その昔、さだまさしが好きで、『檸檬』という歌に出てくる
湯島聖堂や
聖橋、
スクランブル交差点など、いったいどんな所なんだろうかと想像していました。そして
数年後、学生時代の一時を
御茶ノ水界隈で過ごし、それらの場所を毎日のように見ることになりました。
御茶ノ水は、
学生の町。
楽器の街。坂を下れば
神田の
本屋街に
スキーショップ。画材屋の
檸檬や
三省堂、駅前の
ロッテリアなどには散々お世話になったものです。
この街で何より好きだったのは、主に
石造りの建築物の数々。
ニコライ堂、
明治大学、
主婦の友社、
日本大学、
日仏会館、
山の上ホテル。
神田川の向こう側には
医科歯科大。そして、あちらこちらに点在する名前のついた
坂道や
階段。何気にぶらぶらすると、いくらでも堪能出来たものです。
ちょっとご無沙汰しているうちにあちらこちらの建物が
新しくなって、ずいぶんと
雰囲気が変わりました。でも、
変わらない所も沢山あって、懐かしさでいっぱいになります。新しい物と古いものが
いい塩梅で同居している街になった、
御茶ノ水が相変わらず
大好きです。この次に行くときには、また
新しい顔を見せてくれることでしょう。
<写真は御茶ノ水界隈>
左:御茶ノ水橋から眺め
中央線が停車していたところへ、丸の内線が滑り込んできました。
秋葉原方面の眺めは高い建物が増えました。
こんなところで写真を撮っているのは私くらいかと思いましたが、帰り道でご同類を見かけました。
右:駅前のスクランブル交差点
いつもは人であふれているのに、この時は何故か人が少なかったです。
★このほかの写真は
『ぺんぎん通信 写真館・東京の長い一日 〜御茶ノ水&本郷』でどうぞ。
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