「竹とんぼ競技大会」 競技会は全国大会が年1回、各本部・支部での大会が任意に開かれています。 参加は自由です。自作のもので、軸と翼が一体化し、手で回転させて飛ばすこと、これが唯一のルールです。 競技は滞空時間、高さ、距離の3種からなり、各々設計思想の異なった竹とんぼで挑戦します。又、一本の竹とんぼで前3種を競う三種競技もあります。 それぞれの機能を追究した竹とんぼの設計と手作りとに全神経を集中し、有り余る時間があっという間に過ぎていく楽しい毎日を送っています。思うように出来なくて苦しむ日々もありますが、それもまた楽しからずやです。 各地区の例会では、より良く飛ぶとんぼの技術披露や飛ばし方の練習に努め自己記録更新に挑戦しています。 飛ばす練習を重ねるほど結果に結びつきます。ある意味、「竹とんぼ競技はスポーツだ」と見ている方もいます。 競技会トップクラスの記録を紹介します。 高度競技の部 55m強 滞空競技の部 24秒強 距離競技の部 150m強
自作の竹とんぼを飛ばす競技形式としたことにより、竹とんぼの面白さが倍加されたと考えられます。どんな趣味の世界でも、展示会や品評会あるいは競技会の形で、競い合いお互いを認め合うことにより一層の向上心をくすぐられるのでしょうね。 竹とんぼ仲間の愉しみ方に、競技会で入賞したい一心の人、芸術性を高めようと工夫する人、風変わりとんぼの創作に没頭する人、子供達と会話しながらボランティアを楽しんでいる人、竹とんぼを通じて仲間と語り、一献を楽しむ人、これらの面々をまとめるのが好きな人、それぞれです。競技大会はこのような愉しみ方の異なる仲間が集い交流する場となります。
群馬本部で行われる競技会では「自己申告制」を採用しています。自分の作った竹とんぼを飛ばし、「申告」した高さや距離に近いほど順位が上とするルールです。体力の衰えた方や子供たちでも参加でき、且つ優勝する機会を創ろうと考えたものです。
競技会には、久しぶりに会う仲間と一献を傾け「竹とんぼ談義」に熱中する前夜祭という楽しい交流の機会があります。 この楽しみだけで参加する方も居ります。 |