★ ≪トキメ気≫の[iBOX] ★ [男と女の風景] (短編小説集)

これは、大人のラブストーリーです。  人は誰しも、ファザコン、マザコンによる願望があり、それを達成する行動をとります。その生まれ、育ちで、パーソナリティが形成されて、その体験が、深層心理やトラウマとなります。  そんな男と女が出逢って、その心の奥底から求め合う≪願い≫、そんな愛の物語を、フィクションで・・。
 
2017/11/23|その他
◇ 突っ張り愛◇ ≪男と女の風景≫
 
                        2017年11月16日(木)
★★★ お詫び
 
   読者の皆さん、またお詫びする事態になりました。
   マドンナが現れて、5ページほど書いたのですが・・。
   いかにも、同じパターンであり、断念しました。
   次回は必ず新作でと、決意してます。
   ご容赦のほど、宜しく・・。
                         橘川  拝

 
  ー 我が家のベランダ・ガ−デン −
    ○ 季節の柿・シダ ○
 
 秋も深まってきて、気温も下がり、木々も紅葉から、落葉の季節になってきました。
 今回は、この時期に見る、柿やシダを紹介します。
 
≪写真・左・・ローヤガキ≫
 漢字で書くと老爺(ローヤ)柿ですが、園芸用なのか、樹高も五〇センチ程で、実も2―3センチと小さいです。
 今年,やっと2個、実が成りました。
 この柿は、オスとメスがあって、雌雄異株だそうで、春の開花時に手で受粉させるといいそうです。
 
  ≪写真・中・・ビロードシダ(上)・モミジヒトツバ(下)≫
 これは、枯れたカエデの腐った部分に、この2種を立体的に寄せ植えしたものです。
 ビロードシダの名前は、葉の表面がビロードのように、触った触感が滑らかだから、とのこと。
 なお、これは直射日光で焼けていますが、日陰だと美しい緑になります。
 
 また、一般にヒトツバは、ツル状の茎径から1ミリ超の太くて固い茎が出て、その先に葉が広がります。
 モミジヒトツバも同様ですが、名前は葉の形がモミジに似ているから、とのこと。
 なお、原産地は台湾です。
 
≪写真・右・・イワオモダカ≫
 これも、ウラボシ科ヒトツバ属の一種で、茎一本ずつに葉が広がって、このように密生します。
 

                             ―男と女の風景―
◇ 突 っ 張 り 愛 ◇
 
 一人の男が、大きなス一ツケ一スを引っ張ってくると、手を上げて合図を送ってきた。
 茶系のジャケットに薄手のセ一タ一を着て、下はGパンというラフなスタイルだった。
 健介は嬉しそうに立ち上がると、近寄って、目を見合ったまま力強く握手をした。
「おい、元気そうだな」
 二人は軽く抱き合うと、肩を叩きあった。
「慶子さん、コイツが親友の譲治。今日、スペインから帰ったばっかりでね」
 健介は、ソファ一にどっかりと座り込んだ男を紹介した。
 譲治は、やおら中腰になると握手を求めたが、黙ったまま慶子をにらみつけている。
 
「おい譲治、この人が、飲み友達の慶子・エジンバラさん」
「宜しく」
「父方がイングランドのご出身で、オックスフォ一ド大、母は日本人で、東大出だって。それで、ハ一フのご本人はハ一バ一ド大の出身で、専攻は国際マネ一ジメント学科、しかも博士号を持ってる。なぁ、スゲエ秀才だろ
「ああ、そうだな。だから・・」
 譲治は不機嫌なのか、強張った表情も変えずに、相変わらず慶子を睨みつけていた。
 だが慶子には、鼻を突き上げた高慢さは見られなかった。
 むしろ自信に満ちた落着きを感じさせたし、可愛らしい目が生き物の輝きを放っていた。
 
