手作りマイコン用組み込みOSの紹介と、丹沢山歩きの記録です。
 
2012/08/21 20:27:15|丹沢の山歩き記録
富士山名所巡り 2012/8/19
「だからぁ、バスを止めてドアを開けてもらえれば、そっと出るからさぁ」、新松田でバスの運ちゃんに言ったら、切符売り場のオバちゃんが乗り込んできた。「須走口までの直行バスなので途中で止められないのです。他のお客さんにも理解してもらっているのです。」
もしかしてとは思っていたが「やっぱり」、今日は初っぱなからつまづいた。

今年の富士登山の締めくくりだ。気になっていた名所を歩くつもりだ。

◆小富士はガスの中
須走口でバスを降りて、まずは小富士に来たが周りはガス。グランドキャニオンに下降しようと思っていた気持ちが急にしぼむ。景色もよく見えないだろうし、降りてから登り返すと1時間半、当初の計画から1時間余分だしな...、結局グランドキャニオンはあきらめる。

◆まぼろしの滝
須走口から登山道がある。当然、水は流れていない。梅雨時で雨が降ったあとくらいしか滝にならないそうだ。少し上流に上がると簡単に横断することができる。この先に道はないが、歩きやすい砂礫の斜面が続く。

   以下、新機能を試して写真を追加してみた。直接HTMLタグを使って書くので実に面倒である。
◆獅子岩の左岸


きっと、獅子に似た大岩でもあるのかと思っていたが、それらしいものは見当たらない。緑に覆われた大きな岩尾根があるだけだ。枝を掴んで登ってみて分かった。ここが獅子岩か、遠くから見ると横たわった獅子に見えるのか。全体に植物に覆われて、尾根の先端と両岸は崖である。獅子の鼻に見えるのかも。

◆荒野を渡る


いくつかの大小の雨裂を越える。ガスの中にそそり立つような大きな雨裂の対岸が現れると、そのあまりの深さに「いったい、どうやって渡ればいいのか」思うが、たいしたことはない。直角に横断するのは無理だが、斜めに上り下りすれば簡単なのだ。

◆幕岩の中段


しまった、時間が余った。グランドキャニオンを見ておけば良かったと後悔するが、もう遅い。幕岩で時間をつぶす。上からの景色と下からの景色が違う。よく観察すると幕岩は2段の滝だった。左岸から中断に登る巻き道があるので中断に上がって見た。上の滝の断崖には溶岩層の下に粘土層が露出している。地層がはっきり見えて面白い。

◆御胎内にある石像


須走口本六号の御胎内がショボイので、ここもそんなものだろうと期待半分でやってきた。洞窟に潜ってみるとローソクが灯っている。信者かボランティアか知らないが、ちゃんとメンテナンスされている。三皇子を抱えられた木花咲耶姫(このはなさくやひめ)だそうな。


時間も体力も余ってしまった。水ヶ塚公園で長い時間バスを待つのもたまらないので、引き返して御殿場口へ降りることにする。1時間早いバスに乗って午後4時のビールとするか。







2012/08/18 16:49:30|丹沢の山歩き記録
瀬戸沢 2012/8/15
今日はにぎやか。M−Kさん、A−Yさん、KAZさんとのコラボで瀬戸沢である。
ここはM−Kさんお気に入りの場所だ。瀬戸沢は去年の冬、大礼(垂井)沢を登った帰りに下降したことがある。小さなナメや樋状の滝があったように覚えている。うん、今日は水ジャブジャブの登りだぞ。

◆瀬戸沢出合までは早戸川を遡行
早戸川の岩はデカイ!
水量が多い。瀬戸沢までのちょっとした通り道というよりまるで今日のメインコース。かなり緊張する。

◆それに比べて、瀬戸沢はかっわい〜ぃ (^o^)
水もほどほど、そして小さな滝、ほとんどが簡単に歩ける。

帰りは瀬戸沢右岸尾根。といっても大礼ノ頭から北北西へ降りるあの支尾根の多い尾根。今まで何度か降りてみようと地形図を眺めるが、「無理だ絶対!」、沢に降りてしまうと躊躇していた。
今日は時間も早いし、大勢だし、何たってベテランのKAZさんがいる。
間違えて沢に降りるのも面白いしぃ (^_^)
....ま、当然、問題なく降りられた。でも、一人でやると間違えるぞ、きっと。







2012/08/18 16:47:49|丹沢の山歩き記録
間子小屋沢 2012/8/13
今日は久々に山の大先輩M−Kさんとのコラボである。「大荒れの3日間でしょう。」との大ハズレ天気予報なんか、かまってられなくなって出かけたのである。
間子小屋沢は2回ほど途中まで下降したことがある。荒沢出合から入るのは初めてだ。「なんと!ずっ〜と、水ジャブコース!」。巻くのに困るような滝は一つもない。安心、安全、お楽しみ遊園地みたいなものである。ゾクゾク感のする場所はまた今度。

