人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2011/11/21 14:28:15|
さあ勝負サングラスぬぐ冬日和





昨日は横浜国際女子マラソンを

ながめていた。

スパートをかけるときには気合を入れる

同時にかけていたサングラスを外し

投げ捨てる。


弱い人間 きっかけが必要なんだな〜

気温が高く苦しそうだ。


いったん先頭に出たが徐々に後退

そういう時もあるもんだ

まだまだ これから かならずや

捲土重来 これからさ〜



さあ勝負サングラスぬぐ冬日和





 「白鷺鷥」

         (盛唐)李白


白鷺下秋水  白鷺 

         秋水に下り

孤飛如墜霜  孤飛すること

         墜つる霜の如し

心閑且未去  心閑かにして

         且くは未だ去らず

独立沙洲傍  独り立つ 

         沙洲の傍




 「白鷺」

         (平成)はぐれ雲


白鷺舞い降りる 金目川

 一羽の舞は   霜のよう

  心おだやか  飛び立たず

   川の中州に  立っている


冬日和 白鷺の遊ぶ 金目川


      はくろ



李白の時代には

霜は天から降ってくると

思われていたらしい。

















2011/11/19 23:05:25|その他
冬の雨トイザラスへと散歩する




なかなかポーズがきまらなくてね〜


それにしても、豪雨 豪風でした!

こうもりがそうとう

骨折したようですね〜



冬の雨トイザラスへと散歩する






 「 関山の月 」

          (盛唐)李白



名月出天山 名月 天山に出づ

         てんざん

蒼茫雲海間 蒼茫たり 雲海の間

      そうぼう うんかい

長風幾万里 長風 幾万里

      ちょうふう いくばんり

吹度玉門関 吹き度る 玉門関

           ぎょくもんかん



漢下白登道 漢は下る 白登の道

      かん   はくとう

胡窺青海湾 胡は窺う 青海の湾

      えびす うかがう

由来征戦地 由来 征戦の地

      ゆらい せいせん

不見有人還 人の還るを見ず

        かえる



戍客望辺色 戍客 辺色を望み

      じゅきゃく へんしょく

思帰多苦顔 帰るを思いて苦顔多し

            くがん

高楼当此夜 高楼 此の夜に当り

      こうろう このよ

嘆息未応閑 嘆息すること

      未だ応に閑ならざるべし

      いま まさ かん





天山に名月出でて風速し


雲海の真ん中割れて松一本


吹き渡る朔風長き玉門関


凍て雲や人の帰らぬ戦の地


旅人眺むる地平線長安の春

















2011/11/18 19:39:04|その他
須賀川に復興の炎 冬銀河





赤々と柱の燃える神無月



先日中国語の同学酒友より

写真が届いた。故郷に帰っていたと、

りんごの収穫を手伝い、

日本の三大火祭りの一つ

を見てきたと言う。


須賀川の火祭り「松明あかし」が

11月12日に行われた。

この火祭りにはながいながい歴史が

あると言う。

須賀川城主の二階堂家が伊達政宗との

戦いで、討ち死にした多くの霊を弔う

ために行われるようになったと言う。

今年は大震災の犠牲者の追悼もこめて

22本の大松明が燃えていたそうな。


歴史秘話それは、今から四百二十数年

以前になるらしい。

豊臣秀吉が天下統一に向けて勢力を

拡大しているころのお話、伊達政宗も

勢力を拡大していたのですね〜

生々しいお家騒動のなかで、正宗とは

戦うのだと誓いの札を燃やして誓い合った

二階堂、大乗院側 誓札を燃やした灰を

酒に入れて飲みあい誓い合ったという。

しかし、いつの世もどこにもいる裏切り者

裏切り者の為に

戦い破れ その誓いをわすれまいぞと、

「むじな狩り」と称して新しい城主を

だまして、火祭りは 継続されたという。

まだまだ 秘話や三千代姫の悲話や古話

はあるようであるが、

これ以上深入りすると、新しい日本史を

書かなければならなくなるので、

このへんでやめるとしよう。



奥州に柱を燃やす誓いあり




この大松明は パルテノン神殿の柱

の如く、高さは十メートル、

重さは十トンもあると言う。



須賀川に復興の炎 冬銀河



須賀川の松明あかし 神無月




ついでに日本の三大火祭りとは、


「鬼夜」大善寺玉垂宮(久留米市、福岡)

「鬼すべ」大宰府天満宮(福岡)

「お松明」鞍馬の火祭り(京都)

「松明あかし」大神の夜祭り(須賀川、福島)

「那智の火祭り」(和歌山)

「道祖神祭り」(野沢温泉村、長野)

「向田の火祭り」(石川)


何で三大火祭りなのかって?