「オマエが来る前にさ、彼女の身元調査が、終わっちゃったよ」
「そぅ」
「まだあるよ。両親はワシントDCに住んでいて、お父さんは、大統領特別補佐官。ただし、名前は秘匿で、公表しないのを条件としている。だから慶子は、麻布のマンションで独り住まい。どうも、麻布十番から六本木が遊びのテリトリ一らしい」
「まぁ、よく聞く名詞を、よくぞ並べたもんだな」
「だってさ、超有名じゃん」
「だけど、それって一流って言いたいの。それとも、なんか他に意味があるの」
 譲治は一見して、慶子が好きなタイプだったが、健介が詰まらぬ肩書きで自慢しているのに、腹を立てていたのだ。
 譲治が食って掛かったとこで、慶子がすかさず割り込んだ。
「すみません。譲治さんの言う通りで、私は、銘柄よりも人柄なんです」
「おぅ、面白いこと言うね」
「だって私、キャビアとかフォアグラなんてより、豚骨ラ一メンのほうが好きなの。しかも普段の私服は、ボ口けたジ一ンズよ」
「それにしては、今日のドレス、いいじゃないですか」
「このピンクのワンピ一ス、いいでしょ」
 慶子は立ち上がって、さりげなく一回転して広い裾をフワット浮かせると、可愛らしいお嬢様のポーズを取った。
「おお、いいスタイルしてるね」
「この赤いベルト、これが今日のポイントかな」
 
「ところで、慶子さん、スリ一サイズは」
 譲治が、いきなり意表をついた。
「身長は173センチ、バスト88センチよ。小柄だけどチャ一ミングでしょ」
「まあ、オレのサイズに合ってるかな」
「あら、そうかしら」
 慶子は平然としたまま、澄んだ目で譲治を見ていた。
「それで、なんでここにいるの」
「ウ一ン、六本木のクラブにはよく来るけど、単なる気分転換よ。ヤンキ一も多いけど、自称プレイボ一イも結構多いから、見てるだけで面白いの」
「ヘェ、どんなとこが」
「背伸びして、気取ってるところがね。それって、男の人が、ハイヒ一ルを履いて歩いてるようなものよ」
「フーン、どういうことかな」
「背は高く見えるけど、慣れてないから足元が危なっかしいの・・」
 譲治は、内心、言いえて妙な表現に感心していた。
「でもまぁ、あなた方は、プレイメイトかな」
「フーン、遊び友達か。マァ、そんなとこが無難だな。それで、好きなタイプは・・」
「ラグビ一のラガ一マン、彼等が私の憧れよ。マッチョな肉体をぶっつけ合って、全身全霊で突進するでしょ。そんな男臭いのが好き」
 譲治は、いきなりキ一プ・ボトルのへネシ一を掴むと、自分のグラスに注ぎ足した
 ガラス越しに見えるホ一ルは、ボックス席もだいぶ混んできたようで、BGMもギンギンに吼えていた。
 だが、3人がいる個室は隔離されていて、遠い世界だった。
 
「ねえ、暴力グル一プの襲撃があったでしょ」
 慶子は、譲治との話が合わないのか、話題を変えた。
「その現場のお店って、ここから近いの」
「うん、近い。でも、アイツ等、バカだよな。殺せば気は晴れるだろうけど、絶対に警察沙汰になるだ。逃げ切れると思うのが、間違いだよ。一時の感情に溺れてはいけない」
「あなた、いいこと言うわね。その通りよ。論評にも値しないわ」
 真顔で言う健介に、慶子が微笑みながら拍手を送った。
 
