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CATEGORY:ひらつかを歩こう(ウォーキングの一言)

2016/4

□ウォーキングの一言

 今回は、ウォーキングを行うにあたって、どのくらいの速さで、かつ、どのくらいの時間を歩くとよいかを改めて考えてみました。

 「未病を治す」という観点から、最近TVなどで「一日10000歩は多すぎる」と言う論調が目立ってきました。確かにその説明を聞くと成程というところもあります。但し、万遍と歩くのではなく、ややきつい状態で歩くことが味噌なんですが。また、病気予防に対して、病気の種類によってその歩数が違っており、それをオーバーした場合の効能に関しては触れてはいませんでした。

 また、歩く時間に関しては、目覚めた直ぐの早朝より、体の体温が一番高くなる夕方がお勧めらしいです。目覚めてすぐの場合、血液が濃くなっており、血栓ができやすい状態になっているため、注意が必要とのことです。

 

 そこで二つの観点から、「どのくらいの速さでどのくらいの時間を歩けば効率的なのか」を調べてみることにしました。

 皆さんも是非参考にしていただき、有意義なウォーキングを楽しんで頂きたいと思います。

 

 初めに「フィットネス ビギナーズ ノート」から紹介したいと思います。

 このノートは、ウォーキングの基礎知識としてご理解いただければと思います。

●服装

 もちろん運動しやすい服装がおすすめです。トレーニングウェアー等を着用すると、いかにも運動をするという気持ちになります。また、汗を拭くためのタオルは忘れずに準備しましょう。ジーパンなどはあまりよくありません。汗をかいた場合、関節の動きを妨げる恐れがあります。

 シューズはできるならばウォーキングシューズが良いと思います。夏場に限らず、強い日差しを避けるためには、帽子も必需品です。

●ウォーミングアップ

 ウォーキングを行う前には、軽く歩いて体を温めてからストレッチを行いましょう。ストレッチで、筋肉を伸ばし、血行を良くすることで怪我の防止になります。

 但し、いきなりストレッチを行うことは、筋や腱などを痛めてしまう恐れもあります。

(私どものイベントにおいては、出発前にストレッチを行っていますが、痛みを感じるほど筋や腱を延ばすのではなく、気持ちの良いところでストップするのが肝心です。)

●水分補給

 前々から水分補給の大切さを記載していますが、ウォーキングの前に必ず水分補給を行いましょう。たくさんの水分を補給する必要はありませんが、100150cc位は補給する必要があります。また、ウォーキング中にも水分補給が必要ですので、水筒等を持ち歩き、こまめに水分補給をすることをお勧めします。

( スポーツドリンクを活用する場合、市販のものは、糖分、塩分共に多めですので、水で半分くらいに薄めて持ち歩きましょう。)

 喉が渇いたと感じる時点においては、すでに水分不足となっていますので、注意が必要です。

●歩数計

 歩数計は、必需品ではありませんが、どの位歩いたか、消費カロリーはどのくらいなのか等を知るには手ごろな機器です。また、歩数などを記録することは、ウォーキングのモチベーションを維持する上においても、有効なのではないでしょうか。

●強度

 ウォーキングをしながらおしゃべりができる程度の運動強度が必要ですが、汗もうっすらかく位の強度で歩きましょう。

 当然強度は低ければ、おしゃべりができますので、おしゃべりができなくなるちょっと手前が、ベストな強度と言えます。

 この状態で、分速100メートルくらいに達すると運動効果も上がってくると思います。

●歩き方

 歩幅は通常歩く場合より少し広めで、かつ、少し速足で歩きましょう。少し広めの歩幅と書きましたが、身長の半分程度かやや広めが良いかと思います。

●時間・頻度

 多く歩く方でも週に45日として、休養日を設けましょう。逆に、忙しい方でしたら、週に一日でもよいので、効率的なウォーキングを行いましょう。

 一回のウォーキング時間は、20分~30分以上を心がけましょう。有酸素運動は、20分以上から効率よく脂質をエネルギーとして消費することが知られています。

●時間帯

 食後2時間から3時間後位が良いといわれています。

 空腹時は、血糖値が下がっているため、めまいなどを起こしやすい状態となります。

 運動することによって、筋肉に大量の血液を送る必要がありますが、食後すぐの場合、消化器系の臓器に血液が流れにくくなり、食べ物が消化されにくくなります。

 また、夏場などの暑い時期は、日中の陽ざしの強い時間帯避けてウォーキングを行いましょう。

●コース

 極力信号機が少なく、交通量も少ない安全なコースでウォーキングを行いましょう。マンネリ化を防ぐためには、時々コースを変えるとともに、景色の良いところ、興味のあるところを選ぶとよいと思います。

 また、ウォーキングに慣れないうちは、平坦なコースをチョイスし、慣れてきたら、筋力強化のためにも多少のアップダウンのあるコールを選ぶとよいと思います。

●クーリングダウン

 ウォーキングの最後は、少しづつスピードを落とし、ゆっくり歩きに変えてゆきましょう。その後ストレッチを行い、筋肉をもみほぐして、柔らかくするとともに、下半身にたまっている血液を心臓に戻すような、マッサージを行うとよいと思います。

 クーリングダウンは、疲れを翌日の残さないため、かつ、筋肉痛(筋肉疲労)を和らげる効果があります。

 

 以上がウォーキングの基礎知識ですが、服装一つとっても、夏の服装と、冬の服装では異なってくることはお分かりと思います。また、補足説明を()内に記載していますので、参考にしていただけたらと思います。

 

 「糖尿病ネットワーク」にも運動強度がどの位が効率的かが記載されていますので紹介したいと思います。

 糖尿病の基本治療として、食事療法とともに、運動療法は、車の両輪にたとえられるほど重要視されています。ヘモグラミンA1cが高くなり、医者にかかった経験のある方は、身に覚えがあると思いますが、「どれくらいの強度の運動をどのくらい行えば効率的なのか」を疑問に持つ人が多くいます。そのための指針として、以下に記載する情報がホームページに公開されています。当然のことながら予防にも効果的ですので記載してみたいと思います。

●どうして運動が必要なのか

 日本人における糖尿病患者の90%は、2型糖尿病といわれ、遺伝的な要因に加えて、食べ過ぎや運動不足等の悪い生活習慣の積み重ねにが主な原因となっています。このため意識して体を動かすことが大切となり、食後に運動を行うことにより、次のような効果が期待でします。

 

運動の急性効果

 運動は、血液中のぶどう糖をエネルギーとして消費し、血糖値を下げる効果があります。特に、速食後の運動は、食事による急激な血糖値の上昇を抑え、また、速やかな低下につながるため、より効果的と言えます。

 (先に、運動(ウォーキング)は、食後直ぐにはやめた方が良い旨の記載をしています。したがって、糖尿病の治療として食後すぐに運動を行う場合、食事の量を含めて、運動療法の処方箋を医者に出してもらう必要があり、この処方箋に従った運動が必要となります)

 

運動の慢性効果(トレーニング効果)

 数ヶ月間トレーニングを続けていると、運動を継続することにより、筋力が付き、基礎代謝が高まるとともに、インスリンの効きが良くなるため、血糖が上がりにくく、血糖コントロールの改善に役立ちます。

