ISO 9001運用と日常業務の一体化をサポート

中小企業の皆様へ、ISO 9001規格は、2015年に大きく変わります。この改正は、ISO 9001運用と日常業務を一体化する、絶好の機会といえます。お気軽に、ご相談ください。 ☎ 090‐7905‐0167  Eーmail masabuto@md.scn-net.ne.jp
 
2013/05/23 10:00:00|散策だより
思い出横丁 中通りから

新宿西口 思い出横丁の“カブト”で一杯!
二か月ぶりです。

座ったカウンター席から、中通りがよく見渡せます。

通行人の顔が映らないように
一枚をパチリ!!









MSSつぶやき13-04 ISO 9001の改正を先読みする(その2)
 改正を先読みする(その2) 改訂版の続きです。
 
 品質マネジメントシステムの計画では、計画の実効性を高めるために、取り組む必要のある “リスク及び機会” を決定することが求められます。
 
組織が提供する製品・サービスに関して、
 (1) 製品・サービスの品質に関するリスク
 (2) 必要な時に必要な量を提供することに関するリスク
 (3) 製品・サービスの提供の過程を含めた地域・自然環境への
   悪影響など
多くのリスクが考えられます。
 
 これらのリスクを多面的にとらえてリスクを特定し、そのうえでリスクの分析と評価を行って、マネジメントシステムの計画に反映します。
 ここで、注意したいのは、計画が実行しやすいように 「組織の身の丈に合った計画」 とすることです。

 なお、2009年に、ISO 31000(リスクマネジメント−原則及び指針−)が制定されていることを付記しておきます。







2013/05/17 8:54:19|散策だより
柿の花が満開です!

しばらく、日記を休んでいました。

2階のベランダから、目の前に柿の花を見ることができます。

とっても沢山の花が咲いているのですが、
昨年、収穫できたのは、百にひとつ、あったでしょうか?










MSSつぶやき13-03 ISO 9001の改正を先読みする(その2)
   改定版です。
ISO 9001の改正において、組織にとっての重要な変化について、二つ目のポイントを述べます。

 (2)
リスク・マネジメントの考えを導入し“リスクと機会”を考慮する

  組織が事業継続を果たすには、将来も含めて、組織を取り巻くリスクにはどのようなものがあるかを洗い出して、それらのリスクを組織として許容される程度まで“リスクの防止又は低減”をする必要があります
 
 今までの品質マネジメントシステムの運用では、リスクへの対応は、『是正処置』と合わせて、“起こり得る不適合が発生することを防止する” 『予防処置』 がありますが、より積極的な取り組みには至っていないように思います。
 
 ISO 14001(環境マネジメントシステム)規格では、“環境に著しい影響を与える又は与える可能性がある側面を特定する” さらに “緊急事態への準備及び対応”という要求事項によって、リスク・マネジメントの考え方が取り入れられています。
 
 改正されるISO 9001では、『予防処置』という用語は見当たらず、
予防に必要な処置は、QMSの計画の策定段階で検討されます。

(次回に続く)
 







MSSつぶやき13-02 ISO 9001の改正を先読みする(その1)
 ISO 9001の改正では、ISO MSSが適用されます。この新しい動きによって、組織にはどのような影響があるのでしょうか? 改正を先取りして考えてみましょう。
 まずは、組織にとっての重要な変化について、いくつかのポイントを述べることにします。

 1.運用している品質マネジメントシステムは、組織の状況を反映していますか?
 
多くの組織においては、ISO認証取得を第一の目的として、品質マネジメントシステム(QMS)を構築し、運用していると聞きます。極端な場合には、組織の本来業務から乖離したISOのための業務を平然と行っている組織もありますし、大多数の組織では、ISOのための業務負担が大きいと感じているのが実情でしょう。
 こうした実情から、当然に実施しなければならない本来業務を行っていれば、ISO規格の要求事項に適合して、認証取得が維持されるという、そのようなQMSに変えていくのが、QMSスタッフや実務者の希望です。
 私は、改正されるISO 9001が、このような希望に応えてくれるものと考えています。
 
 すでに、現在のISO 9001:2008規格では、組織の目的と状況にあった、「QMSの構築、運用」とすることを推奨する記述が、規格の序文にあります。しかし、その記述は、規格要求事項(・・・・しなければならない)ではないために、見過ごしてしまいがちです。
その序文の要点を書き出しますと次のようになります。
 @QMSの採用は、“組織の戦略上の決定による”ことが望ましい。
 AQMSの設計及び実施は、組織の状況(組織環境、多様なニーズ、固有の目標、製品、プロセス、規模及び組織構造など)によって影響を受ける
  組織のQMSの構造及び文書化の画一的は意図していない
 B組織内において、望まれる成果を生み出すために、プロセスを明確にし、・・・・・・・・を“プロセスアプローチ”と呼ぶ。 
 
 以上の考え方が、改正されるISO 9001では、規格要求事項に盛り込まれますので、多くの組織では、組織の状況にあったQMSの構築、運用への見直しが必要になるでしょう。規格要求事項に盛り込まれる、その要点は、次の通りです。
 @組織の目的に関連し、QMSの意図した成果に影響を与える“外部及び内部の課題”決定しなければならない、及び“利害関係者のニーズと期待を明らかにしなければならない。
 A組織は、QMSの対象範囲及び適用可能性決定し、この規格の要求事項に従って、必要なプロセス及びそれらの相互作用を含む、QMSを確立し、文書化し、実施し、維持し、かつ継続的に改善しなければならない。 
 
 以上のことから、組織の状況、組織の目的、利害関係者と組織の品質保証に対する思い、などが反映された、QMSが構築され、運用されるようになると考えてよいのではないのでしょうか。
 
 次の投稿は、「組織のリスクを考慮した計画」 についてです。