聞くところによると
紹興近辺で紹興酒を造っている
業者は100近くあり、ほとんどが
機械化されている、じっくりと
酒を醸す手造りの酒を造っているのは
だんだん少なくなり、今では
一割を切っているらしい。
今日はその手造りの造り酒屋へ
行きました.
緘亨酒業(かんきょうしゅぎょう)
と言う名前の酒屋でした。
その酒屋のおばんが言うことには
紹興酒は二回醗酵させるらしい。
麦を麴ではっこうする、
そうして漢方薬を麴で醗酵する。
それを絞って甕にいれて、熟成させる。
甕の口は息ができるように、
蓮の葉で蓋をし、その上を
小さい穴の開いた泥でかためて
何年も熟成させる
当然口からは水分が蒸発し
年とともに減ってくる。
10年ものになれば量は半減に
濃縮されるそうな!
紹興酒は古くなると老酒(ラオチュウ)
と言われる。
1年ものと10年ものを試飲したが
やっぱり全然ちがいましたな〜
年取れば、味わい深く、当然
うまくなる。
人間もおなじですな〜
なんでも例外はあるのだけれど〜
我輩もまだまだ
熟成中なので御座いますよ〜
面白い習慣があり
女の子が生まれると、紹興酒を醸し
甕に入れ、その女の子が
お嫁に行くとき、甕を開封し、
お祝いの来訪者におだしする!
いい風習ですね〜
その紹興酒を 女児紅、花雕酒等と
言うそうな!
紹興市では我輩にとって、紹興酒が
メインであり、
魯迅の故郷や旧紹興街は
つけたしでした。
次の目的地はこのツアーの
最後の地 上海市です。
紹興市から上海市まで高速道路で
約3時間かかりました。
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