 

その他の効果

 私どもの場合、糖尿病の治療というより、以下の運動効果を期待したウォーキングということになり、結果としてQOL(生活の質)が向上してきます。

 ・エネルギー消費量がアップし、減量効果が得られる。

 ・高血圧や心身代謝異常が改善する。

 ・体力がアップする

 ・心肺機能が向上する

 ・ストレスや睡眠不足の解消

 

●運動療法を始める前に注意したいこと

 運動療法は、糖尿病の改善に重要な役割を果たす治療法ですが、正しく行わないと十分な効果を得ることができないだけでなく、糖尿病の症状の悪化、合併症を誘発、悪化させる場合があります。したがって、先にも書きましたが、運動を開始するにあたっては、事前にお医者さんに相談し、指導を受ける(運動処方箋をもらう)必要があります。医師は、メディカルチェックによって、運動の質、量などを判断し、注意する点などを明らかにしてくれます。特に次のような症状のある方は、運動禁止や、制限がありますので、必ずお医者さんに相談してから運動を行うようにしましょう。

 ・進行した目の合併症がある場合

 ・腎機能が低下している人

 ・神経の合併症や、手や足に痛み、しびれのあるひと

 ・血糖値が著しく高く、血糖コントロールが極端に悪い人

 ・足の病気(潰瘍や壊疽)がある人

 ・狭心症や心筋梗塞などの心臓病がある人

 ・著しく血圧の高い人

 ・膝や腰などの関節に痛みのあるひと

 ・インフルエンザや肺炎などの病気にかかっている人

 いずれにしても何かしらの病気のある方は、お医者様との相談を行い、運動療法(ウォーキング)を行う必要があります。

 

●運動の種類と強度

 運動には、有酸素運動と、レジスタンス運動(筋力トレーニング)がありますが、この二つを組み合わせることがより有効な運動となりますが、今回は、ウォーキングに主眼を置いて記載します。

 ・週に3日以上/合計150分以上を行う。また、なるべく3日以上明けないようにする。

 ・110分から30分程度とする。体力のある方でも、1回の運動時間は60分程度を限度とする。1日の運動量としては、歩数で約10000歩、消費エネルギーとしては、160から240Kcal程度が妥当。

 それでは、ウォーキングにより200Kcalを消費するためには、どのくらいの時間が適しているかといえば、以下のようになります。

 ・普通歩行(平地、67m/分)約32

 ・速歩(平地、95100m/)24

 ・かなりの速歩(平地、107m/分)約19

ということになります。また、運動の強さはどれくらいがいいかといえば、個人差により大きく異なってきますので、自分に合った強さを理解することが大切なります。

 すなわち、運動強度が弱すぎると運動効果は上がらず、逆に運動強度が強すぎると心臓に大きな負担がかかり、危険を伴ってきます。

 特に、レジスタンス運動を行う場合、息を止めて強い負荷を与えると、急激に血圧上昇が起こりますので、息を止めずに行うようにしましょう。

 それでは自分に合った運動強度をどの様にして理解するかというと、大まかな目安としては、心拍数を図ることにより把握することができます。

 ・59歳以下 120/

 ・60歳以上 100/

 

☆目標心拍数について

 前にもこの欄で記載していますが、カルボーネン法による目標心拍数(運動強度)の把握があります。

 目標心拍数=(220-年齢-安静時心拍数)*目標運動強度(%)+安静時心拍数

で求めることができます。この場合、目標運動強度は、0.40.7が妥当な値となります。

 安静時心拍数が60であり、年齢65歳の方を例にして計算すると次のようになります。

 目標心拍数=(220-65-60)0.4~0.7+60=98127

 したがって、あまり運動していない方の場合は1分間の脈拍数が100位であり、常に運動を行っている方の場合は、130以下位ということになります。

 安静時心拍数が分からない場合、勘弁式として、安静時心拍数を0として計算し、その時の目標運動強度は、0.60.75位で計算するとよいと思います。一度、ご自分の運動強度を計算し、把握しておくとよいと思います。

 

●運動を行うときの注意

 運動は、食後20分から2時間にかけて行うと、食後の高血糖を防止することになり効果的ですが、難しい場合には自分のライフスタイルに合わせて行うとよいと思います。

 a けがや事故防止のため、運動の前後には、ストレッチを行いましょう。

 b 運動前や運動中、運動後には、十分な水分補給を行いましょう。

 c 運動による低血糖の防止対策として、飴等を持ち歩きましょう。

 d 運動に適した服装、靴を用意しましょう。

 e 以下の場合は運動をしないようにしましょう。

   ・天候が悪い時や、暑さ、寒さが厳しい時

   ・体調が悪い時

   ・血圧が普段よりも高い時

   ・脈が途切れたり不整脈があるとき

   ・筋肉痛や、膝、腰等の関節に痛みや違和感があるとき

   ・血糖コントロールが悪い時

 f 次の時間帯はなるべく運動は避けまょう。

   ・空腹時

   ・早朝(起きぬけ) 朝食前

   ・深夜

   ・極端に気温の高い時間帯、低い時間帯

 

 「フィットネス ビギナーズ ノート」および糖尿病における運動療法の面から記載してみましたが、皆さんのウォーキングは、安全に行なっているのでしょうか。私なりにイベントに合わせてまとめてみると、次のようになるかと思います。

 ・朝食は必ず取りましょう。

 ・体調が少しでも悪い時は、ウォーキングはやめましょう。

 ・運動しやすい服装で参加し、帽子は必ずかぶるようにしましょう。

 ・集合場所には、少し早く着き、ストレッチを開始する前に周囲を散歩し、体を温めましょう。

 ・出発前に水分補給をしましょう。

 ・ウォーキングを開始したら、運動強度に注意しましょう。

  団体歩行の場合、列の先頭と最後では、運動強度が異なってきますので、自分にあった場所でのウォークをしましょう。少しきつめで歩けて、かつ、話ができるくらいを目安にしましょう。

 ・ウォーキング中も15分から20分くらいを目安の水分補給を行いましょう。

 ・昼食後20分位はゆったりしましょう。

 ・再出発の前に軽くストレッチをしましょう。

 ・ゴール到着時は、簡単でよいのでクールダウンストレッチを行いましょう。

 如何でしょうか。

 今回は、ウォークの姿勢については記載していませんが、悪い姿勢でウォーキングを続けると体幹が曲がってきますので、合わせて注意し、楽しく、効果的なウォーキングを行いましょう。







2016年3月 姫路城から大阪城100キロW

ウォーキングの一言

たまには長距離ウォークを

 久しぶりに体力測定のつもりで100Kmウォークに挑戦してみました。

 結論から言えば途中で断念し、50キロのIVVをもらってのリタイヤです。

 

 212日の金曜日。今日一日休みでしたので、ゆっくり行こうと830の電車に乗り、とりあえず目的地の姫路に向かいました。

 828平塚にて熱海行きに乗車。

 937熱海より島田行に乗車

 1130島田にて浜松行きに乗車

 1220島田から豊橋行きに乗車

 1330豊橋から快速の大垣行きに乗車

 1441大垣にて米原行きに乗車

 1518米原にて新快速播州赤穂行に乗車

 1747姫路到着

 9時間半近くの長い電車道中でしたが、最近話題の週刊文春を読み、デジタル文庫一冊を読み、景色を眺め、ウトウトしているうちに目的地に到着しました。

 駅を出ると広い道路の向こうはライトアップされたお城が見えます。駅から一直線の位置にお城があり、思わず夜のお城でもと思ったのですが、ろくな昼食を食べていなかったため、とにかく腹ごしらえをと思い、夜のお城はあきらめました。

