人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2013/01/05 18:52:02|俳句中心
初夢は曹操淵明李白の詩






鉛色の空が光り出して、

海が銀色に輝いて、

留まっているのは吾輩だけで、

世の中は確実に動いているようである。



時間を勝手に止めたり、動かしたり、

戻したり、進めたり、、しているのは

どうやら吾輩だけのようである。



近き将来、

ユートピアが見つかって、

桃源郷が見つかって、

時空を超えることが

思い通りになるならば、

曹操を呼び出して、

陶淵明、李白、杜牧、、、、等も

召集して、大宴会を催そう!



まあここでは、吾が朋友の李白をたてて

美しい月夜の晩がいいだろう〜

月夜は秋とは限らない、

冬の月も煌煌としていいもんだ。

月夜の晩ににあうのは、

西施や飛燕の舞い かな〜

歌がはじまれば水森かおりの

ご当地ソングなんてえ〜のは如何?



酔いがまわるとみんな言いたい放題

曹操なんぞは

“中国を統一したい”なんぞと

どうでもいいくだらないとぼけたこと

をいいやがる。

1800歳近くになっても、

“人生幾許ぞ、朝露の如し”とな〜



さいごのしめは

“正月四日の辛み蕎麦”がいいかな


水森かおりの

ご当地はどこがいいですか?

まだ桃源郷が見つかってないのでね〜

あなたならどこがいいですか?




夜も更けて正月四日の辛み蕎麦



蕎麦うってねずみ大根擦りおろす



正月や西施の舞いと辛み蕎麦



初夢は曹操淵明李白の詩






















2013/01/01 0:44:20|俳句中心
初詣八岐大蛇と酌み交わす


謹賀新年

皆様のご多幸をお祈りいたします!

よい年でありますように!

本年もこのブログのご愛読を

お願いいたします!

       2013年元旦






我が家の氏神様は八坂神社である。

すぐそばにある小さな社です。


八坂神社は素戔鳴尊(すさのおのみこと)

を祀っております。


素戔鳴尊は昔 

八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した

縁で今ではすっかり仲良しの好朋友


今夜初詣に八坂神社へ行ったら

すでに二人(?)で

一杯やっておったわ!


吾輩を見つけて、一緒にやってけ〜

というので、三人で酒を酌み交わし

大気炎をあげたのでございます。


しかし吾輩には二人の大酒豪に対し

勝負になるはずもなく早々と

退散したのであります。


さすが音に聞こえた八岐大蛇

日本酒などは水飲む如し

でありましたな〜


来年は李白を連れてきて

相手させようとおもっている!




初詣八岐大蛇と酌み交わす





まだ、どこからともなく

除夜の鐘の音が聞こえてくるのです。




除夜の鐘の木魂(こだま)に響く

       去年今年(こぞことし)





今年はお参りする人が少ない

ようでしたな〜




家に帰り、二日酔い防止のために

お茶ずけを食べました。




元旦やまたも飯食う男かな

















2012/12/31 19:31:01|俳句中心
暖かくともぬかるんじゃあねえ冬の雨




別に 

年末正月だから休日なのではない、

いつのひからか毎日が休日なのだ。


休日だから、いろんなことを始めた、

知らないところへ行ったり、

何度も同じ処へいったり、

中国語を学びにいったり、

俳句を学びにいったり、

囲碁を打ちにいったり、、、、、、


そうして、今年の予定は数日前から、

全て終わって、全くの休日だ。


全くの休日になると、世の中の風景が

違って見える。

いろんないろが純粋ないろに見える。


吾が纏の里の風景も、

金目川には水色の水が流れ、

空色の纏の空に雲色の雲がながれる。


草木色の草木が生き生きとして、

枯れ木色の枯れ木も枯れ蟷螂も、

コンクリート色の電柱も

突っ立っており、

それらがみんな純粋な自然の色



湯豆腐や富士山覆う白い雲




夕方になると、

西の方が茜色の空になって、

そのなかを黒い色の鳥が

飛んでいくのである。




冬の雨ひねもすテレビは時代劇



暖かくともぬかるんじゃあねえ冬の雨




“昨今においては、いやああ〜

まさしく剣術はは商売なり”ですな〜



眠る山そろそろ起きよ日は高い





そうして今日は大晦日なのである。



年を食うあしたにならばまた一年




いよいよ来年は“古希”なのですな〜



大晦日化天の内を比べても



大晦日金箔入りの酒を飲む



寒靄やうしろの山に寄りかかる










 「除夜作」


     (盛唐)高適(こうせき)



旅館寒燈独不眠  旅館の寒燈

            独り眠らず

客心何事転凄然  客心 何事ぞ

            転た凄然

故郷今夜思千里  故郷 今夜

            千里を思う

霜鬢明朝又一年  霜鬢 明朝

            また一年





    皆様    来年もよろしく!



















