愛犬コーギーテラの事・イラスト等書いてます
 
2011/11/03 23:54:06|椎間板ヘルニア
近況
テラは椎間板ヘルニアの治療のため横浜の病院に入院し、そして私は毎日のように面会に行っておりました。

面会に行って毎日のように見ていても、日々、微妙に少しずつですが良くなっているように見えます。
早く良くなってほしい願望がそう見せているのかもしれませんがね。



手術後2週間で抜糸と言われていたのに、手術後12日目に抜糸が済みました。
傷の治りも良いようです。

そして、この手術後12日目、面会に行くと獣医さんに
「今日はテラ君に会ってもらいます。」
と言われたのでした。

大分歩けるようになったので、飼い主の私にもリハビリを体験させてくれるようです。
なんだか、急にドキドキです。

奥から連れて来られたテラと12日ぶりのご対面。
マジックミラー越しではないですよー。
生のテラですよー。

久々の感動の再会かと思いきや、テラはまさか私がそこにいるとは思っていなかった様子で、感動の再会に一拍間が開いたのでした。
ちょっとこけたわ。私。

リハビリといってもただ歩かせるだけです。
ただし歩くスピードに気をつけて。
早すぎず、休ませすぎずに。

しっかり足を使って歩くことを心掛けることと、病院の駐車場内位なら外へも出て良いということを言われ、しばらくの時間テラと過ごすことが出来ました。



テラの足取りは、まだまだおぼつかないものですが、でも確かに自分の足で歩いています。

最初は病院の中を歩いていたのですが、うるさくってね。テラ。
我がままを言っているのか、テンションが高いのか、ワンワン…うるさい。


画像1



そこで、外へ出ました。
そしたらテンションの高いテラは、生意気にも、片足でシッコをしたのでした。

すぐに上げた足が地面に付いちゃったけどね。
無理するなよー!!



そして私の車を見つけて、その場で動かなくなっちゃった。


画像2


車に乗ると言っております。
当然乗せません。



それからは面会に行くたびに、リハビリと称した散歩をしていました。
だからね、毎日目の前で、じわじわと良くなっていくテラを見ることが出来たのです。

私が帰る時、初日こそ病室へ戻るのを少々抵抗したけど、2日目からは割とすんなり戻っていくので、飼い主としては微妙な心理。

車に乗せてくれないから
「まだここにいるのね。」
とか察しているのかねー?
もの分かりの良い患者犬さんだこと。

とにかく毎日しっかりリハビリを続けていただいたおかげで、日々どんどん良くなっております。



などと、入院中の話を書いていますが…実は…

本日、手術後18日目。
日々どんどん良くなったおかげで、なんと退院となりました。
リハビリはまだ続きますが、家に帰っても良い状態になりました。

という訳で、テラは現在、ブログ書いている私の横ですやすや寝ております。
いやー!落ち着くまで大変でしたわ。

そんな退院のご報告、また後日にさせていただきます。







2011/11/02 23:50:01|椎間板ヘルニア
検査・手術そして入院
テラは多発性椎間板ヘルニアのため、まだ、横浜の病院に入院中です。
毎日リハビリに励み、幸いなことに、順調に回復して来ています。