 ホテルにチェックインして早々に夕食のために居酒屋へ。「ひねポン」なるものがあるため注文。ひねた鳥を焼いてあり、ポン酢しょうゆで食べる焼き鳥。歯ごたえがあり美味しいじゃんケ。

 連れが来るまでホテルで一休みと思い再びホテルへ

 遅れて到着した友人と合流して再び夜の街へ。別の居酒屋で焼き鳥を。ここにも「ひねポン」があった。よく見るとこの辺焼き鳥屋だらけ。どこの店の看板にも「ひねポン」の文字。姫路は焼き鳥と「ひねポン」の街なのか。

 もう一軒行こうということになり、今度はワインバーに。手頃なワインを注文すると、大きなボトルが出てきて、飲んだ分だけ後で請求するとのこと。エスカルゴ等を食べ、ワインをしこたま飲んでこの日は終了。

 昔若かりし頃、新宿のコンパ(こんな言葉が今あるかどうか知らないが)で同じようなシステムがあったのを思い出しました。もっともアルコールはウイスキーでしたが。

 このシステムはいいんですが、合計値段がわからないため、どうしても飲みすぎるのが玉にキズです。

 

 13日。朝食を食べて姫路城に。昨夜の夜行バスで現地入りした仲間と合流し、4名にて白く塗りなおした姫路城をゆっくりと見物。門を入ると小学生のマラソン大会の真っ最中。大勢の観客の合間を縫って天守閣に。

 どこのお城も天守閣を中心とした建物しか残っていないのにここは西の丸まで残っており、壮大なお城の風景。白壁の下の方は塗りなおしたばかりだというのに、早くも黒カビがちらほら。

 それにしても立派なお城に目をみはるばかり。

 1030受付の開始時刻です。お城見物は終わりにして受付場所に。

 受付を終了しても残りの三名の姿は見えないままに、出発の準備を行っているうちに合流

 1200が出発時刻です。この頃雨がちらほら振り出し、慌ててカッパの用意を行い出発。

 

 参加者約400名は、先導に誘導されてまずは姫路市内を約一時間のウォーク。その後国道2号線に。私と友人B氏の二人旅です。あとの仲間はそれぞれに大阪城に向かっています。

 このころになると雨も一段と激しくなり、早くも靴の中に浸透してくる始末。雨は嫌だ。

 昼食もとらずに出発したため、お腹はすくは、相変わらず雨は降るは。そうこうしているうちに曽根駅前に到着。駅前のコンビニに入り、だいぶ遅れた昼食を購入し、店の前でおなかに入れて再出発。

 

 少し長めの合羽を着ているため、ズボンに入れた地図を取り出すこともできず、というより、雨が入るのと、汗でズボンも濡れ、当然地図も濡れ取り出してみることもできず。

 何処を歩いているかよくわからないうちに夜のとばりが。周りの景色がよく見えないため、ただただ一目散に歩くだけです。100キロを歩くと必ずナイトウォークとなりますが、景色の見えないウォークはあまり楽しくないのは私だけでしょうか。おまけに雨が降っているし。

 個人的には同じ24時間ならば、朝6時頃から二日間歩いたほうが楽しいのではないかと思うのですが。主催者としては連続して歩かせた方が宿泊場所の世話などを行わなくてよいため、楽なことはわかりますが。もっとも連続して100キロを歩くことに意味もあるのですが。

 

 私たちは既に明姫グリーンロードに入っており、加古川を渡りようやく姫路市を抜けたのかと。

 ひたすら明石のチェックポイント兼45キロのゴール場所に向かうのですが、手持ちの水がなくなり、どこかに水はないかとキョロキョロしているうちにお寺の庭に水道があるのを発見。早々に水の補給を行い、雨の中を先に急ぎましたが、しばらくすると友人の水がなくなり、今度はコンビニか、自販機を探しながらのウォーク。

 一体何分歩いたことでしょうか。行けども行けども自販機がなければ当然のようにコンビニもなし。先程渡った加古川から15キロも歩いた頃でしょうか。コンビニらしき建物が見えてその先にイオンの看板が見えてきました。水が買える、トイレも使えると思いきや、コンビニではなく飲食店。仕方がないのでイオンでと思ったがあまりにも大きく、中に入るのをためらう始末。イオンの前を通り過ぎりと上新電機があり、店先に自販機が見えたため、とにかく水分補給。店を覗くと入口手前にトイレがあるため借用することに。

 少しスッキリして再出発です。

 しばらく行くと西明石駅。ここで再び二号線に。このころはもうすっかり100キロを歩こうと思わなくなり、45キロで終わりににしようと。

 今回の100キロは、ゴール設定が舞子公園(45キロ付近)と大阪城(100キロ)2カ所です。舞子公園の先に行くと、スタートから24時間以内にゴールしないと肝心のIVVがもらえなくなる設定ですので、とにかくもIVVがもらえる舞子公園目指します。

 西明石の駅を出て、しばらく歩くと明石の駅です。舞子公園は、明石の明石海峡大橋の明石側ですので、もうゴールについたも同様と思い歩くのですが、行けども行けども舞子公園につきません。おまけに、2号線の歩道が終わってしまいました。よく見ると右手の道路の歩道を歩くウォーカーが。

 本来は、明石の駅から南に折れて、海岸沿いの道路を舞子公園に向かうのを、そのまま2号線を歩いたため、歩道がなくなってしまったようだと気づき、慌てて道路を横断し向かいの道路の歩道に移りました。

 それから30分も歩いたでしょうか。時間は2115を少し過ぎています。ようやく舞子公園先のチェックポイントに到着し、おにぎりと水を頂き、終了を宣言。無事にIVVをゲットしました。

 

 全身ずぶぬれです。とにかく少し着替えようと舞子駅に隣接するビルの中で身支度を。といっても、リュックカバーを付けていたにもかかわらずの中まで雨は浸透しています。

 それでもカッパを脱ぎ、上着を脱ぎ、リュックの中に寒さ対策のために入れておいた薄手のダウンを羽織り一段落。

 びしょ濡れの合羽、上着等をビニール袋に詰め込み駅に入ると、5分くらいの待ち時間で米原行きが来ました。電車に乗り、とにかく大阪まで行こうと思い、大阪のホテルを探すのですが、安価なホテルがすべて満室。カプセルホテルも満室。

 大阪に単身赴任している友人Tに連絡しヘルプ。友人Bと二人で転がり込むことに。とにかくアルコールと食べ物をコンビニで調達し友人宅に到着。

 早々にシャワーを借り、濡れたものは洗濯機に放り込み一息ついた状態に。びしょ濡れの靴は、ドライヤーを使用して乾燥させてもらいながら、購入したアルコールを飲んでいるうちに、洗濯が終わりクーラーを効かした室内に干してもらい明日までには乾くことを期待して就寝。