2012/12/28 22:02:00|
十二月耳そばだてて雷を聞く





今日は寒いですな〜

これから雨の予報 

雷の音がどこからか聞こえてきます。



十二月耳そばだてて雷を聞く




落葉は風を憎まね〜よ〜

ぼうふらは蚊になるまで、

泥水を飲み続け、浮き沈みの生活さあ〜


そうして三つ目の朝は雨だった!


座頭市〜子連れ狼〜



外へ出たら、それほど寒くはない

そうだ床屋へ行こう〜

やっと散髪をしてきました〜

なんかどうでもいいようなことが〜

とてもとても面倒臭いのです。

やっと やっと

するべきことをした〜っという気持ち

ですな〜 一件落着でっした〜


帰りは少し雨が降っておりました。

細い細い雨 もう全く寒くありません

雨も気にならないというよりも

気持ちいいのですね〜

まるで春雨のようですね〜

月形半平太の気分ですかな〜



数え日や春雨に似し雨の降る







「 雪中の老釣り人 」


       (訳詩)はぐれ雲



千の山々に     飛鳥絶え

万の路々に     行人滅す

孤舟の中に     蓑笠の老人

独り釣る       雪の寒江







  「江雪」

        (中唐)柳宗元


千山鳥飛絶  千山鳥飛ぶこと絶え

万徑人蹤滅  万けい人しょう滅す

孤舟蓑笠翁  孤舟さりゅうの翁

独釣寒江雪  ひとり釣る寒江の雪







(後記)

つい最近まで、コンクリートから人へ、

何て 言ってた人が多かったけれど、

最近は人よりコンクリート、だと言う

人が増えてきて、何でも極端ですな〜

突堤釣りの名人たちや

浜の鴉達にとってコンクリートは

共存共栄切っても切れない対象ですね

勿論 ケーソンさんにとっても

そうですよね〜


あの殺風景なコンクリートの上で

じーっと待つことはたまんないですな〜

ましてそばに頼りになるものがあれば

なおさらですね〜

時間の経つのも夢のうちでしたな〜

思い出しますな〜

あんなそんな近い過去のことどもがね〜



独り釣る寒の突堤ワンカップ




             謝謝!


























2012/12/24 19:55:00|
柚子擦りて湯豆腐けむる独り酒




日本海側を中心に日本は

大雪にみまわれているようですね〜

だがここ纏の里はいっこうに降りそうに

ありませんな〜


先日 柚子をいただいたときに

俳句の先生に教えてもらいました。

柚子を冷凍庫に入れといて

それを擦って使うといいよ〜


やってみました何とかの知恵

湯豆腐をつくって、ポン酢の上に

すりおろす、湯豆腐のたれとした。

これは大成功でしたな〜

湯豆腐の立ち昇る湯気のなかに

ほのかにかおる柚子の香は

まるで我が家は月の世界 木犀の香に

代わって柚子の香りが満ちてくるので

ございます。


さらに純白の煙立つ湯豆腐を

柚子をすりおろしたポン酢につけて

吾が口中に放り込めば、体内に

柚子の香りとスパイスが走り回り

湯豆腐は喜び震え歓喜のなかで

吾が胃袋へと飛び込んでいくので

ございます。


同時に 日本の誇り 箱酒月桂冠“月”

も負けるものかと胃の中へ

流れ込んでいくのでございます。




柚子擦りて湯豆腐けむる独り酒










 33章 自ら知る者は明なり

           老子より



知人者、智也。  人を知る者は智なり

自知者、明也。  自ら知る者は明なり


勝人者、有力也。 人に勝つ者は力あり

自勝者、強也。  自ら勝つ者は強し


知足者、富也。  足るを知る者は富み

強行者、有志也。強いて行う者は志あり


不失其所者、久也。その所を失わざる者

          は久し

死而不忘者、寿也。死して忘れざる者は

          いのちながし





「自ら知る者は明なり」


          (訳)はぐれ雲



人を知るのは たんなる知者で

己を知るこそ 明知なり


人に勝つのは たんなる力

自分に勝つこそ 強きこと


満足知るのが 富むことで

道理を為すもの 志高し


自然にすごせば 長命で

死しても残れば いのちながし




“彼を知り、己を知らば、

百戦危うからず” は孫子の兵法で〜

老子さんが言うことは

“満足を知るのが富むことで、

自分に勝つことが強いこと” だと

そうして

“道理のままに、自然に過ごせ”

っつうのか よ〜


いずれにしても、さながらに、

囲碁は打つべし、勝ちたいな〜

道理のままに打つことが

いちばん難しいん じゃ〜い!




湯豆腐や己に勝てと囲碁を打つ