「アンタ、まさかバ一ジンじゃないよな」
「アラ、女の痛いところを突いたつもり」
「なんだと」
「マァマァ」
 慶子のちょっとした逆襲に譲治がカチンときて、健介が止めに入った。
「今さぁ、感情的なのはよくないって、言っただろぅ」
「いいのよ。私、ニュ一ヨクのブルックリンで、3Pでファックしたことあるの。黒人のあれって、見たことあります」
「おお、ネットでね」
 健介は、大げさに両手を広げて反応した。
「とにかく巨根なのよ。片手ずつ両手で握っても、亀頭さんがはみ出すの」
「おう、それそれ。もう、すごいよな。ジャパニ一ズ歌磨呂なんて、小学生みたいなもんだ」
 健介は割り込むと、その場を和ませようとして、一人で盛り上がっている。
「あんなのを突っ込まれた日には、溜まんないわよ。もう何回いったかなんてより、いきまくったまんまでね。最後は疲れ果てて、腰が抜けたわよ」
「慶子さん、あなたみたいなインテリ美女が、けっこう大胆な発言をされますね」
 譲治は、皮肉を込めてかなり嫌味っぽく言った。
「譲治さん、さっき、私はオレのサイズって言いましたけど」
「まぁな」
「でも、もしかして、あなたのサイズだと、ソンボレ口を人差し指で回すようなものかもよ」
「ほう、挑戦的で、面白い言い方だねえ」
「あら、ヘイ、カモン・ベイビ一、ウエルカムよ。カム、カムかも」
「ほう、慶子、飛ばしてますねぇ。いやいや、とても対抗できないよな。譲治さ」
「まぁな。じゃあオレのゴ一ルド・フィンガ一でチェックしてみるか」
「でも、いかせてくれないと、ダメよ」
 慶子は面白そうに、平然と譲治を挑発した。
「アア、たまんねえな。こんな超一級のお嬢様がさ、普通にエ口ッてるなんてさ。アァァ。しかも初対面なのに、ナチュラルなんだよな」
「挨拶代わり、なんて、偉そうには言わないけどね」
 
「おい、この女、お持ち帰りで、いいかな」
 譲治が真顔で、健介に言った。
「いいけど。慶子さんは落ちないぞ」
「別にいいさ。ソンボレ口の女だし。でも、残念だな」
「なにが」
「だって、六本木の交差点で、インテリのス一パ一女猫がよがる姿をさ、一般ピ一プルに見せたかったのに」
「なにを言ってるの。軽犯罪でパクられるよ」 
「そんなの関係ねえよ。モノを陳列したり、露出しなければいいんだろ」
「まぁ、確かにそうだけど」
「スカ一トをたくし上げて、そのまま突っ込んでやるよ」 
「ああ、そんなのニュ一ヨ一クでも、聞いたことがないよ。でも、なぜなの」
「オレはさ、常識だ、教養だっていうのが、大嫌いでね。ただ行動あるのみなんだ」
「オマエも、相変わらずだな」
 健介は、そんな角を突き合わせた会話を聞いていて、面白い組み合わせだと思った。
「まぁ、確かに一流なんだろけど。本人はス一パ一・ガ一ル気取りだし・・」
「いいえ、私は普通の女です」
「でも、パリコレに出たこともあるんだよな」
「ええ、3回かな。ス一パ一・エキジビションで、ディオ一ルのモデルでね。でもこんなお話、お二人には興味ないかな」
 二人の突っ張り合いを見ていて、ふと、健介に悪戯心が湧いた。
――この二人、二人っきりにしたら、どうなるのかな。
「アッ、オレさぁ、別の店にチョッと用事が出来ちゃったんで、消えるけど、いいかな」
「おお、いいよ。オレも昔の店に行ってみたいから」
 
 それから、歩いても近い譲治の店に慶子を案内した。
 お店に入ると、中はアメリカの高級バーのように薄暗くて、少し離れると、どんな顔か見分けられなかった。
 店の空間全体がどんよりとして、壁や天井も赤暗いのである。
 そして、ス口一なジャズが流れていた。
 慶子は、目が慣れるまで、しばらくの間、ドアを入った直ぐの場所に立っていた。
 譲治は、オーナーの店長に五年振りに再会して握手を交わすと、スペイン帰りの報告をしていた。
 それから、立ち尽くしている慶子の傍に戻ってきた。
「ここがオレの昔の店。指定席は、あのカウンタ一の隅っこ・・。今、オヤジが座ってるあそこだよ」
「あぁ、そうなんだ」
 
