mikkoの山旅日記Ⅱ

最初は食べ歩きの旅、そしてハイキング、100名山、そして次は沢登り、岩登りと広がり冬は3000m級の冬山へ・・・・
 
CATEGORY:ロープワーク&遭難救助トレ

№1382-36 沢用ロープワークトレ(湯河原・幕山)



日  程: 2019年6月29日(土)
メンバー: mikko(LD)、つっちぃ、Akkey、hiro(入会希望者)
天  気: 小雨

日記:
今日は天気が良くなかったので、幕山公園の舞台を使わせていただいてロープワークトレをすることにした。

mikko車でつっちぃと一緒に出発し、早川駅でAkkeyさんをピックアップして幕山公園の駐車場に着いて、東京から入会希望で参加のhiroさんと合流する。
雨の中、幕山に登るハイカーさん達もいました。

駐車場の横にある屋根付きの建物(舞台)でロープワークトレ開始。



















リードで登る時の一連の流れと、使用する結びのメリットデメリット、岩溝等を通過しやすいバタフライのロープの結束を何度も練習した。

8時半過ぎから始まって、14時頃までトレーニング後、往路を帰路に着く。






№1376-30 湯河原 悟空スラブ(マルチトレ)

★写真の上でクリックすると拡大します。


日  程: 2019年5月30日(木)

メンバー: mikko(LD)、つっちぃ、けん

コース:
平塚自宅7:00⇒7:50幕山公園ⓟ→8:30悟空スラブ16:30→17:15幕山公園ⓟ⇒往路を帰路に着く

日記:
6月上旬にマルチの初体験をするちっちぃからトレーニングをしたいと依頼があり、ロープワークトレも兼ねるので、ロープワークトレ希望のけんさんも参加でマルチトレをすることになった。

つっちぃ同乗で幕岩公園の駐車場に着くと、既にけんさんが到着していて我らを待っていて早っ。

公園のトイレ前で水曜日にお世話になっているS子さんにお会いするが、ここのところ水曜日は天気に恵まれず木曜日に登る日が多かったとのこと。九州へ行く前から幕岩に行けていなかったのでもう二ヶ月ぐらいお休み状態が続いていて、梅雨も目前に迫っているので幕岩がドンドン遠のいていっているようでチョッと悲しいです。

急登のアプローチを額に汗しながら登ってやっと着く。直下では別の踏み跡に入ってしまって悟空スラブの真下に出てしまい、そこから少し這い登っていつのも踏み跡に戻るが、悟空スラブのアプローチで道を外したのは初めてだったので、帰りにどこで間違えたのか確認してみましょう。

今回は、二人ともWロープをまだ持っていないので、Wロープ1本、Sロープ2本でトレーニングをします。

登攀装備を付けて、1ピッチ目の取付は足場が悪いので1ピッチ目の終了点まで登ってトレーニング開始。
つっちぃはマルチで使うであろうロープワークを一つ一つ確認し、けんさんは初めてなので沢登りで使うロープワークをざっくり、ロープワークを使う時のメリット、デメリットを説明しながら覚えてもらい、反復練習をします。

この後、2ピッチ目を二つに区切って、つっちぃとけんさんがマルチで登って一連の流れを確認しながら登ります。

3ピッチ目はmikkoがリードで登るがやはり高度が上がるに連れ、やや壁も立っているのでSロープを2本引いて登るのは重くて、重くて辛かったが、終了点まで登って来て喜んでいる二人を見て辛かったことが薄れて行った。

終了点から50mの懸垂下降が終わってホッ!
あとは2ピッチで下ればランチタイムです。午後は下から通常の登りで2ピッチ目終了点までマルチで登りましょう。
と言ったあと、ロープの回収開始、ロープを引いていてくれた、けんさんの『あれっ?ロープが引っ掛かっちゃた~』にビックリ。聞いてみると末端の結び目を解かないままロープを引いてしまったのが原因だった。ので、ランチ後再度登ることになった。

ロープが1本になったため1ピッチ目の終了点まで2ピッチで下って、ここから置いてあったロープも使ってロープ2本で1ピッチの下降で取付に戻って遅めのランチを取る。
ランチ後、終了点にロープが残ったままなので1本のロープで登ることにした。

14時頃、けんさんが1ピッチ目のリードで登って行き、2ピッチ目はつっちぃが、3ピッチ目をmikkoが登って終了点に着く。中間でけんさんが登っている間に引っ掛かっていたロープを回収し、つっちぃが登ったあと3ピッチの懸垂で取付に戻る。
今回のトレーニングを終えて、次の課題は支点構築時のスピードアップ、私にとってもいいトレーニングになった。