それぞれたちばがあるもんで、

順番はつけにくいのかな〜

中国の三大美人と同じように

自分で全部見てまわり

順位をつねねばならんのかな〜



ひかりふるよる蓑虫の泣いており















2011/11/16 23:11:25|中文俳詩
冬山如睡 秦淮河辺 有酒家






大根のしっかり伸びてまだ白し




また中国語での俳句を載せます。

漢俳句です。



吃飽了 暖菜 河豚館


chi1bao3le

    nuan3cai4

        he2tun2guan3


ぬくもりを腹に入れたり河豚の宿





打噴嚔了 寒暖之差 很多呀


da3pen1ti4le

     han2nuan3zhi1cha1

          hen3duo1ya1


はなひるや寒暖差異のアレルギー









「 四時山 」

       (北宋) 郭熙



春山淡冶而如笑  春山淡冶(たんや)

           にして笑うが如く

夏山蒼翠而如滴  夏山蒼翠

           にして滴るが如し

秋山明浄而如粧  秋山明浄(めいじょう)

           にして粧うが如く

冬山惨淡而如睡  冬山惨淡(さんたん)

           として眠るが如し



郭熙(かくき)は、

北宋の画家(生没年不詳)。


「四時山」は「山の四季」の意味。


上記の漢詩が出典となって、

山笑う〜春  山滴る〜夏

山装う〜秋  山眠る〜冬

が、俳句の季語になっています。




 「 泊秦淮 」 しんわいにとまる

            (晩唐)杜牧



煙籠寒水月籠沙  煙は寒水をこめ

           月は沙をこむ

夜泊秦淮近酒家  夜秦淮に泊まる

           酒家に近し

商女不知亡国恨  商女は知らず

           亡国の恨みを

隔江猶唱後庭花  江をへだてて

          なお歌う後庭花





秦淮河に舟泊まりしてみれば、

そこは酒楼に近いところ

酒と色香を売る遊び女たちに

亡国の恨みなど解らない

河向こうから なおあの亡国の曲

「玉樹後庭花」の歌が聞こえてくる!



「玉樹後庭花」

六朝最後の天子、陳国の陳叔宝

が作詞作曲した。

迫りくる国難をもかえりみず、

歌舞、酒宴にあけくれていた。

「玉樹後庭の花、花開くも、

復た久しからず」

国が滅ぶ前兆だとされた。

その後ついに 

隋に滅ぼされたのである。

陳は三国時代以降 五胡十六国

後 南朝の一つ

都は建康 今の南京にありました。




誰知道 陳亡国的恨 冬天暖


shei2zhi1dao

   chen2wang2guo2de hen4

        dong1tian1nuan3


亡国の恨み誰ぞ知る冬日和



冬山如睡 秦淮河辺 有酒家


dong1shan1ru2shui4

   qin2huai2he2bian2

        you3jiu3jia1


山眠る秦淮河に酒家あり




秦淮河(しんわいが)

南京市を流れる長江を除く最大の川






「玉樹後庭花」

        (六朝)陳叔宝


麗宇芳林対高閣 麗宇 芳林

          高閣に対し

新装艶質本傾城 新装の艶質は

          本より城を傾く

映戸凝嬌乍不進 戸に映り嬌を凝らし

          てたちまち進まず

出帷含態笑相迎 帷を出で態を含み

          笑って相迎う

妖姫瞼似花含露 妖姫の瞼は花の露を

          含めるに似たり

玉樹流光照後庭 玉樹 流光

          後庭を照らす

















2011/11/15 19:14:20|俳句中心
黒猫の白猫となる竈(かまど)猫





火をつける冷えた昨夜の根深汁



やっぱりね〜

泥鰌は泥鰌以上でもないし、

泥鰌以下でもない!

ただの泥鰌だったのかな〜

夏までにはせめて鰻ぐらいには

なって欲しいもんだがな〜



国民に向かって明快に号令を

かけられるるような

リーダーが欲しいもんだがな〜



黒猫の白猫となる竈猫


こいつはほんとうに

鼠を獲れるんかね〜


竈猫(かまどねこ)とは

寒がりの猫で、火の消えたかまどの

灰の中にもぐりこんで

灰だらけになっている猫を言う。

ユーモラスで楽しいですね〜



樹木をじっくりながめていると

いろんな顔がみえてくる。

なんかみんな人間の顔のようだ!

             (写真)





 「 信 」、、、、、、、xin


儿在Scool読Book、er4zai4

               --du2--

門門功課都Good、、、、men2men2

               gong1ke4dou1--

唯有English不及格、wei2you3

               --bu4ji2ge2--

老師罰我Stand、、、、lao3shi1

               fa2wo3--  

我罵老師是Dog.、、、、wo3ma4

               lao3shi1shi4--





 「 手紙 」


僕はスクールでブックを読んでいる、

どの科目もグッドだ、

ただイングリッシュが不合格で、

先生にスタンドさせられ、

私は先生をドッグだと罵った。

    (現代中国風刺詩事情より)



中国のアルファベット語

AA制〜割り勘

BP機〜ポケットベル

T褌〜Tバック

卡拉OK〜カラオケ

PMP〜ゴマすり

中国語で拍馬屁 pai1ma3pi4

    なので



だんだん中国語に翻訳するのが

面倒になって来ているとみえて、

そのままのアルファベットが

増えてきている。


自然の成り行きなのだろう。

英語ならそのままのアルファベットで

書いとけば、

そのほうが解りやすい。

中国人もそのようになってきて

いるのであろう!



日本で創った外来語は

温度 漫画 会話 科学 警察 電車

大気 芸術 宗教 講師 共産主義

等々きりがないほどいっぱいある。

中国語としても通用するものも多い。

言葉に特許はないからな〜

なんでもグローバル化されている。

漢字で表現するのは万葉集以来の

得意技だからね〜