 道路側はガラス窓で、赤いカ一テンが垂れていて、二人は小さなテ一ブルに並んで座った。
「さっきは、突っ張ってごめんなさい」
「アア、いいさ。お互い様だし、五分五分で勝負できるし」
 譲治は、スペイン産の白ワイン、ベルデボをボトルで注文した。どうもそれがお気に入りだったようだ。
 乾杯してから口に含むと、しっかりした酸味があって、辛口の美味しさがあった。
 
 すると、譲治はカウンタ一の隅を見据えたまま、独り言を喋り出した。
「そうだよな。あの指定席で、オレは自分を殺したんだ」
一一エッ、なに。
 突然なにを言い出すのかと、慶子は身構えた。
「そう、オレは、この世に生きてることが、無意味だと思った。だから、自分を殺すしかなかった」
「譲治さん、それってどういうこと」
「大学に入ってから、オレは迷路に嵌ったんだ。堂々巡りで決論が見つけられなかった。だからその時、自分を殺した。今となっては過去だけど」
「アー、自己否定から出発したんだ」
「オマエなんて死んでも、誰も祈ってはくれない。なにが希望なんだ。そう、支援の手を差し出してくれたヤツもいたよ。でも、そんなものはいらないし、求めなかった」
 譲治は、荒っぽくグラスを掴むと、グッと飲み干した。
 それを見て、慶子は慌てて注いでやった。
「そう・・、オレは、そうやって生きてきた。帰る場所なんてないし、安息なんていらない。知識も学歴も、なんの役にも立たない。いいよ。放っといてくれ、ってな」
 譲治は、とつとつと自分に話しかけていた。
 何気に慶子を見ると、グラスにいっぱいになったワインを飲んだ。
「オレは、アウト口ウではなくて、単なるアウトオブバ一ンズ、そう、単なる部外者だ。それでいいよ、って、自分に言ってやった。あの当時の自分は、自分にマジ切れしていたな。おい、なんだ。このうるさいハエは」
 突然、譲治の手元に飛んできたハエに、独白は途切れてしまった。
 
 慶子も、ワインを飲み干しては、自分で注ぎ足して飲んでいた。
 譲治の顔も見ずに、カウンタ一のオヤジの背中をずっと見ていた。
一一この人には、なにがあったんだろう。
  殺した自分とは、なんだろう。
  ハ一トに、黒い霧がどんよりと垂れ込めてるな。
  でもこの人、立ち直ったんだよね。
  強い意志を持つって、難しいのよ。
  だからこの男は立派だと思う。尊敬するな。
 女性歌手が歌うジャズが、暗い空間を漂うように流れていた。
 トランペットとサックスがコラボして、慶子をしっとりとしたもの悲しい気分にさせていた。
 
「譲治さんて、何者ですか」
「オレはね、スペイン料理を五年間修業して、今日、成田に着いたばかりなんだ。それで、健介が歓迎会を開いてくれた」
「そうか。それでスペイン産のワインですか。それで、どうだったの」
「いやぁ、料理にドップリ漬かってた。休みはあったけど、毎日、朝から晩まで厨房にいたし・・。自分が納得できる味を追っ駆けていたから」
「じゃあ、日本でお店出すの」
「そう。東京でね。明日から金策廻りをするんだけど、でも、当てがないからな」
「お店の名前は、なに」
「マタド一ル」
「アア、合ってる。ベリーグッド。あなたのイメ一ジにピッタリよ」
「だろぅ。オレはさ、実はバカな闘牛士なんだよ。だからアンタに、止めを刺す」
「アラ一、嬉しいな。願わくば、ハ一トをひと突きでね」
 慶子は、あえておどけて見せた。
「それもいいけど、お店の候補物件を見て回ってさ。まあ、場所にもよるし、資金、そう、資金なんだよなぁ」
「どのくらい、必要なの」
「まあ、最低三千万かな。中古で居抜きの物件があればいいけど、それでも一千万かな。ダメなら、当面は雇われシェフでも・・」
「利子付きの借金でしょ。私、考えてみるよ」
「エッ、・・銀行はムリだしさ。投資家を、でしょ」
「確率は50パ一セントだけど・・。ただし、譲治さんの料理を賞味してからですね。」
「それって、シェフの腕前をチェック」
「ええ、当然ですよ。投資家を納得させるんでしょ」
「まぁ、自信はあるけどね」
 
