キャンピングカーでの生活に欠かせないものが電気です。
リアのエアコン・ヒーターに始まり、冷蔵庫・TV・DVD・電子レンジ・照明・水道ポンプ・吸排気ファン・子供のゲーム機や携帯電話・カメラ・ビデオ等の充電、全てのものがサブバッテリーでまかなわれます。
家ではコンセントに繋げれば、いつでも必要なだけ当たり前のように供給されますが、キャンピングカー内では限りのある資源なのです。それも極僅かなのです。
そう考えると、地球も同じですね。極僅かな限りあるものという意味では。
サブバッテリーは通常(コルドバンクスの場合)、105Aの容量のものが1個標準で付いてきます。この容量のバッテリーはどの位の電気を使えるのかといえば、例えば、夏場にエンジンを掛けずに電気冷蔵庫を24時間つけて2日持てばという程度です。
しかし、実際にはエンジンを掛け走行充電したり、太陽光によるソーラー充電されたりとバッテリーを充電してくれる機能もあります。なのでもう少し使用日数というほどの充電量は期待できませんので、使用時間は伸びてくるでしょう。
我が家の場合、一日の電力は以下の予想となります。
(冬から春頃の想定:一番多く消費する季節ですかね)
消費側合計:約107A
・電気冷蔵庫:24Hx2A=48A(夏もっと多い)
・TV等:4Hx4.5A=18A
・照明:4Hx2A=8A
・電子レンジ:0.1Hx80A=8A
・FFヒーター(寒い時期):16Hx1.5A=24A(夏場は不要)
・水道ポンプ:0.2Hx3A=0.6A
・換気扇:0.2Hx2A=0.4
充電側合計:約50A
・走行充電:4Hx8A=32A
・ソーラー充電:6Hx3A=18A
107A(消費)−50A(充電)=57A/dayの消費量となります。
この使い方をした場合、バッテリーは約2日で105Aが空になります。しかし、バッテリーは105Aすべてを使い切ることは出来ず、約4/5の80A(根拠なし)と計算すれば、約1.5日しか持たないのです。
ですから、バッテリーをツインにしたところで3日しか持ちません。
夏休みや冬休みなどの長期キャラバン(10日を想定)を考えると、全然足りない事態となり、キャンピングカーでの生活が快適ではなくなる瞬間が訪れます。
通常、そこで考えるのが発電機の搭載となるわけですが、どうも個人的に発電機を搭載するのは抵抗があります。
理由としては、
1.音がうるさく使用場所が限定されてしまう。(排ガス臭い)
2.メンテナンスが大変。
3.高価である。
4.搭載場所が無い。
等が上げられますが、特に1に関しては周りに対してかなり気を使う必要があります。
この様な理由から搭載はしません。(3もかなりのウエイトを占めますが・・・)
近い将来、小型軽量安価な燃料電池が発売されるのを気長に待ちまます。が現時点で何とか対策をしなければなりません。
キャンピングカーのVANTECさんにも色々相談しましたが良い策は見当たらず、遂に禁断のバッテリーをもう2個追加する決断をしました。
トータルサブバッテリー4個です。全部で80kgです。ソーラーカーでも作るんか?という感じです。
しかし、決めたので実行します。他の色々なHPやブログを見ても追加して4個搭載しているようなものは見当たりませんでしたので、仕方なく自力でやるしかありません。
その2へ続く