◆いい湯だな〜♪

◆おまえもご機嫌だよな〜。

間子小屋沢をいい加減遡行したあたりから尾根に取り付く。これが歩きやすい快適尾根だ。といっても、ヤブが無くてという意味、「ゼィゼィ、ハァハァ」は当然。カバの原トラバース道に合流して榛ノ木丸へ。ここからトレイルランコースのにぎやかなテープの間を造林小屋へ降りる(実はこの尾根は初めて歩く)。今日は初沢と初尾根を一つずつゲットしておっしまい。







2012/08/18 15:22:50|丹沢の山歩き記録
フクと大山散歩 2012/8/11
今日から3日間は大荒れとの天気予報で、遠出がままならぬ。それなら、フクを連れて大山へあせ流しだ。
日向Pからはつづら坂が便利、雷ノ峰尾根から山頂へ登る、表参道を下って二重滝から見晴台へ戻る。これがいつもの大山周回コースである。延べ7km、標高差850mを5時間。昼飯前のなかなか良い運動コースだと思うが。

◆6ヶ月フクは一回り大きくなった。他のハイカーが気になって仕方がない。

◆FMヨコハマの送信塔は土台の建物ができた。10月いっぱいで工事は完了する。







2012/08/05 17:41:29|丹沢の山歩き記録
富士山お中道(その3) 2012/8/4

富士山お中道にはまってしまった。そもそも、ハイキング地図のお中道コースがきっかけで、大沢崩れを見たところから始まる。→ 富士山お中道 2012/7/16
先週、手始めに東側を半周した。→ 富士山お中道(その2)
今日は西側半周だ。ここには、大沢崩れ、不動沢と二つの難所がある。一方、エスケープルートは無いに等しい。天気予報は晴れだが、台風が近づいて不安定、ガスに囲まれ雨になるかも。引き返すことも考えて時間の余裕をとる。富士宮口を6:35に出発する。
ネット情報では、不動沢までは目印があるという、迷って無駄に時間を費やさないことだ。ぼんやりして目印を見落とさないように、「ペンキあり」、「赤テープあり」と、声に出しながら歩く。樹林帯に入ると多くの踏跡がある。見通し範囲に目印が見あたらないと戻って再確認すること数回。迷うことなく、不動沢左岸の通行止め立て札に到着した。その向こうは断崖である。

【写真2】不動沢底のお中道マーク
崖をのぞいても、天の浮橋らしいものが見当たらない。が、足元の岩にペンキマークがあり、すぐ先の木にロープが垂れている。階段状の岩場なので簡単に沢に降りることができた。沢底の岩にもペンキマーク発見、迷っていない、うれしかった。対岸の岩壁は登れないが、踏跡はやや上流の土に覆われた階段状の岩場に向かっている。ここは簡単に尾根に登れた。高度2400m、大沢崩れ左岸を目指して水平に進む。もはやお中道マークはどうでもいい、行くしかない。やがて深い谷に行き着く。ガスで休泊所は見えない。

【写真3】大沢崩れ堰堤直下を横断して振り向く
高度2150mあたりまで尾根を下る。あとで気付いたことだが、大沢左岸沿いに降りないと途中に小さな沢があるので、大沢崩れの工事現場から遠ざかる恐れがある。さらに、草木がじゃまして工事現場は簡単には見えないのである。
そろそろかな思って樹林の間を沢へ進むと下は崖、だがロープがあるので降りるのには困らない、対岸にはしごもが見えるが、工事現場の上流だ。落石にあうのはごめんと思い、堰堤下流へ回り込むために登り返して再び藪歩き。
まもなく、長いロープが垂れた斜面を見つけ、堰堤直下の沢底へ降りた。ガスって堰堤から上の壮大な大沢崩れは見えない、残念だ。対岸のモノレール終点はすぐそこ、無事に大沢崩れを渡った。あとは、休泊所まで急尾根を登るだけだ。振り向いて写真を撮ると、「えっ」下りたロープの少し下流には立派なパイプはしごが尾根から沢底に設置してある。上の方に赤白の測量杭がある、そうか、尾根下降中にあった赤白測量杭をたどれば、あそこに行き着けたのではといまさら気付く。

【写真4】休泊所に着いたぞ
工事現場のアルミはしごをジグザグと登る。覚悟していた300m急登だが、元は登山道かというほど整備されたきれいな尾根と、難所を越したほっとした気持ちとがあって、楽に大沢休泊所到着する。12:30。これで、お中道一周を達成した「バンザイ!」

久しぶりの達成感のある山歩きであった。お中道コースなるもの、東側はひたすら修行の道なので途中でうんざりもした。西側は違う。それも鬼ヶ沢から始まって休泊所までの「樹林帯を迷わないように」、二つの大きな沢を「どうやって越える」の緊張感の連続が楽しい。

今回のコースを歩く決断をするまでには、多くの人たちのネット情報を参考にさせて頂いた。感謝申し上げる。