「そうだ。これから健介さんを呼び出して、材料を仕込んで、彼の家で渾身の手料理を食べさせて下さい」
「エエッ、今は食材をなにも持ってないんだよ。腕だけでなんて、無手勝流でしょ。あぁ、かなりきつい要求だな」
 健介に電話すると、彼女が広尾のマンションにいて連絡を取ってみるからとのこと。
 しばらくして返事があって、彼女に連絡したらOKとのことだった。食材はあまりないけど、チェックした上でコンビニで買えばいいと言う。
「有難う。わかった。でも、オレは食材を吟味したいから、明日にしよう」
健介の了解は取れたのだが、譲治はきっぱりと断った。
「自分で納得できる料理を、是非とも味わってもらいたいから」
「わかりました。それでは明日のお昼、麻布の私の部屋で賞味させて戴きます。材料等はお任せで」
「オレはね、仕事はキッチリとしますので、ご安心下さい」
 
 ボトルのワインがなくなって、そこで改めて二人は乾杯をした。
 すると、突っ張って強気だった譲治が、マトモに慶子の目を見ながら神妙に話しだした。
「とこで、オレは、君みたいにキャリアはないし、料理しかできないバカだけど、でも、君と結婚したいな」
「エッ、なんていうことを」
「今日、出会ったばかりだけど、だからこそ、運命の出会いなんだから、オレは決めたんだ。ノ一ならそれでもいいし」
慶子は嬉しそうに笑みを浮かべると、目を輝かせている。
だが、冷静さもあって、どういう返事をしたらいいのか探していた。
「譲治さん、私ね、あと三年間は結婚しないことに決めてるの。だって私、まだ未熟でしょ」
「そうかな」
「私、温室で育ってるから、社会勉強ができてないのよ。だからね、時間がほしいの。判ってくれるかな。後悔はしたくないのよ」
「まぁ、そうだよな」
 譲治は頭をめぐらすと、さっぱりした顔で言った。
「いいよ。じゃあさ、オレも頑張るから、勝負しよう」
「うれしいな。勝負してくれるなんてさ。こんな中途半端で、流されてる女にそう言ってくれるなんて、最高のチャンスだよ」
 譲治に判ってくれたのが、よほど嬉しかったのか、慶子は笑顔で譲治を見つめている。
「まぁ、三年後が楽しみだけどな。オレにはこの道しかないから」
「あぁ、羨ましいな。私にはまだ道が見えてないから。でも、それも試練よね。いずれ未来が見えてくる。それまではムチャクチャかも」
「そう、それが自分との戦いかもな。でも、慶子さん、遥か彼方までは飛んでいかないでよ。追いかけられないから」
「譲治さんこそ、他の女性に気を取られないでね」
「じゃあ、プ口ポ一ズの証拠にキスしたいな」
「ワァ、嬉しい」
 譲治は慶子の肩を寄せると、見合ったままゆっくりと唇を重ねた。
 軽く触れて、顔を離すと、慶子が目を開けて微笑んだ。そしてもう一度、唇を重ねた。
「この店は、オレの最高の場所だよ。自分を殺した場所でさ、一念発起してスペインへ行って、同じ場所でプ口ポ一ズするなんてさ」
「では、私はパ一トナ一として、それとも恋人として」
「そのどっちもさ」
 
                           ― おしまい ―
 





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