 この時間ともに来た3名はいまだ100キロにチャレンジ中。

 

 翌朝起きてから歩いている仲間に連絡すると、ゴール前まで来ているが足がボロボロとのこと。ここまで来ているためとにかくゴールに向かって歩くとのことで、結局3名は足の裏を除けば無事に完歩しました。あの雨の中すごい連中です。

 ちなみに、終わってから主催者に何名くらいゴールしたか確認したところ、100名くらいとのことでした。

 

 結局完歩した3名とは合流できず、完歩できなかった4名と、大阪の友人、名古屋から応援に来た友人と居酒屋で怪気炎?を上げて解散しました。

 

 それにしても、「もう雨の長距離は嫌だ。景色の見えない夜は歩きたくない。」と改めて思った「姫路城から大阪城までの100キロウォーク」でした。

 







2016年2月
□ウォーキングの一言
今回は「アンチエイジング」とウォークに関して記載してみたいと思います。
ウォーキングの効能、未病を治すためのウォーキング等、過去に色々と触れてきています。
今回も類似した話にはなるかと思いますが、しばらくお付き合いください。

一時期、「アンチエイジンク」という言葉がはやっていた時期があり、皆さんも言葉自体は覚えているかと思います。そもそも「アンチエイジング」とはから説明してみたいと思います。
「エイジング=年を重ねる:加齢してゆくこと:老化現象」と言われており、この現象を否定する意味で「アンチ」が頭についたものと考えられます。すなわち、「アンチエイジング=老化防止」が簡単な解釈の仕方でしょうか。
したがって、美容(化粧品)業界などでは古くからこの言葉を目標に製品開発を行っており、女性の皆様方に貢献してきているものと思われます。
肌の表面に、シミ、シワ、たるみ等が年を重ねるに伴って表れてくるため、これを目立たなくする化粧品が巷に溢れています。

「なぜ年を取ると老化してい行くのでしょうか」
老化する大きな原因は「活性酸素」です。アンチエイジングという言葉と同じ時期に一般的に使われるようになりましたので、皆さんもご存知のことと思います。
活性酸素は、普通の酸素より酸化力が強力な酸素のことです。
呼吸をしていると、一定の割合で体内に活性酸素が発生します。そのほか、ストレスや紫外線、喫煙、飲酒など、様々な原因により、活性酸素が発生します。
この、活性酸素が、体内の細胞を酸化して破壊していきます。コラーゲンやエラスチンが参加されると、しわやタルミができ、内臓の細胞が酸化されるとガン等が発生し、血液が酸化されると動脈硬化などの病気の原因になるわけです。

この活性酸素を退治する働きをするものが「抗酸化物質」と呼ばれるものです。体内で合成したり、食物から体内に取り入れたりして活性酸素を消してゆくわけです。
ビタミンC,E等は代表的な抗酸化物質を言えます。
食物から取り入れるところは、食べればよいわけですが、大きな働きをする体内で作られる抗酸化物質は40歳ころを過ぎると合成能力が激減してゆきます。
このことにより、年を重ねるにしたがって、老化現象がみられるようになるわけです。

先にも述べましたが、アンチエイジングというと、スキンケアや化粧品をイメージすると思いますが、アンチエイジングの本来の意味は、化粧品などの表面的なことを意味するのではなく、体内に発生する活性酸素といかに戦ってゆくかということなのです。
したがって、加齢に伴う体内で起こる変化に対して、対応できるように食事やライフスタイルを変えてゆき、その後にスキンケアなどを取り入れることが、効果的なアンチエイジングということになります。

「食事やライフスタイルを変える」
このことが、前述の「未病を治す」ことにつながり、ウォーキングが、ライフスタイルを変える第一歩となるわけです。
「未病を治す運動」の説明を行ったときに、三つの取り組みに関して説明させていただきました。
すべての世代における生活習慣の不適切さ(過栄養、低栄養、運動不足、閉じこもり)が、生活習慣病と、要介護のリスクとなり、健康寿命の短縮につながってゆくことが明らかになり、未病を治すためには以下の運動が大切な取り組みとなる。
・食:栄養
・運動:身体活動
・社会参加

同じことがアンチエイジングにも云われています。
・食事
日本では昔から「腹八分目に医者いらず」と言われていますが、健康長寿を目指す場合、腹七分目が目安といわれます。
しかし、粗食や欠食はNGです。栄養をバランスよく摂取し、抗酸化作用の高い食品を積極的に取ることが必要となります。
・運動
定期的に軽い運動を行うと長寿スイッチがオンとなります。加齢により筋力が低下すると、姿勢が悪くなり、転倒しやすくなります。骨折により、寝たきりになってしまうことも多いので、適度の運動が大切となります。
・生きがい
生きがいがある人は若々しく、喜怒哀楽やときめきといった心の反応が活発となります。長生きすることを目標とするよりは、趣味などを楽しく続けるために健康でいようということが大切となります。
すなわち、趣味などを通じて社会に出て、コミュニケーションを豊かにして、生き生きと過ごすことが大切となります。

東京都老人総合研究所では、中年期からどのようなライフスタイルで過ごすと、元気で自立した生活が送れる高齢者になれるかを、調査、研究してきました。高齢者における体力や食事、運動、生活様式などを調査してきた結果を以下の紹介します。
「動物性たんぱく質をとる」
長生きをしている人は、動物性たんぱく質を十分に取る傾向があります。
「コレステロール値を管理する」
男性は、156~182mg/dl、女性は、183~230mg/dlが理想です。
「脚を丈夫に」
遠く歩ける人ほど長生きできるというデータがあります。
「自分の健康に自信を持つ」
自分は健康だと感じている人は、長生きする傾向にあります。
「記憶力を高める」
記憶力が高い人ほど長生きをしているというデータがあります。
「中年期はちょいやせを目指す」
中年期までは「ちょい痩せ」、高齢期からは中くらいの太り方が理想と言えます。
「タバコはやめる」
喫煙者の死亡率は明らかに高いということが分かっています。
「お酒の飲みすぎはやめる」
お酒の適量は、古くから言われていますが、日本酒なら1合、ビールなら大瓶一本、ウイスキーなどはダブルで一杯が適量です。
焼酎の場合、アルコール度がウイスキーの半分程度ですので、ダブルで二杯程度ということになります。
「血圧の管理を行う」
塩分の取りすぎを控え、野菜や果物を積極的に取るようにしましょう。
「社会参加を積極的に行う」
日頃から情報収集を行い、趣味など関心のある分野の活動に参加し、社会に出てゆくことを心がけましょう。
これにより、生きがいに通じることが大切になります。

私の場合、上記9項目中当てはまりそうなものは5項目くらいでしょうか。コレステロール?、タバコ、アルコールはダメ、相変わらず太りすぎといったところでしょうか。
先に腹八分目、七分目ということを書きましたが、常日頃心がけてはいるのですが、アルコールに伴う暴飲暴食が難点というところでしょうか。
この原稿を書きながらも反省はしているのですが・・・。

