動作の震え、移動等支障ある方。
震えは、パーキンソン病にみられるように 脳の大脳基底核という部分が 動作をスムーズに行えるように調整しており この部分が障害があると震えや筋肉の緊張が強くなったりする。
マッサージ、徒手的にアプローチするとなると、 大脳基底核に直接刺激を与えるのは不可能であり 間接的にアプローチすることになる。
とりあえずは、 少なからず動いていないことで 血流悪く筋肉等、新陳代謝が悪く筋力低下、固くなり余計に動きづらくなっていると思われるので マッサージで筋肉を柔らかくし 血流改善新陳代謝活性化し関節可動域訓練で動きやすい状態にする。
その上で震えの悪化させないように気を付けながらの 先ずは筋肉を動かすための末梢神経の伝達のふかつ?活性化の為の 他動的運動 単純な運動 それをやっていくことで、筋肉繊維も活性化し筋力強化も期待できる。
次に日常生活動作を考えた動作の訓練をやっていく。
とりあえずパーキンソンにみられるような震え等で動作困難な方は 食べ物を口に持っていこう、 とか足を一歩前にだそうとか 意識すると 大脳基底核の異常により 震えたりうまくできない。
若くて健康な人でも ダンスとか、じゃがいもの皮むきとか 複雑で慣れないことをするとき 失敗したら、怒られたらどうしようとか 緊張してガクガク震えてしまうということはあるだろう。
しかし 同じ動作を何回も繰り返しやっていると、 意識しなくても、できるようになっていく。 ピアニストが演奏するときに 次はド 次はミとか 考えてはいないだろう。それよりはテンポゆっくりとか他のことを考えているだろう。 何回も何回も繰り返し練習していると複雑な動作も意識しないでできるようになるのである。 震えに対しての対処としても何度も何度も同じ動作を繰り返すことで震えがおきなくなる可能性はある。
まとめると 大脳基底核の障害を直接直すのは困難だが
寝たきり等、動作不活発で筋力低下等で 余計に動きずらくなっているので マッサージ機能訓練である程度は回復の見込みがある。
反復して何度も同じ動作を行うことで大脳基底核を刺激しないでも動けるようになる可能性はある。
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