| 今年読んだ本(その3) | | 「ポジティブ・イングリッシュのすすめ」 実はまだ、半分くらいしか読めていない。 日本人が英会話が苦手な理由のひとつに、会話を弾ませる術をもっていないことがあるらしい。 言葉によって、場の雰囲気を和ませたり相手の長所をほめて相互の関係を良くしていくという所が弱い。 また、ほめられる方も慣れていない為に、変に謙遜したりして、せっかくの話のきっかけを自ら摘んでしまう。 日本人の特徴でもある、以心伝心のコミュニケーションや空気を読む文化(High−context)は、固定化された人間関係では意思疎通も早く有利だが、異文化や世代間ギャップのある中では、通用しづらいかもしれない。 前々回にも書いたが、今は情報化社会で各個人が異なる価値観を持つ為、同じ世代でも共通の認識を持ちづらくなっている。その意味では、この本に書かれているようなポイントは、英語のみならず日本語でも重要になっていくのかもしれない。 デール・カーネギーの「人を動かす」にもあったが、まずは身近な人の長所を認めることから始めてみたい。
「先を読む頭脳」 ご存知将棋の羽生名人の思考方法を人工知能学的立場と、認知科学的立場から考察した本。 羽生名人は単に将棋が強いだけではなく、技術を磨くためのプロセスにも大きな変革をもたらした。 それまでの世代の棋士は将棋を人間力の争いと考えて、普段から相手との相対的な関係に気をつけていたが、彼は将棋をボードゲームと捕らえ、どうすれば技術が進歩するのかを学究的に構成しなおした点が偉大だと言う。 言い換えれば、それまでは「棋士の個人的な存在意義」と「将棋という職業」が一体化していたものを、「個人」と「仕事」をある意味で分離して再定義したのである。 以前に読んだ本で、「個人」と「会社」と「仕事」を分離して考えると、社会人人生の悩みの大半は解消するかもしれないと書かれていた記憶がある。 仕事に打ち込めば、打ち込むほど、上手くいかない場合のフラストレーションは大きくなる。 これは「個人」と「仕事」がうまく切り分けられていないから起きること。
羽生さんが書いた「決断力」という本も、非常に面白い本だった。コンピュータの大衆化と共に現れた現代棋士の代表格である彼の考え方は、この時代を理解する上で非常に参考になる。 |
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