常日頃ウォーキングが体に良いという話を書いていますが、上記に当てはめると「運動」と「生きがい」に関連してきます。
以前より、心拍数によるウォーキングをしましょうという話をしていますが、活性酸素を減少させるためには、有酸素運動を行う必要があり、もっとも手ごろな運動が、ウォーキングということになります。
そこで効果的な有酸素運動を行うには、最大心拍数の60%~75%が目安とされています。
最大心拍数=220-年齢
となりますので、70歳の場合、一分間に150回の心拍数が最大心拍数ですので、効果的な運動時の心拍数は、90~113/分となります。
これでは少し計算が面倒になりますので、「180の公式」を合わせて覚えておくとよいと思います。
180-年齢
これで行くと同じく70歳の人は心拍数が110の時が効果的な運動目安となります。

運動効率をさらに高めるためには、日ごろのウォーキングに、「インターバル・ウォーキング」を取り入れることにより実現できます。
これは、ゆっくり歩くことと、早く歩くことを交互に繰り返すトレーニング方法であり、高齢のスキーヤーで有名な三浦さんも取り入れているウォーキング方法です。
この方法は、同じスピードで行うウォーキングに比べて、心肺機能を効率よく高めたり、太ももの筋力アップ効果が高いのが特徴となります。
インターバル・ウォーキングは次の方法で行うのが一般的な方法となります。
・ストレッチや軽いウォーキングで、ウォーミングアップを行う。
・早歩きを3分間行う。
・普通歩きを3分間行う。
・早歩きと普通歩きを繰り返して行い、合計の歩行時間が30分以上となるようにする。
・ウォーキングのスピードを徐々に落として終了し、ストレッチでクールダウンを行う。

もちろんウォーキングは正しいホームで行うことが、ウォーキングの全身運動につながってきます。
・上体(顎、肩)をリラックスさせる。
・軽く顎を引き、20~30m先を見る。
・肘は90度に曲げ、腕の振りは前後均等に行う。
・背筋を伸ばして胸を張る。
・腰の位置を高く保つ。
・内また、蟹股にならない。
・膝を延ばして親指の付け根で地面を押すようにする。
・つま先を上げ踵から着地する。
・歩幅は無理のない範囲で、普段よりやや広くする。

ノルディック・ウォーキングを行うことで、更に運動効率を上げることが可能となります。
すなわち、ポールを持ったウォーキングを行うことで、ウォーキングの姿勢を正すことが容易になり、また、歩幅も自然と広がってきます。
何より、ポールで地面を突きながら歩くことになりますので、上半身の運動効率が上がり、通常のウォーキングに比べて、30~40%の運動効率が向上するといわれています。
また、姿勢を正しくするためのストレッチも開発されていますので、ノルディック・ウォーキングに合わせて別の機会に紹介したいと思います。

また、アンチエイジングを実践する上においては、脳と心の老化を防ぐことも大切になります。老化を防ぐ10か条がありますので、紹介します。
細かな説明は紙面の都合上またの機会として、項目だけ記載してみたいと思います。
・人と交流する。直接会い話をすることにより、脳が活性化します。
・未来日記を書く。明日の予定を具体的にイメージして書きましょう。
・運動をする。運動により脳の血流を促すことにより、認知症の予防にも約立ちます。
・旅行をする。目的地にいる自分を想像するとともに、道の場所を尋ねることにより脳が活性化します。
・歯を大切にする。噛むことが脳の血流や代謝を促すことになります。よく噛むことで、唾液が出ますが、唾液には老化を予防するホルモンが含まれています。
・嫌なことはどんどん忘れる。嫌なことはストレスとして蓄積します。長寿の人は、嫌なこと、過去の苦労話などしないといわれています。
・芸術、音楽、自然に触れる。心の老化を防ぐためには、喜怒哀楽や、五感をまんべんなく使うことが大切です。
・指先や顔を動かす。脳の一部分が手と顔を動かすために使われているため、指先を動かす事や、顔を動かすことが脳の活性化につながってきます。
・本は声を出して読む。音読を行うことにより、国語の知識に加え、発語という運動機能を総動員することとなり脳の活性化につながってきます。
・ときめきを忘れない。コミュニケーションの基本は相手と共感することです。共感することが心を細やかにし、生き生きとした生活に結び付いてゆきます。

アンチエイジングの話をさらに細かく書くと、避けて通れないのが食事ということになります。
生きる上において最も大切な食事であるため、その食べ方、内容、すなわち、アンチエイジングに適した食べ物の説明になります。
ただ云えることは、血管の老化のほとんどは、肥満、つまりは食べ過ぎから起こってきます。抗酸化を促す野菜、デトックス効果のある野菜など、書き出したらキリがなくなりますので、またの機会に紙面のスペースを取り説明したいと思います。

未病を治す、アンチエイジング共に、「食事」「運動」「社会参加:生きがい」が大切なことをご理解いただきたいと思います。

出典:長寿スイッチでアンチエイジング NHKテレビテキスト 2011年

 






VOL86 2015年2月号
□ウォーキングの一言
 「幾ら元気で歩けるといっても水分を取らずに16キロも歩くのは無茶ですよ。寒いため、汗をかいていないように思えても、発汗していますので、必ず水分を補給してください。おまけに水分補給せず、ビールを飲むなんてもってのほかです」
 いきなり休日診療の担当医に叱られてしまったウォークでした。
 当日は、朝から風は冷たく、おまけに午後からは強風となり、そんな中16キロを歩いた後のことです。
 「打上げでもするべ」と店に入り、軽く飲んだ後のことです。
 体の不調を訴えて、店の外に出たとたんに、腰から崩れるように倒れこみ、顔色は青白く生気を失った顔色となったため、慌てて救急車を呼び、病院に搬送し、診断していただいた後の言葉が冒頭の一言です。
 以前にも本欄にて、熱中症の予防を記載した時、まったく同じようなことを書いており、アルコールは水分補給にならないため、しっかり水分補給を行った後アルコールを口にするようにと。
 目の前でこのような状況が発生すると、熱中症の予防で記載したことが現実となったため、脱水症状に陥るといかに危険化が実感できたウォーキングとなりました。
 皆さんくどいようですが、喉の渇きを意識する前に、定期的な水分補給をお願いいたします。