さて、横浜の病院に入院するまでを振返っています。

→『今思えば…
→『入院までの話
→『症状が進んだ話

ちょっと振り返ってみるつもりだったのに、話が長くなってしまいました。

この振り返る話、今回で終わりにします。
ちょっと、長いですがお付き合いください。

それでは続きです。



不安やら、動揺やらを伴って、無事に横浜の病院に到着しました。

横浜の病院へは、CT、状況によってはMRIによる検査を受けるためにやって来ました。
いつも行っている病院にこれらの設備が無いのでね。



受付を済ませると「待合室でお待ちください。」と言われたのですが、予約の時間までまだしばらく時間があったので、駐車場で待たせてもらう事にしました。

車から出せばきっと動きたがるだろうし、他にたくさん患者犬さんがいたのできっと騒ぐだろうと思ったので。
車の中で安静に待たせてもらいました。



車に戻りケージを開けると、自力ではい出てきました。
前足だけで、おっちら、おっちらと。


画像1


きっと暫く入院で会えなくなるだろうからと、待っている間、写真を撮りました。


画像2


脊髄を通る神経を痛めているとは思えない様子の重症患者。

痛がるなど、辛そうではないことが救いでした。


画像3


何処かドライブにでも来たつもりなのか、やたら楽しそうな表情。



待っている間、オヤツも水もあげられません。
犬のCT・MRI検査は全身麻酔なので、絶食中なのです。

だから、胃は空っぽのはず。
腸も、さっき「ボトッ!」と出したから空だね。

血液検査も前日に済んでいて、データーを持って来ているし、準備万端。



そして呼ばれて、いよいよ診察室へ。

担当の獣医さんは、感じ良い方でした。
こちらの不安もちゃんと聞いてくれて、熱心に答えてくれました。

肛門の麻痺はまだ起きていない。
足先の痛覚もまだ失われていない。

ということで、まだ最悪の状態ではないという事でした。
とは言っても、昨日歩けていたのに今日歩けないとういう、進行の早さが気になるという事でした。

そして、昨夜ネットで読んだ聞きかじりの知識を確認してみました。
“犬の椎間板ヘルニアは、手術が必要な場合、早く行った方が良い”というものです。

すると、その通りだそうです。
神経が圧迫されて、48時間で神経が壊死してしまうとされているそうです。
そのため手術が遅かった場合、手術が上手くいっても壊死した神経が戻ることが難しくなってくるそうです。

この話を聞いて、私は横浜の病院での手術の覚悟を決め始めていました。
いつもの病院の院長先生が、海外出張から帰って来るのを待っている場合ではない、と考えていました。

そして、

椎間板ヘルニアならばCTだけで診断が出るという事。
CTだけなら10〜15分程度で終わるという事。
さらに調べる必要がある場合は、MRI検査をするという事。
MRIは1時間程度かかるという事。

などの話をさらに聞き、テラは検査のため奥へ連れて行かれました。



検査が終わるまで待合室にいると、間もなく呼ばれました。
CT検査が終わったようです。

診察室に入ると、今度は副院長先生が説明をしてくれました。
壁にあるモニターに映し出されたCT画像を見ての説明です。

病名は椎間板ヘルニア。
確定です。

しかも過去、すでにたくさん発症していたということ。
今回歩けなくしている新しいヘルニアは背中辺りにあるということ。
やはり手術は早い方が良いこと。

などなど…
一通り説明が終わった後、私は切り出しました。

「こちらの病院で手術をしてもらえないでしょうか。」

当然もっと丁寧な会話がありましたよ。
そして横浜の副院長先生も、いつもの病院の院長先生が海外出張中だということを承知していたようでした。

この日、これから手術がつまっているようでした。
しかし、「何処かに割り込んでみましょう。」と承知してくださったのでした。

この時点で確か午後2時頃。
「手術の説明を午後5時頃にするので、その頃また来てください。」ということでテラをお願いし、診察室を出たのでした。



この日まだお昼ご飯を食べていなかったので、病院を出て近くのファミレスで昼食を摂りながら時間まで待ちました。



午後4時30分頃病院へ戻ると、最初に診察してくれた担当の獣医さんが出て来て

「手術、終わりました。もうすぐ麻酔から覚めますので、覚める頃副院長から説明があります。」

と言われたのでした。



…っ!!!
ビックリです。



“手術の説明を午後5時頃にする”というのはこれからする手術についてのことで、手術はもっと夜になるのではないかと勝手に思っていました。
それが、終了した手術の説明だったのです。

なんつー素早さ!!

今思えば、それだけ緊急だったのかもしれません。
この早さが現在の回復をもたらしているのだと思います。



呼ばれて診察室へ。
モニターには先程見た手術前のCT画像と、手術後のヘルニアが取り除かれたCT画像が映し出されていました。

マジックミラーの向こうには麻酔から覚めて、うっつら、うっつらしているテラがいました。
電車の中で寝ている酔っ払いみたいです。
時々目を開けたりして、ふら〜っとしています。

「手術はうまくいきましたよ。」
手術着のままの副院長先生が言いました。

どんな手術をしたのかを丁寧に説明してくれました。
そして、つたない私の質問にも丁寧に答えてくれました。

なんだかあっけにとられたまま、副院長先生に「ありがとうございます。」と「よろしくお願いします。」と言って、診察室を出ました。



考えようによっては、検査だけの予定で来たよその病院の患者犬なのに、突然緊急に手術に組み込んでくれて、そしてその対応の早さで、もうなんだか治ったような気分になっていました。

本当にありがとうございました。



急に入院することになったので、受付によってみると、特に何もすることは無いということ。
支払いも退院の時にまとめて払えばいいので、今日は払うものも無いということ。

CTとMRIの検査代を払うつもりで、少々まとまった現金を用意してきたけど、今日はそれも持ち帰りです。
考えてみればカード払いが出来るのだから、現金用意して来なくって良かったのよね。

