今回の椎間板ヘルニアの治療のために、2つの病院が係わってくれました。
1つは、今まで長年お世話になって来た地元の病院。
そしてもう1つは、CT検査のために行ったのに、緊急を要するためそのまま手術をしてくれた、現在通院している横浜の病院。
その時の経緯はこちらの記事に書いています。→『
検査・手術そして入院』
2つの病院が係わっているため、手術の翌日、地元の病院へ行くとこのような話がありました。
“CT画像などのデーターと共にテラを地元病院へ移し、リハビリ以降を地元病院で診る。”
とか…
“横浜の病院でリハビリを済ませ(退院のこと?)、その後のケアを地元病院でする。”
とか…
要するに“テラをいつ横浜の病院から地元の病院に連れて来るか。”という話だったようです。
私は、手術したての不安定なテラを移動させるなんて考えてもいませんでした。
横浜の病院での手術を覚悟した時点で、少なくとも退院までは横浜の病院にいるものと思っていましたしね。
手術後間も無いテラを、車で長距離わざわざ地元病院まで連れて来ることが、“テラの治療にとってどんなメリットがあるのか”分からなかったのでした。
例えば、“すごーく地元の病院の方がリハビリの技術が優れているから、治りが良いよ。”とか言われれば分かるけどね。
だけど、リハビリはどちらでやっても同じだと言うし…
設備の点で言えば、横浜の病院には底がルームランナーのように動くリハビリ用のプールがあるので、強いて言えばそちらの方が良いかもしれないくらい。
テラにはそのプール、必要無かったけどね。
さらに翌日、海外出張から帰った院長先生とも話をしました。
そこで話されたことは、
“横浜の病院は、たくさんの病院がCT・MRIの検査のために利用している。”
“検査だけを頼む病院もあれば、手術までしてもらい、その後連れて帰る病院もある。”
“ウチは(地元の病院は)検査だけをしてもらい、手術はこちらでやる事になっている。今回は例外。”
ということでした。
ビックリしたのは、手術までを依頼する病院は、手術が終わるのをそこで待って、その日のうちに連れて帰るそうです。
その場合、依頼側の獣医さんが一緒に横浜のその病院まで行くこともあるらしいです。
(獣医さんが付いててくれるならまだ良いか…?)
この話を聞いてなんとなく分かったことは、
“昨日から話されていた話は、本来は検査だけで戻るところを手術まで済んだのだから一日も早く地元の病院に戻ることが前提の話だったんだな。”
ということ。
それなのに私は、手術後はやたら動かさない方が良いと思っているから、話が分からないのでした。
動物病院間のルールなのかもしれないけど、飼い主の感覚とギャップがあって、よく分からん。
当時の私は、
“横浜の病院で手術をしたのだから退院まではそこにいて、リハビリのためにしばらく通うようになるんだろうなー。”
“状態が落ち着いてきたら、地元の病院で面倒診てもらうようになるだろう。”
くらいに考えていたかな?確か。
でも、まだこの時点で手術後2日目ですからね。
テラはまだ立つことも出来ていない頃ですからね。
あまり先のことは想像できなかったな。
それにその当時の私は、犬の椎間板ヘルニアも人間のものと同じに考えていたので、リハビリとは通うものだと思っていたのです。
電気治療とかマッサージとかで毎日のように整形外科に通うでしょ?
人間の場合。
ところが犬の場合は、入院中にリハビリをして歩けるようになってから退院をするというのが基本なのです。
そしてある程度歩けるようになったあとは、自宅で出来るリハビリでさらに良くしていこうということなのです。
それなら尚更、病院がちょっとくらい遠くても問題ないよね。
毎日通わなくて良いのだから。
でも、私、面会に毎日のように通いましたけどね。
よく分からないまま、さらに横浜の病院の獣医さんにも話を聞きました。
他の病院からの依頼ではなく、横浜の病院へ直に治療をしに来た場合の手術後の流れはどうなのかということを。
これは地元の病院でも聞いていたのですが、横浜の病院もほぼ同じでした。
手術後から少しずつマッサージなどで足を動かしていって、2~3週間を目安にリハビリを行い、状態が良ければ退院をするということです。
そんなこんなと、なんだか分からないなりに、いろいろ話をして、結果、決めました。
“横浜の病院を今後テラのかかりつけの病院としてお願いしよう。”…とね。
今回の椎間板ヘルニアの治療だけでなく、今後ずっとお世話になりましょうとね。
一番大きい理由は、検査の後、手術を決めてから手術するまでの迅速さを経験したこと。
そういう体勢がここの病院にはあること。
それは当然CT・MRIという設備があるから。
それになにせ、今後またCT・MRIが必要になった時、初めから横浜の病院にかかっていればあちらこちらと移動しなくて良いしね。
今回のことで、テラは椎間板ヘルニアになりやすいということが分かりました。
ということは今後もなるかもしれないと思っているので、CTの必要性を感じているのです。
当然二度となってほしくないですよ。
でも可能性が高いからね。
“今後のかかりつけ病院は横浜の病院”そう決めた翌日、早速、横浜の獣医さんに
「かかりつけ病院として退院後もお願いします。」
と言いに行ったのでした。
でももしかしたら、ここでも何か動物病院間のルールだか何かがあって“断られたりするのかなー?”と少し思っていました。
だけどね、気持ちよく引き受けてくれましたよ。
よかったわー。
さて、この判断が良かったのかどうなのかは、後にならないと分からないけどね。
とりあえず、現在のテラの状態は、順調に回復しています。