 さて今回はウォーキングの効果について①身体的効果、②精神的効果、③その他の効果に別けて記載したいと思います。
 但し、これから述べる効果を得るためには、ドクターによるメディカルチェックが必要な場合もありますので、素人考えではなく、必要に応じてかかりつけのお医者さんに相談していただきたいと思います。
(1)身体的効果
   一般に言われている身体的効果としては、高血圧改善、冷え性の克服、心臓の強化、骨の強化、肥満解消、美肌効果、美脚効果、高脂血症・動脈硬化の改善、肝機能改善、糖尿病の改善、腰痛改善、老化防止などがあり、相互に関連しあって効果を生み出すものもあります。
   例えば、ウォーカーは、常日頃歩くことにより足に対する振動を受けるため、骨の強化メリットがあり、ひいては、骨粗しょう症の予防にもなります。もちろん、各々の効果を効率よく享受するためには、その目的に合わせた歩き方があるわけですが、今回はすべてをお話しするのではなく、普段あまり知られていない効果について記載していきたいと思います。
   ・美肌効果
    ウォークを行うと汗をかきます。もちろん年齢が上がるに従い、汗の量は減少してくるのですが、それでも新陳代謝が活発となり、血液の循環もよくなり、皮脂が分泌されて肌も潤ってきます。
    また、ウォークを行うことで、内臓機能の正常化作用もあるため、根本的な美肌効果があるとされています。
    皆さんの中においても、運動を行った日と行わなかった日とでは、肌の状態に違いのあることを実感した方もおられるのではないでしょうか。
    簡単に言うと、汗をかくことにより新陳代謝が上がり、皮膚の老廃物が流され、皮脂が新しくなるため、美肌になるということのようです。また、新陳代謝に合わせて、内臓機能の正常化が図られ、体の中からも美肌効果を支援してゆくことになります。ウォークを行うことで、便秘が解消した経験はありませんか。まさにこのことにより体内毒素が外に出てゆくことになります。
   ・肥満解消
    私がこれを書くと「そんなことはない」土肥って叱られそうですが、なぜ肥満解消になるかといえば簡単な理論であり、これが守れる方は肥満解消が実感できるということになります。
    肥満の原因は、当然のようにカロリー過多が原因ですので、摂取したカロリーより、消費したカロリーが多ければ体内に蓄積されているカロリーが燃焼することになり、肥満が解消してゆくことになります。
    逆に、摂取カロリーが多ければ、その分体内に蓄積され、肥満体となっていくことになります。
    私の場合、ウォーキングで消費したカロリーよりも、明らかに摂取するカロリーが多いため、たまに顔を合わせた友人から「太ったな」といわれることになります。
    ウォーキングなどの有酸素運動を行うと、脂肪が燃焼されるわけですが、先ずは血中脂肪が燃焼され、その次に体に溜め込んだ脂肪が燃焼されるという順番になります。従来は、脂肪が燃焼するのに20分くらいの運動を行った後といわれていましたが、昨今では、少ない運動でも脂肪が燃焼されるということが分かってきました。したがって、有酸素運動の中でも、身近なウォーキングが、肥満解消になるということが言える理屈になります。
    ウォーキングの後、たくさん飲んだり食べたりすると当然肥満解消とはならないわけです。
   ・老化防止
    以前にもアンチエイジングに関して記載させていただきました。
    人の筋肉の70パーセントは下半身に集中しているといわれています。「足腰が弱まれば老化が始まる」とよく言われる根拠です。すなわち、ウォーキングを行うことにより、足腰の筋肉(筋力)が付き、血流が良くなるため、大脳の働きが活発になることが分かっています。
    足腰のみならず、脳の活性化にも寄与するウォーキングを継続することで、いつまでの人の助けを借りずに自分の力で生活できるようになるのです。
    「未病を治そう」という動きを、活動を神奈川県が中心になって動いています。全てはここにつながってくるのかと思います。人は生きている限り自分の力で生活し、幸せを享受するためにも有酸素運動、一番手頃なウォーキングを継続することが大切だということが理解できると思います。
    人の筋肉には、「白筋」と「赤筋」があることはご存知のことかと思います。白筋は、瞬発力や、急激な運動に必要な筋肉であり、赤筋はゆったりとした運動、すなわち有酸素運動に必要な筋肉となります。また、赤筋は、衰えるのも早いのですが、いくつになっても作られる筋肉として知られています。また、新陳代謝を上げる、すなわちエネルギーを消費するのは赤筋が友好的であるとも言われています。特に、年齢を重ねつつある私たちにとっては、この接近を維持拡大することが、アンチエイジングへの近道として認識し、大いにウォーキングを通じた老化防止を図ってゆきたいところです。
(2) 精神的効果
    ウォーキングと精神的効果に関しては、なかなかその効果を数値的に明確にすることは難しいのですが、おそらくこの効果は皆さんが普段感じている効果かと思います。
    皆さんの音立ちから、「ウォーキングを行って何が楽しいのか」といった質問を受けることはたびたびあるのではないかと思います。
    私も仲間からよく言われますが、先の身体的効果のことより、この精神的な効果の話をすることの方が多く、また、理解されやすいていうことがあります。
    簡単にまとめると①頭がよくなる・・というか、頭の老化防止につながる②やる気を高める③リラックス効果④気分転換⑤精神的な安定考えられるなどなどです。
   ・頭がよくなる
    「歩くと頭がよくなるのか?」もっともな疑問です。私は頭がよくなるというよりか、頭の老化防止につながるといっています。ただ、歩く前と歩いた後においては、計算能力が上昇するという実験結果も出ているようですが、これが頭がよくなる根拠にしては、少し乏しいのかと思っています。頭がよくなるためには、あくまでも新しい知識を吸収し、それを活用して活性化することが必要なのではと思っています。しかし、頭の老化防止に関しては、歩くことにより、先ほど述べた赤筋の動きが活発化し、それが脳に伝わり、脳を活性化するものと思っています。
    また、歩くことは、特にイベント名でに参加することは、地図を読むという脳の訓練にもつながり、自分の歩いている位置を地図上で把握することにより、残りの距離、時間などを推測し、実際に歩くことによってそれを検証するなど、脳を活性化する訓練が自動的にできてきます。
    体も精神面も同じことが言えますが、使わなければ退化するするため、すなわち老化するということになりますので、歩きながら脳の活性化を意識して行い、かつ、活性化させやすい運動がウォーキングだと思っています。
   ・リラックス効果
    歩いて運動してリラックスできるのかともよく言われます。人間にとり、ストレスは大敵ではありますが、まったくストレスがないということは、成長もなく、老化を早めるということにもつながってきます。人には、適度のストレスがあってこそ、前向きに楽しく生活できるものと考えています。
    しかし、ストレスはそんなに思うようなコントロールだできないのが現状です。
    科学的に言うと、歩き始めて40分くらいはセロトニンが分泌されます。これは、興奮しすぎた脳を抑える働きをする物質であり、ドーパミンやアドレナリンを抑える効果があり、意識をリラックスさせ、幸福感をもたらすともいわれています。
    また、ウォーキングに集中することで、何も考えずに「無」の境地に近づく効果もあるとされています。
    もちろん初心者向けのウォーキングの継続方法として趣味に合わせた神社仏閣めぐりとか、花々を愛でながら歩くウォーキングとか、新しい街並みを探索するウォーキングとかの説明をしますが、この域を超えた場合、ただ歩くことが目的のウォーキングに変貌していきます。いつもの歩く歩幅、速度ではなく、少し歩幅を広げ、速度も上げることによりウォーキング事態に神経が集中されていきます。陶芸を行っており、ろくろを回した経験がある方はわかると思いますが、意識を一点に集中することにより何も考えない状態に陥っていきます。これが日ごろの神経状態を開放し、精神的なリラックスを得る近道とといえるのではないでしょうか。
    また、この状態が日ごろの憂さを開放して気分転換させてくれるものと思っています。
(3)その他の効果
   社会的な効果とか医療費削減効果とかいろいろな効果がウォーキングにはあるといわれています。
   私たちが毎日を健康に過ごすことが医療費削減効果であり、ウォーキング仲間とコミュニケーションをとる、すなわち、ウォーキングを通じて色々な人たちと知り合うことができるきっかけとなり、友好関係が広がることにより、社会とのつながりが広がってゆくのではないでしょうか。
   さらに言えば、協会の役員になり、ウォーカーのお世話をすることが直接の社会に対する貢献の一助(やりがい)になるのではないでしょうか。
   私たちはひとりでは行けてゆけません。家族があり仲間いて社会を形成してゆくのです。家に閉じこもってばかりいると、肉体的にも精神的にもよいことな何一つ生まれることはないのです。
   ウォーキングを通じて、社会に出て仲間を増やし、コミュニケーションを密にしていくことが、最大の効果といえるかまわかりません。
   
