翼型の外形を粗切りした後、罫書き線に沿い外形を仕上ます。 ナイフを使いきれいに仕上る前に、またまた楽をしたい為の小道具が出てきます。 外形線に沿い残っているニッパの歯形を先ず消します。それには市販の双頭グラインダーを一寸改造した工具を使います。特に翼端の維管束切断面をナイフで削ったり、ヤスリで削ることは労力を必要としますので電気の力を借りています。 写真の工具を使い、翼型外形線に沿い余分な肉を削り落とします。その後、ナイフとヤスリを使い外形仕上げを行います。
グラインダーは、ホームセンターで1,980円の大安売りをしていた時に購入しました。振動も音も少なく重宝しています。競技用の厚手の竹材を削るにも、教材用の羽根を大量に加工するにも活用しています。軸受けに竹粉が侵入したのか、若干音が大きくなった感じです。
グラインダーのディスクは木材を丸く加工し、#60のサンドペーパーを両面接着テープで貼り付けています。サンドペーパーの接合部は斜めに結合させ、瞬間接着剤を数滴落とします。 教材用の羽根を作るのに改造したもので、羽根の長さ100mmと90mmに対応する直径としてあります。 軸近傍のえぐり加工を行うときにはハンドレストを組み込みます。ハンドレストが無いと手首や腕が疲れ、嫌になった経験から写真のような構造としました。 軸中心から両翼端までの長さを均一にしたいために「軸孔ピン」に羽根材を嵌め、翼端を削り落とします。ピンの位置がディスク面に対し同じところでは、サンドペーパーの一箇所だけが消耗します。これを防ぎペーパーの全面を有効に使うために、ピンを左右に移動させるブロックを設け、押さえボルトで固定します。ブロックはアルミ製のチャンネルの中を左右にスライドできるようにしています。 この工具を使うときには安全対策として必ず保護めがねを掛けます。 |