幻塾庵 てんでんこ

大磯の山陰にひっそり佇むてんでんこじむしょ。 てんでんこじむしょのささやかな文学活動を、幻塾庵てんでんこが担っています。
 
CATEGORY:下の詩歌畑

2017/02/16 14:09:16|下の詩歌畑
平田詩織さん「冬の朝」

朝日新聞夕刊の「歩き出す言葉たち」に平田詩織さんの作品が掲載されたのが
1月11日だから、もう1ヵ月以上もたっている。
しかも写真がシワシワ。ごめんね。
クリックして拡大してください。

わずか2行のプロフィールのスペースに、
《「一本の白羽の矢のように私たちの始原を刺し貫いた」と評価された》
とあって、こちらにも白羽の矢が真っ直ぐ飛んできたようでした

 






2017/01/08 13:30:17|下の詩歌畑
井口時男 新年詠



 
          シャッター街に虎落笛きく年の暮れ

 

          犇めいて「根付の国」の初詣







2016/12/14 12:04:17|下の詩歌畑
代参者のプラハ詣で


幻塾庵ゆかりの詩人と作家の近作

平田詩織さんが「現代詩手帖」(2016年8月号)に発表した「プラハ」と
村松真理さんが「草獅子」創刊号(2016年11月23日)に発表した
短篇小説「黄金の虎男

庵主はジャンルの異なるこの二篇を、勝手に代参者のおみやげとして読み、いたく好感を抱いた。
後者には一度だけ「カフカ」の名が出てくるが、プラハ紀行として書かれたものではないし、前者の詩にはカフカのことなど書かれていない。
ニモカカワラズ、庵主は二つともテンデン講の「モラヒ」とみなした。

カフカのプラハ詣で――は、庵主が夢の中でか、妄想の中でしか実行できないものの一つなれば。






2016/12/12 13:51:00|下の詩歌畑
下の詩歌畑
昔は、伊勢参りとか熊野詣とか庶民が一生に一度はと念じていた旅は「講」でおこなわれたそうな。
代表者が行けない人のぶんまで思いを背負ったのだね。

幻塾庵の庵主も、下流老人に近い身の上であることから、てんでんこを時にテンデン講などといいかえ、「出入り自由な牢獄」で、井の中の蛙をきめこむ身の「代わりに」旅に出ておみやげの文や詩歌句や写真を届けてモラウ、と虫のいいことを考えている。

新設の「下の詩歌畑」が「猫床六尺」の写真同様、当庵に心を寄せてくれる諸氏のナグサメになれば幸いである。

と念じていたが、肝心のものがなければどうにもならない。
と、そこへ、渡りに舟みたいに「代参句抄」(?)を寄せてくれたのは、昨年『天來の獨樂』(深夜叢書社)で俳人デビューをした文芸評論家の井口時男さん。


 

 耶麻渓の水に暮れゆく秋の旅

 暁の星冷え冷えと阿蘇眠る

 
夜神楽を夢に封じて霧の郷(高千穂)

 山翳り椎葉の野菊吹かれゐる(椎葉村)
 






[ 1 - 5 件 / 4 件中 ]