 ウォーキングの効果について、かいつまんで説明しましたが、そのほか皆さんが自覚していることも多々あるのではないかと思います。常日頃ウォーキングに勤しむ皆さんを含めて、隣近所、友人の方たちのウォーキングの効果をぜひアピールしていただき、一人でも多くの仲間ウォーキングに勤しみ、健康な毎日、介助を必要としない毎日を過ごせるよう、お誘いしていただきたいと思います。
 皆さんの、楽しみを周囲の方々に是非とも分けてあげて頂きたいと思うのです。

 
 出典:公認ウォーキング指導員養成講座テキスト 日本ウォーキング協会
                奥山

□俳句

 
1.廃校の庭の西端枇杷の花     足立 祝美
 
2.教会の閉ざされし門枇杷の花   荒井 寿一
 
3.風の中産毛の厚き枇杷の花    石田三枝子
 
4.息潜め鳰の上がるを待ちにけり  三谷二三子
 
5.雲を吐く雨降りの峰や木の葉雨  加川 秀男
 
6.よくぞ来た鴨よわが河わが町に   滝口 勝弘
 
□ウォーカーの独り言
   年忘れウォーク「年末の平塚市内散策」
 この日は天気良好、出発式では元締めから来年は、パスポートを
月一枚増やして、月複数回のコースを設けるとマニフェストが紹介され、
元気な施政方針演説の発表がありました。それから当日のコース説明で、
トイレの数、又その間隔も丁寧なアナウンスがあり、先ずは納得。
その上平べったい道であるとの事、黄昏の足にとっては、この上ない条件の
道でしたが、いかにも黄昏より年嵩と思われる常連の活発な足に付いていくのが
やっとの有様です。眼の前を、突っ走る新幹線も、上下線と2,3分間隔で元気に
走り回っています。よく事故も起こさず定刻どおり律儀に頑張っている姿には、
感動させられます。
 一方の黄昏の足は胴長短足を駆使して、次のトイレがあると云う防災センター目指し
喘ぎながら田んぼ道を付いて行きました。渋田川でカワセミに遭遇したと云う
幸運に恵まれたご常連の話を聞き流しながら、大山の山容がくっきりと見える伊勢原も
あとひと踏ん張りです。
 あ~あしんど。疲れたB、ではなくCでした。
 
  パスポート 数合わせでの 足を出し
 
  ストレッチ 手抜きこまめと 入り混じり
 
  天気よし 公園ゆるりと 百足立つ
 
  差し入れに 未完の男が 手を出して
 
  靴が鳴る 程は弾まぬ ムカデ足
 
  アナログの 足を横目に 新幹線
 
  大山が 俺だオレダと 顔を出し
 
  追い風に 押されて百足 快足に
 
  渋田川 カワセミ二羽の おもてなし
 
  改名も 間近と知らぬ 渋田川
 
  ふれあいの里 只今機関手 休憩中
 
  ふれあいの 相手もおらぬ にぎり飯
 
  田んぼ道 市内散策 より多く
 
  防災センター 放水準備の 百足待つ
 
        疲れたウォーカー
 






2015年1月 VOL85
□ウォーキングの一言
 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 毎年のことながら、1月号に関しては「ウォーキングの一言」のネタに行き詰っており、原稿が進みません。そうこうしているうちに印刷日の直前になってしまいました。
 昨年も同様な状態であり、「久しぶりにKWAのパスポートを使用して完歩する」旨の記述を行い、11月の末に赤羽で実施した川崎のイベントに参加し完歩することができました。
 今年は昨年より個人のスケジュールが詰まっており、完歩はできないのではないかと思っています。

 先月ストレッチに関して記述しましたので、今回はウォークに関してその目的別と歩き方別に関して記載したいと思います。
 ○目的別ウォーキング
  目的別ウォーキングは、大別すると次の五つに分けることができます
  ・スポーツウォーキング
  ・レジャーウォーキング
  ・ヘルスウォーキング
  ・ツーリズムウォーキング
  ・エコウォーキング

 ☆スポーツウォーキング
  歩くこと自体が目的で、スポーツとしてとらえたウォーキングをスポーツウォーキングと呼びます。
  「いかに早く」「いかに長距離を」といった具合に自分の能力にチャレンジするような目標を持ち、自己鍛錬を通じて達成感や充実感を求めるようなウォークになります。
  海外で行われているウォーキング大会、国内で行われているウォーキング大会などにおいて、長距離にチャレンジし、ゴールの時間などを自己設定してチャレンジするような方はスポーツウォーキングを行っているといっても差支えないかと思います。
  KWAにおけるイベントにおいても、自由歩行などの場合はこのような歩き方をする方が数多く見受けられます。

 ☆レジャーウォーキング
  気楽に楽しみながら自分(自分たち)のペースでウォークし、「神社仏閣を廻る」「式の彩を楽しむ」「の山の風景を楽しむ」「知らない土地に出向いてその土地の景観を楽しむ」等、ウォーカーそれぞれがレジャー的目的を持ったウォーキングをレジャーウォーキングと呼びます。
  ウォーキング教室などで、ウォークを続けるコツとして目的を持ったウォーキングとして奨めるのがこのタイプのウォーキングです。

 ☆ヘルスウォーキング
  身体能力の強化や、ダイエットなど健康を目的としたウォークであり、通常、歩く時間や距離を決めて計画的かつ定期的ウォーキングを行います。
  通勤途中や、買い物に行く途中で、一駅分大目に歩く、昼休み時間にウォークを行うなどもヘルスウォーキングといってもよいと思います。
  少し変わったヘルスウォーキングとして、脳トレウォーキングなどと呼ぶものもあります。
  あらかじめ歩くコースを地図などで設定し、コースを覚えて、ウォーキング実施時には地図を待たずにウォークを行い、歩いた後に設定したコースと、実際歩いたコースを比較します。
  脳を活性化させながら週に2、3回、一回当たり30分くらいのウォークが良いとされ、日本福祉大学の教授が推奨する脳トレの方法になります。

 ☆ツーリズムウォーキング
  観光を主目的としたウォーキングであり、各種大会への参加もツーリズムウォーキングと呼ぶことができます。ツーリズムウォーキングの場合、その歩き方により、上記のウォーキングを実践する形になるかと思います。
  したがって同列で述べるのか少しおかしい気持ちもしますが、日常的なレジャーと観光的なレジャーを区別しているウォーキング形態です。

 ☆エコウォーキング
  自然科学、環境問題などその土地土地で起こっている問題点に関して、現地に足を運びウォークを行いながら学ぶようなウォーキングをエコウォーキングと呼びます。
  レジャーウォーキングを楽しみとしてとらえた場合、エコウォーキングは学ぶ楽しさのもとに、環境と教育をテーマにしたウォーキングと呼べます。

