブ・ウエールズ・メモリアルなどがある(写真)
★ドレス・タータン ヴィクトリア時代にうまれたタータン。ディナーに正装する習慣から生まれた。
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