チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2023/04/01 1:48:09|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 5 グリーグ「2つの悲しき旋律」
今日、3月31日に因んで
グリーグの「2つの悲しい旋律」作品34の解説をします

1880年にグリーグによって作曲された
第1曲 胸の痛手
生活との闘いに傷ついた詩人の心が春の訪れとともに蘇ってくる・・・と歌った

第2曲 過ぎた春 (最後の春)
この春は自分にとって人生最後のはるであろう・・・と感慨深く眺める・・・という内容の詩

国民楽派の作曲活動を志すグリーグがヴィニエ(ノルウエーの詩人)の詩におおきな刺激を受け作曲した15曲の歌曲のうちの12編を「12のメロディ」として出版
原曲はこの歌曲のうちの2曲で、弦楽合奏用に編曲したもの

個人的な事を言わせて頂くと、仕事について、音楽コースの生徒にオーケストラの授業を複数の教員で担当していた時出会った曲で、あまりにも曲が美しいのでこれを機会にグリーグにのめりこんだ時期があった。未だにこの曲の美しさは何度聴いても胸にしみる最愛の曲の一つです。
確か、Ñ響のサヴァリッシュ(写真)の指揮のものが特に気に入っていたのを思い出しました。


 







2023/03/31 3:25:16|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 4
グリーグ 抒情小品集

エドヴァルド ハーゲルップ グリーグ
1843・6・15〜1907・9・4 
スウェーデン統治下のノルウエー

グリーグが抒情小品集第1集を出版したのは1867年
その後グリーグにとって重要な作品である抒情小品集を次々と出版した。体調が悪化し健康状態が悪い中で、1901年に第10集を出版。全10巻56曲のピアノ独奏曲である。
グリーグはペール・ギュントやピアノ協奏曲が大きく知られているが、この抒情小品集はグリーグの本領を発揮した作品集といえるもので、この中の作品を、その後、管弦楽や弦楽合奏用に編曲したものも多くある。

グリーグは北欧のショパンとしょうされることもある。

この抒情小品集をピアノを習う途中で、だれしもが出会う曲集である。是非鑑賞だけでなく、何曲かは手掛けて頂けたら・・・と思います。北欧の雰囲気を楽曲を通じてまた、理解したりできると思います。

  




 







2023/03/30 2:20:05|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 3
今回はスメタナにフォーカスして書きます

ベトルジハ スメタナ(1824・3・2〜1884・5・12)
ドイツ語名のフリードリヒ・スメタナとしてもしられています。チェコの作曲家・ピアニスト・指揮者です

スメタナの生きた時代、チェコはオーストリア帝国(ハンガリー帝国)に支配されていた時代で、チェコ独立への願望が作曲活動に密接に影響しています。

スメタナは晩年、聴力を失うことになりましたが、60才で亡くなる前の10年間は黄金期で、聴こえなくなってから、より作曲活動への執念を燃やしたような時期でした。
故郷のプラハでは「チェコ音楽の父」と称され、毎年命日には
「プラハの春音楽祭」(写真)が開かれ、オープニングでは「我が祖国」が演奏されています。

聴力をなくした2年後、「我が生涯」を書き、翌年春に初演された。この曲はスメタナの自伝とも言われ、1楽章は自分の青春時代、2楽章はダンスが好きだった若い頃、3楽章は妻との思い出、最終章は絶望する自身を描いた。

是非代表曲の「我が祖国」「我が生涯」を聴いてみてください。


 







2023/03/28 1:35:16|うたのわ
2時半スタートになります
4月からの「うたのわ」
2時半スタートになります

これからも、変わらず 宜しくお願いします。







2023/03/27 0:30:02|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 2
いろいろな国の国民楽派・・・・

国民楽派の作曲家たちは
自分の国の風景や語り継がれてきた伝説
自分の国の民謡や舞曲のなかにある旋律やリズムを使って
独自の音楽を表現しようとした

アメリカの国民楽派の作曲家
フォスター
エイミー・ピーチ
ルイス・モロー・ゴッドシャルク
スーザ  など

イギリスの国民楽派の作曲家
エルガー
ホルスト
ディーリアス
ヴォーン・ウイリアムス
アーノルド・バックス  など

中南米の国民楽派の作曲家
カルロス・チャベス
ヒナステラ
ヴィラ・ロボス  など

スペインの国民楽派の作曲家
アルベニス
グラナドス
マヌエル・デ・ファリャ
ロドリーゴ  など

ロシア「の国民楽派の作曲家
ロシアの五人組(バラキレフ、ムソルグスキー、キュイ、
ボロディン、リムスキー・コルサコフ)
グリンカ
スクリャービン  など

フランスのっ国民楽派の作曲家
サン・サーンス
フォーレ
バンサン・ダンディ
デュカス
サティ
ラヴェル
プーランク  など

北欧の国民楽派の作曲家
グリーグ
シベリウス
ニールセン  など

東欧の国民楽派の作曲家
スメタナ
ドボルザーク
ヤナーチェク
バルトーク
コダーイ
ジョルジュ・エネスコ  など

この様にリストアップすると、わかり易くなりますね
そして、イメージが明確になると思います

そして・・・本題ですが
私はその中から、今回
スメタナ と グリーグにフォーカスしました
北欧の国民楽派の作曲家たちは、自分たちの国の神話や伝説をもとに音楽を書きました。
東欧の作曲家たちは、自分たちの国の風景を題材にしたり、言語を用いて音楽を書いたりしました。

それぞれ、自分が生きた環境が存在の根源かのように感じていたのだと思います。
そして、その中で個々の人生は、また大きな要素となってくるのだと思います。
私はこの二人の作曲家の人生をたどりながら、作品を聴くという作業に惹かれ、今、その入り口にたっています。

WBCのワクワク感とはまた、異なる、既に確定され、私が知らずにいるところに入ってゆくワクワク感です。世界遺産とは違いますが、一つの旅から、自分を見つめ直すようなものかも知れません。