 私たちが通常行っているイベントは、団体歩行が主体であり、スポーツウォーキングとレジャーウォーキングに、ヘルスウォーキングを組み合わせたような形態になるかと思います。しかし上記の目的別ウォーキングで呼ぶと一体どのウォーキングが適切なのでしょうか。
 ウォーキングを行うときに、普段より少し歩幅を広めて、少し早く歩こうといった話をさせていただいています。したがって、スポーツウォーキングのようでもあり、かつ、知らない土地、コースを廻るレジャーウォーキングのようでもあり。
 私たちで何か名前を付けるのも楽しみが広がるネタになるかもわかりませんね。

 ○歩き方別ウォーキング
  歩き方は大別すると大きく四通りに別けることができます。
  ・ウォーキング、ジョギング、ランニング
  ・ハイキング、トレッキング、登山
  ・速歩と競歩
  ・その他

 ☆ウォーキング、ジョギング、ランニング
  皆さんご存知の通り、ウォーキングは歩くこと、ジョギングとランニングは走ることになります。大きな違いは、片足が必ず地面についているのがウォーキングであり、両足が同時に地面から離れる場合があるのがジョギングでありランニングとなります。
  一般的にジョギングとランニングの違いは、一キロ当たりの時間が6分を目安にジョギングとランニングとに分かれ、ジョギングの場合、会話ができる状態とも言われています。
  ジョギングは長時間の有酸素運動が可能なため健康に良いとされていますが、両足が同時に地面から離れる傾向にあり、着地時に膝や踵に体重の数倍ともいえる衝撃力がかかります。
  したがって、体重の重い方や、高齢者にとっては足に負担がかかりすぎるため、負担が少ないウォーキングが注目されるようになってきています。
  ウォーキングも一定以上の速さで歩くエクササイズウォーキングなどは、消費カロリーも多く運動量の多いスポーツといえることができます。

 ☆ハイキング、トレッキング、登山
  自然の風景や歴史的な景観を楽しむために軽装で一定の距離を歩くような場合をハイキングと呼びます。呼び名も国によって異なっており、ワンダーホーゲル、ピクニックなども同様ですが、近年高齢者の登山ブームに合わせて、小高い丘や山を越えたり、その中腹を横切るようなコースもあり、ハイキングとトレッキングの境があいまいな状態になってきています。
  トレッキングは、簡単に言うと山歩きのことをさします。特に山頂に登ることにこだわらず、山の中を歩くことを目的としていますが、結果的に山頂を通過するなどのコース設定が行われることがあります。
  登山に関しては、山頂に登ることを目的としており、山頂から山頂に渡り歩くような場合を縦走と呼んでいます。しかし、トレッキングと登山の境目もはっきりしていないため、感覚的に登山、トレッキングと呼び分けているような気もします。

 ☆速歩と競歩
  速歩は読んで字のごとく早く歩くことであり、競歩は歩く速さを競う歩き方となります。速歩にもいろいろな種類があり、エクササイズウォーキング、パワーウォーキング、インターバルウォーキングなどがあります。
  エクササイズウォーキングは、ややきついと感じるくらいの速さで歩くウォーキングであり、中、上級者向けのウォーキングと言えます。通常のウォーキングは、時速4キロ強位なのですが、エクササイズウォーキングになると時速は6キロ前後と結構スピードが載ってきます。エクササイズウォーキングは、一回当たり30分以上を推奨し、週に3回以上歩くのが効果的だといわれています。
  パワーウォーキングは、坂道や階段を積極的に歩くことにより、体力の向上や体脂肪の減少、筋肉の柔軟性を高めるといった目的で心拍数を目安にして、個人個人に合ったウォーキングを実践することになります。
  インターバルウォーキングは、個人にとって最適な運動強度(速歩運動時に目標とする運動カロリーを定めた運動)を定め、通常歩行と、最適な運動強度を超える速さの速歩を数分間隔で繰り返すトレーニング方法となります。

 ☆その他
  そのほかの歩き方としては、「ナンバ歩き」「モデルウォーキング」等があります。
  ナンバ歩きは右手右足、左手左足と同じ側の手と足を同時に出して歩く歩き方です。古来の日本においては、一般的な歩き方のようでしたが、明治時代になり、西洋風の行進歩きが日本に入ってきて、今の歩き方になったといわれています。
  モデルウォーキングは、モデルさんたちがステージ上にて行う歩き方で、基本姿勢は、壁を背にして頭と背中、おしりと踵を壁に接するように立ち、そのままの姿勢で顎を引いて背筋を伸ばして歩く歩き方となります。
  
 私たちが通常行っているウォーキングは、上記の例でみると、少し弱めのエクササイズウォーキングといえるかもわかりません。すなわち、団体歩行の場合は、時速5キロ前後でウォークするのが通常のイベントの歩き方となります。

 出典:公認ウォーキング指導員養成講座テキスト 日本ウォーキング協会
                奥山

□俳句


 
哲学の道を歩けば初時雨          足立祝美
 
うなじから背に日のすべる小六月      三谷二三子
 
神渡し鳥居の奥の深きかな         加川秀男
 
霜降の川面にふるる大とんび        滝口勝弘
 
紅葉谷紅葉の川に流れけり         荒井寿一 
 
□ウォーカーの独り言
   「秋のバラを愉しむ」
 
 少し早めに平塚駅に着き、北口の出口の階段を降りて行くと、正面入り口の柱を背に年齢不詳の男性が、乗降客に向けて応援演説をしてるのが眼に入ってきました。黄昏も微量の励ましを受けて時間をゆっくりかけていつもの見附台公園に
向かいました。
 秋のバラを楽しむ・・・なんてまた黄昏をくすぐるお題目に気を引かれ歩き始めたが、途中公園の脇にパラパラと咲いていたのが眼に入った以外は見当たりません。はてバラはどこにあったのか、聞かずじまいに花菜ガーデンに来てしまいました。ここで8キロコースと16キロコースと別れ、黄昏は交通費節減のため
駅まで戻る長い道をいやいやながら選びましたが、もしかして花菜ガーデンの中にご本尊のバラが在ったのではと考えながら、短いコースで入園してご尊顔を拝したほうが正解だったのではと少し悔やまれたしだいですが、皆々様は如何だったのでしょうか。
 黄昏としては「パラパラのバラを見つける」というウォークでした。いえ決して不満を述べているわけでは在りません。ただ云って見たかっただけです。
 
  イケ面と 二ミリ違いの レイアウト
 
  イケメンスマートマネー 足らないけれど 足がある
 
  平塚駅 幸せじゃんの お出迎え
 
  黄昏の 小手先だけの ストレッチ
 
  黄昏は ラジオ体操 したい顔
 
  長寿国 幼稚園から 老稚園
 
  聞き上手 話好きとの 立ち話
 
  大百足 次はどこかと バラ探し
 
  バラ色の 人生霞んだ バラの道
 
  トイレから 久しき顔と ぶち当たり
 
  花菜ガーデン トイレを借りて 立ち寄らず
 
  用足しは 到着出発 二回だけ
 
  黄昏の 今日もしんがり 後ろ向き
 
       後ろ向きのウォーカー
 






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