hitorigoto

つれづれに ただ つれづれに つれづれに
 
2010/07/10 19:11:25|その他
はつ夏の  雨降る庭に   しみじみと … 明月院

孤独は、全ての人の心の奥底にある。


辛いから嫌うのじゃなくて闘うものでもなくて よくみつめて仲良くする。


明月院に行く前に立ち寄った 葉祥明絵本美術館の本の中から拾ってきた。


孤独… 


そんな言葉を道連れに…今日の友としよう。


6月の終、娘の学校の個人面談の帰り道だった…。

ひとりぼっちなので孤独にひたる事にした?!


そして穏やかな時間もできた。

…そう考えると 謎が解けてくる



『縁側の 雨降る初夏に 一休み …』



雨降る明月院の丸窓の向こう側の縁側に座り込んだ。


池に広がっては消えていく、いくつもの雨粒が作る小さな波紋。
竹林に更に白い筋を引いては消える雨模様。


小石や苔を濡らして、しっとりと落ち着かせてくれる…。


雨は動物を静止させてしまうようだ…。


孤独と一緒に3、40分 

ただ…雨降る庭を眺めていた。



愛や恋はお金で買えるとは思えない。


孤独を、埋めようとして…安易にお金で買おうとする人もたまにいたりする。


でも…気がするだけで、ホントは埋められてるかどうか、わからない…。


お金は流動してこそ価値があるものだ…?!

仮に穴埋めされたとしてもいつかは剥がれていくものなのだろうし…。

そこをまた穴埋めする事に繰り返しても…疲れるだけだろう。

いつになっても愛や恋心で満たす事も繋ぐ隙間もなくしてしまうだろうから…
更に…寂しくて不安になるかもしれない…。



でも、…本当は孤独を埋める必要も排除する必要もない…♪



と、これも葉祥明の本から戴いてきた続きの言葉。


孤独は愛するもの。
孤独を愛してこそ人を愛せるものなのだ。
と更に続いている。



北鎌倉駅を降りて、傘の花と人の波に紛れて…この庭に落ちる雨にたどり着くのに800円
(入場料500円・丸窓のお茶の間…セルフのお茶と煎餅付き…300円はユニセフに寄附と書いてあった)が、入場料500円から寄附すればいいのに。寄附を強要しちゃう お寺って…?
明月院って言うお庭かな?!


でも理不尽な中でも…
蓮の花の様に泥の中から育つ美しさは生まれるって事もあるので♪
……

そこを狙ったお寺なのだろう。
と思う事にしようか。


孤独に贅沢をして…
贅沢に孤独と連れ添ってもらって…


愛は孤独を愛してこそ…のようだ。


孤独を愛し自分を信じ他人を愛する。


孤独を愛する事が出来ていれば、
せめて無差別殺人なんておきないかも知れないと思う。


すべては孤独から始まるのだから・・・
孤独を愛することからはじめることなのかも。




    ・・・孤独の格言・・・
http://kuroneko22.cool.ne.jp/solitude.htm





     コメント一覧
[ 1 - 20 件 / 4 件中 ]

きっかけ。
MorosawAさん!この度は、突っ込んで戴いてありがとうございます。<m(__)m>(笑)
葉さんの言葉は、きっかけ。『孤独』なんてことは考えた事もなかったんです。。。『無関心は愛の不在』とも言うのでね。(*^_^*)だから、雨も降っていたし 人は多いし ひとりぼっちだし 少し心に余裕もあったし、敢えて考えてみたかったのかもしれないです。
三木清の書物の中に『孤独は山の中にはなく、むしろ街にある』と言うのがありますが・・・
うちの母は一人暮らしなので孤独だけど寂しいと思ったことはないそうです。しかし近所に二世帯で住んでるおばさまは、よく寂しいと言ってるそうです。・・・最初から人に依存してないのと依存できる条件が備わっているのに出来ないと言う違いなのでしょうか?!
MorosawAさんは単独で山を歩くこと自体、すでに孤独を楽しんでいらしゃるのじゃ~ないでしょうか。だから自分では、気づかない程、十~分に、人を愛する条件は備わっているんじゃ~ないんですか!!(●^o^●)

anatagaitiban  (2010/07/13 18:47:56) [コメント削除]

縁側の夢
笑さん! こんにちわ。
孤独は、本来開放的な自由そのものの事だったんでしょうかね~?!
だから、楽しむものでもあるのでしょうね?!・・・きっと。
自由にし過ぎていると ひとりであることに気づき・・・寂しくなったり 不安になったり つまらなくなったり・・・我儘。
我儘者の私にとっては、誰にも邪魔されることなく始終自分勝手にしていることも出来るし、考えるのはどんなことを考えてても非難される事もないので楽しいだけ。
だけど・・・だからこそ ひとと語り合うときは、ひとを大切にしたいと思うし丁寧に関わっていたいと思ったりしています。
お互いの孤独の手土産話を持ち寄って。。。。。

・・縁側・・うちにもないけど、
笑さんちの軒先テントに降る雨音は、たまに氷が解けてグラスを弾く音にまじって、楽しげな夢の音がしてそうですね♪♪♪
笑さんのメルヘン木工の世界!
新作を楽しみにお待ちしていますね!

anatagaitiban  (2010/07/13 17:32:07) [コメント削除]

う~む
anatagaitibanさん、こんばんは。
anatagaitibanさんのブログは普段高尚過ぎてコメントがつけにくいことが多いです(苦笑)。

少年期、青年期の、あのある種心地よい孤独感はもう私には訪れないんじゃないかと最近思っていたりします。

ただこれって、孤独を愛せなくなってしまったようで、それだと(あなたの文章からすると)他人を愛せなくなってしまったようで、ちょっと怖いです。

MorosawA [WEB] (2010/07/11 22:57:17) [コメント削除]

縁側
 「孤独は、全ての人の心の奥底にある。」・・・そうかもしれないが、「孤独」とは何だろう!?・・・難しい!

 それよりも次の言葉に気持ちが癒されます・・・
『縁側の 雨降る初夏に 一休み …』
 田舎の家には『縁側』がある・・・
『縁側』は屋内なのだろうか屋外なのだろうか!?
『縁側』に腰かけていると、その時々の季節が満喫できる・・・気持ちが自然に最も溶け込む場所です・・・
自宅には『縁側』が無いので、軒先にテントを張り、その下に座って、オンザロックを片手に「雨降る初夏」を楽しんでいます!
 これも「孤独」を味わっている一時なんだろう~~~と思います。

C笑/  (2010/07/10 20:48:44) [コメント削除]

[ 1 - 20 件 / 4 件中 ]

     コメントする
タイトル*
コメント*
名前*
MailAddress:
URL:
削除キー:
コメントを削除する時に必要になります
※「*」は必須入力です。