続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
CATEGORY:漢詩 訳詩

2017/05/13 13:48:00|漢詩 訳詩
水のようなる緑陰の風碧し





なにも予定のない土曜日

テレビをつける。最近はU-Tubeに

はまっている。

河添恵子、三浦瑠璃、金慶球、

櫻井よしこ、蓮舫、自己主張の強い

魅力的な女性たちである。

いろいろちょっかいを出し合って、

それぞれがそれなりの論客である。

吾輩は酔い心地で聞いているだけ

権利と義務と知識と見解と思いと

吾輩はただただ付和雷同で酔いを楽しむ



雨音とともに冷風がよぎる、心地よい

ビールを二缶空けました、その後、

日本酒をコップ一杯飲みました。

トイレに座っていると

雨音が聞こえます。

涼やかな風が入ってきます。

今日は土曜日ですが

吾輩には何も関係ありません。

今日の予定はなにもないからです。


涼やかな風と心を癒す雨音

体感てきには最高の環境なのでしょうね


ふと気づきました。

生あることとは温度を感じられること

なのかな~っと

いまこのままのこの温度が

心地よいのです。




水のようなる緑陰の風碧し  





「尋胡隠君」

         (明)高啓



渡水復渡水  水を渡り また水を渡り


看花還看花  花を見て また花を見る


春風江上路  春風 江上の路  


不覚到君家  覚えず 君が家に至る







「胡君を訪ねる」


         (訳詩)はぐれ雲



一の橋二の橋三の橋

     たくさんの橋を渡り


花を見て花を見て花を見て

     いろいろな花を見て


春風に吹かれながらの川沿いの路

     足の向くままあっちこっち


いつのまにやら覚えずに

     君の家についた
  




またトイレに行く

今度は小のほう

相変わらずここちよい雨音が

聞こえております、


戻ってくると、

みのもんたの声がきこえました。

すいっちをきりました。

みのもんたは嫌いだな~

何故かはわからんけど!

せっかく、いい気分だったのにな~
















2017/05/02 23:36:01|漢詩 訳詩
八十八夜トマトとナスの苗植える





今日は八十八夜

立春から数えて八十八日目

気候も安定し、種蒔く季節、農耕の季節、

また茶摘みの季節、

もうすぐ夏ですね~

吾輩も茄子とtomatoの苗を

買ってきて、植木鉢に植えました。

すくすくと育って

旨い果実を楽しめればと

酒の味に加えるのを楽しみに

しているのです。



八十八夜トマトとナスの苗植える









「 自 爱 」
         
         (現代)汪 国真



你没有理由沮丧

为了你是秋日

彷惶



你也没有理由骄矜

为了你是春天

把头仰



秋色不如春光美

春光也不比秋色强







「そのままの自分が一番いい」


         (訳詩)はぐれ雲



滅入ることなどなにもない

秋だからと言って

落ち込むことは止めましょう


昂ぶることもないのです

春だからと言って

Highになることを抑えましょう


秋の色は

春の光ほど美しくはないのだし


春の光も

秋の色ほど強くはないのだから



















2017/05/01 20:13:05|漢詩 訳詩
春雷の明るく我を怒りおり





涼やかな雨が降っておりました

ときおり

雷の怒る音が転がって

今日は五月一日

まだ晩春 

春なのですよ~

春雷なのですね~

吾ぐ~たらを

天上で春雷がやさしく怒っている




春雷の明るく我を怒りおり




そうなんです

ぐ~たらな吾輩を怒っている

ように聞こえたのです!






 「 答 人 」


          太上隠者



偶来松樹下  たまたま

          松樹の下に来り


高枕石頭眠  枕を高くして

          石頭に眠る


山中無暦日  山中に

          暦日無し


寒盡不知年  寒尽きれども

          年を知らず







「問われたので答える」


       (訳詩) はぐれ雲



どういうわけか

           松の木の下


高い枕は石のよう

       路上に眠る心地よさ


暦のいらぬ

       山生計(やまたつき)



暖かくなったのだが

 いつの年なのかはどうでもいいのだ
















2017/04/12 19:49:04|漢詩 訳詩
目借時かしたつもりはないけれど






今日は句会がありました

右目が眠っておりました

左目は半眼にあいておりまいたが

面玉がありません

どうやら吾面玉は

蛙に借りられていたのです





「 偶睡(うたたね) 」

           (明)高啓



竹間門掩似僧居 竹間 門はとざされて

           僧居に似たり


白荳花開片雨余 白荳 花は開く

           片雨の余(よ)


一榻茶煙成偶睡 一榻(とう)の 茶煙

           偶睡を成し


覚来猶把読残書 覚め来れば猶とる

           読残の書






「 うたたね 」


        (訳詩)はぐれ雲



竹林のなかの門は閉ざされ

ひっそりと 

まるで僧侶の居ずまいか


白い豆の花が咲いて

生暖かい蒸せるようなるH2O

それはあかるい通り雨のあとか


茶を煎じる湯煙りを見ていると

ついついついと我慢のならず

うたたねの成立しちゃったか


目が覚めてみると

まだしっかりと持っていたんだ 

それはうたた寝前の読みかけの本か




目借時かしたつもりはないけれど





















2017/03/10 13:40:00|漢詩 訳詩
白木蓮虚空の風に逆へる




白木蓮が咲きました。

くすんだ空に咲きました。

ひとひらもいまだ散らざる白木蓮。

ひとひらもいまだくすまず白木蓮。

寒木瓜がとぼけた顔で見上げます。

きょうの空はあかるいな~



白木蓮虚空の風に逆へる 





まだ風は冷たいですね

春風駘蕩とまでは

まだすこしですかね~







「答武陵田太守」


          (唐)王昌齡



仗剣行千里  剣によって千里を行く

微駆敢一言  微駆あえて一言せん

曾為大梁客  かつて大梁の客となれり

不負信陵恩  信陵の恩にそむかじと





 「 いち 」

          
         (訳詩)はぐれ雲



剣を仗ついて 千里をあるく


つまらん身ではございますが


一言いわせてもらいます


かつては大梁にわらじを脱いで


一宿一飯のお世話になりました


信陵君のおなさけで


今ではおてんとさんの下を


歩けるのでございます


信陵君のご恩を裏切るなんて


ぜったいにありません


お役にたちたいとお役にたちたいと


いつも思っているのでございます



座頭市春風駘蕩馬の耳



















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