船の思い出・・こんなにも狭いの・・パナマックスの寸法
漸くパナマの山陰が見える頃、熟睡していました。30歳早々の男に、勉強の旅を与えてくれた上司の皆さんに感謝し、太平洋に向い頭を下げました。エンジンルームは常にスタンバイ状態、甲板員も全員持ち場でスタンバイ。
太平洋側の入江からの入船でした。
インターネットで知った「ミラフローレス水門」に到着しました。
これから掲示する写真は、3つの水門(ガツン、中間の何とか水門)の何処の写真かは覚えていませんが、凄いことを人間は出来るのだということを教えていただいた光景です。
写真ー1
プッシャー(タグ)ボートが舳先を押しています。
左側の船はロックに入っています。当方は右側の水路です。
ここが太平洋側の入り口か出口かは覚えていませんが、写真だけは残っていました。
写真ー2
左側の船は水位が下がり次のロックに移りました。
当方は、太平洋から大西洋へ向っています。大きな湖のレベルまで持ち上げ、再度、向こう側の水位にまで下げる操作をしています。
この時はパナマキャナルの何処にいるのかが判りませんでした。GPSがあればと思いますが、これも古きよき時代の経験です。
写真ー3
電車車(日本製?)に引かれているところです。正面の壁が水門です。これを乗越えて次のレベルに至ります。先に見える急勾配を牽引車は登るのです。アプト式?ピンラック式かな。