テラ病気→お金掛かる→現金の用意
という発想から抜け出せず、カード払いというものがまったく浮かばなかったのでした。

そんなことだけど、気が付いてみると、なんだかおかしくってね。
てんぱってたのかねー。

折角前日、銀行に下ろしに行ったのにね。
また通帳に戻しておこっと。



そんないきさつでテラは横浜の病院に入院することになりました。



長い話にお付き合いありがとうございました。







2011/10/31 23:51:04|椎間板ヘルニア
症状が進んだ話
テラは多発性椎間板ヘルニアのため、まだ、横浜の病院に入院中です。



横浜の病院に入院するまでを振返っています。
では、前回のブログの続きです。



10月15日。いつもの病院へ連れて行った、その時点での今後の予定は…

翌日、横浜の病院でCT・MRI検査を受けた後、
検査結果を持っていつもの病院へ戻り、
海外出張中の院長先生の帰りを待って、治療開始。あるいは手術。

というものでした。
まだ病名が確定していなかったこともあり「その様な予定で行きましょう。」という感じでした。

いつも診てもらっている院長先生も椎間板ヘルニアの手術、得意だと聞いていたし、その時点の私は、その予定で良いと思っていました。

ただし「横浜の先生が緊急手術の必要と判断された場合は、手術をしてもらいましょう。」という話しもされました。
さらに「でも、緊急手術は多分無いから、大丈夫ですよ。」ということも言われたのでした。



そして翌日、10月16日。午前11時前。
安静にするために入院しているテラを迎えに、いつもの病院へ。

これからCT・MRI検査のためにテラを横浜の病院へ連れていきます。

この日は日曜日のため、いつもの病院は休診です。
インターホンを鳴らすと、本日勤務の獣医さんが出てきました。

昨日診察してくれた獣医さんは、この日はお休み。
でも、私達が横浜から戻る頃出勤してくれるという事でした。

「テラは元気ですか〜?」
と言いながら中に入ると、
「元気ですよ。」
と獣医さん。

看護師さんに抱かれたテラが奥から出てきて、診察台の上に降ろされました。
そのテラの後足を見ると、ナッキングという状態になっていました。

ナッキングとは、足先が丸まって甲が下を向いてしまっていることを言うそうです。

普段、いくらリラックスして力が抜けている時でも、あんなに足先が丸まって、力の入っていない状態は見たことがありません。

両後足がプランプランして、ただ胴体に付いているという感じ。
明らかに症状が進んでいると思いました。

床に降ろしてみると、後足はまったく動かない。
昨日までは歩いていたのに。

(元気じゃないじゃん。)
心の中で呟く私。

そして、
「いってらっしゃい。」
と見送られ、
「いってきます。」
とテラを抱いて病院を出たのでした。



外に出るとすぐ「ボトッ!」という、嫌〜な感じの音。

音がした先、私の足元を見ると、そこにはりっぱなウンチが…
その上空にはテラのお尻。

「これ、テラがしたの?今、テラがしたの?」
と、思わずテラに質問する私。

抱っこしている状態で、ウンチするなんてありえないでしょう。
しかも私、立っているのに…
ウンチする高さじゃないでしょう!

信じ難い状況に加え、麻痺が進んでいるのではないかという考えがよぎり、暫しボー然と立ちつくしてしまいました。

「昨日入院しちゃったから、溜まっていたのね。外に出たから思わずしちゃったのよね。」
などと言い訳にもならない理由で気を取り直し、そいつを拾って横浜へ向けて出発したのでした。



「こういう時は殊更、安全運転、安全運転。」
と平静を装い運転をしているのに、テラはワンワンうるさくて、私の気持ちを乱すのよね。

そして、暫く走った信号待ちでふっと気が付いた。
自分の太ももを見ると、そこには茶色のすじが一本付いていたのです。
ジーパンの上に、膝に向かったすじがスーッと一本。

これは、テラのウンチが私の足元に落ちるまでに付いた道筋。

「まったく!
さらに、人の気持ちを乱すんじゃないよなー!」

と、心で叫びながら、横浜の病院に着いたのでした。



入院までの話、ちょっと振り返るつもりだったのに長くなってしまいました。
次回、もう少し続きます。







2011/10/28 23:20:41|椎間板ヘルニア
入院までの話
テラは多発性椎間板ヘルニアのため、只今、横浜の病院に入院中です。



前回のブログで入院に至るまでのテラの状態を振返ってみました。

今回はその続きです。



10月13日には大分右後足の調子が良くなってきていたのに、10月14日の散歩はまたゆっくりとした散歩に戻ってしまいました。

ノロノロしたスピードで歩いて、休憩。
またゆっくり歩いて、休憩。
そんな散歩でした。


画像1


そのうち休憩が長くなってきたので、この日の散歩は早々に切り上げ。

家に帰ると、私のベッドに乗って、なんだかノビノビしていましたけどね。


画像2


でも、なんか元気なかったな。



そして、10月15日。
朝起きて、テラを見ると、座り込んでいる。なんか変な感じ。
思わず「歩けないの?」と聞きたくなる様なベタッとした座り方。

朝ごはんを用意すると、歩いてやって来た。
でも、ポチポチとした歩き方。

なんか変。

食後、ポチポチポチポチ…うろつき出すが、時々後ろ足が崩れる。
そして、方向転換する方法が、変。
座ったお尻を軸にして前足だけでヨイショ、ヨイショと回る。

絶対、変。

そこで、即、いつもの病院へ。



ところが、いつも診てもらっている院長先生が海外出張中。
なので、その日勤務の獣医さんに診てもらいました。

診察の結果「椎間板ヘルニアかもしれない。」と、初めてその病名が出たのでした。

ただこの時点ではまだ病名は確定できません。
他の脊髄の病気の可能性もあるのでね。

それを判断するためにCT、状況によってはMRIによる診断が必要です。
ここの病院にはそのどちらも無いので、こちらの病院と連携のあるCTとMRIを持つ横浜の病院へ予約を入れてもらいました。

予約は翌日10月16日。午後1時。
テラは安静のために、その日はいつもの病院にそのまま入院です。



家に帰って、ネットで椎間板ヘルニアについて調べました。
まだ椎間板ヘルニアと決まったわけではなかったけど、可能性が高いと思ったので。

そして、どうやら犬の椎間板ヘルニアという病気は、手術の必要がある場合は手術を早くしないと、治癒に大きな差が出るという事が漠然と分かったのでした。



入院までの話、また次回に続きます。







2011/10/27 23:25:25|椎間板ヘルニア
今思えば…
テラは多発性椎間板ヘルニアのため、只今、横浜の病院に入院中です。



“多発性…”ということで、実はすでに数年前から椎間板ヘルニアだったんですねー。
今回の診察で初めて知りました。私。

この診断があったから思う事ですが、今思えば、たくさんあります。
「あれも、椎間板ヘルニアの症状だったのかなー?」と思うことが。

でも不思議なことに、歩けなくなるなどの、大きな症状は今までありませんでした。
「なんか、変かな?」
「歳のせいかな?」
と思う程度。

今までの椎間板ヘルニアは、幸か不幸か派手な症状を出さなかったのです。



ところが今回の椎間板ヘルニアは、全く歩けなくなるまでの症状が出てしまいました。

テラがどんな状態だったのか、入院に至るまでの経過を振返ってみます。



まず、10月7日、夕方の散歩。
これが、のろかった。

ポチポチ、ポチポチと歩いて、なかなか前進しないのよね。

この日はコーギーのレオン君とエンジェルちゃんに会えたので、コーギー3匹で歩いたのですが、2匹からドンドン引き離される。
追いかけもしない。走りもしない。



次の日。10月8日の散歩。

やはり、のろい。
走ることも、一切無し。

そして散歩の後半、シッコをしようとして左後足を上げた途端、崩れ落ちました。
右後足だけで立っていられなかったのです。

右後足といえば、去年、十字靭帯断裂をしている足なので、そのままいつもの病院へ連れて行きました。

診察のため、獣医さんの前で歩かせてみると、獣医さんから逃げるようにグイグイ歩きます。
さっきまでの散歩の時の歩きと全然違うのよね。

診察の結果、十字靭帯に問題は無かったので注射2本をうって、痛み止めの薬をもらって帰りました。



すると翌日から少しずつ調子が良くなって、


10月10日の散歩。
画像1
内股ながら、少し調子よくなっていました。


10月13日には、右後足を軸にしてシッコが出来るようになっていました。
じゃれたり、走ったりもしていたなあ。



それなのに、10月14日。
この日の散歩がまたのんびり散歩に戻ってしまったのです。



ところで、今回の椎間板ヘルニアは、左側に出ていたそうです。
そのため右後ろ足は手術後早くに立てたけど、左後足は立ちあがるまでに時間が掛かったのです。

ですから、この10月13日までの右後足の症状は、直接、椎間板ヘルニアには関係ないのかもしれません。

でもね、十字靭帯に問題が無いのに歩きが変だったのだから、
「全く関係無いと言い切れないよなー?」
とも思うのです。

結局、この時点では“何とも言えない”という事になっちゃうのです。
全身麻酔をかけなければならないCT撮影を、この時点でしようなんて思わないしね。



そう言えば、この写真↓


画像2


10月15日付のブログ(10月14日深夜に書いたブログ)の画像です。

これ、10月14日の散歩前の出来事なんです。
今思えば、この時も何処か調子悪かったのかもね。



10月14日以降の事は、次回に続きます。