帰路、間違った踏み跡の確認をすると、進まなければならない方の踏み跡が分かりづらくなっていて、間違った踏み跡の方がしっかりした踏み跡になっていたので次回から要注意ですが、沢に入ったところの上が悟空スラブなので少し這い登れば踏み跡に出ます。





関連記録 NET山岳会“HALU”けんさんの記録へ











№1367-21 広沢寺付近(ロープワークトレ)



日  程: 2019年3月17日(土)

メンバー: mikko(LD)、おけいさん、nhkk、つっちぃ
天  気: 曇りのち小雨

日記:
今回は、繋目のあるロープの懸垂下降と懸垂下降中からの登り返しのトレーニングをする予定であったが、お昼頃から時々雨が降って来たので登り返しは無しにして、繋目のあるロープの懸垂下降のみのトレーニングとなった。







先ずは立ち木に支点を取り、懸垂用のロープを掛けて平地で、以下の順で行ったあと、傾斜の付いた石壁で行った。

①ハーネスループにマリナー用カラビナ(上)と下降器用カラビナ(下)を掛け、ハーネスベルトにバックアップ用の大型のカラビナを掛ける。

②メインロープに長いシュリンゲを輪の状態で一緒に巻いてマッシャー(オートブロック)を作り、マリナーを作って荷重移動用をセットする。この時マリナーノットの長さは20cm位にする。伸び(緩み)の分を考えると短い方が後の作業がやり易い。
※マリナーを作ってスリングが長く余るようだったら、上下に二重~三重に荒く巻いてからセットする。解く時に大変なので結んだりしないで、スリングの間に挟みこんでカラビナを掛けるだけでいい。カラビナはメインロープに掛けておく。
※マッシャーを作る時に巻くスリングは、太いとマッシャーが効きずらくなるため細めがいい。(事前に相性を確認要)

③下側のカラビナに下降器をセットする。

④全てを確認したら結び目の20~30cmぐらい手前まで下りてストップ。この時にマッシャーは小指の側面で押すようにして下りること。注意点は、握ってしまうと緩んで滑ってしまうので絶対に握らないこと。危険です。

⑤マッシャーを効かせて、効きの確認をしたらマッシャーの方に体重移動させる。

⑥下がっているロープを2~3m位手繰り寄せてエイト結びをし、腰のカラビナに掛けてバックアップを取る。

⑦下降器を外して結び目の下にセットし直し仮固定する。(距離が長いとマッシャーを外す作業が出来なくなるので出来るだけ結び目の根元にセットする。)
※仮固定は下降器に付いたロープを、ブレーキを掛けるように折ってカラビナから通し、メインロープの間に挟み込み、通したロープとメインロープの計4本のロープを一緒にカラビナを横に掛ける。カラビナを横に掛ける理由は確保器に掛けたカラビナに食い込まないようにするため。
 
⑧⑦の作業に間違いが無いかを確認したら、マリナーを解いて少しずつずらしながら荷重を下降器に移し、荷重が下降器に移動したら、マリナーを解除しマッシャーも下にさげて外す。マッシャーに手が届かなかったら一緒に巻いていたシュリンゲを引くとマッシャーが簡単に下りてくる。

⑨バックアップを外して仮固定を静かに解いて下りる。

※仮固定は、ロープ2本と1本の時は仮固定の仕方が変わる。
2本の場合:⑦を参照
1本の場合:確保器の下にカラビナを1枚掛けてロープを通した後メインロープに巻き付けてひと結びしてカラビナを掛けておく。この方法は2本の時も同じようにして使える。カラビナを下に1枚掛けることによって制動が掛かる。

ランチタイムが終わった後ぐらいから、時々パラパラと雨粒が落ちて来るようになったので、場所をまた平地に戻して直ぐに撤去できる状態にしてから、反復練習をして本日のロープワークトレを終えた。


【余談】
運よく猟師さんが通りかかり、なんと鹿肉を頂けることになった。
我が家に戻ってからは大忙し、大きなボールを使って肉を水に浸けて血抜きをした後、大きく切り分けて(1個120gぐらい)圧力なべで1時間加圧した後、鹿肉の角煮を作った。翌日はmikkoは用事があって参加できなかったがTATUYAファームでランチパーティがあったので差し入れることが出来て、皆さんにも味わっていただけて良かった!







関連記録 NET山岳会“HALU”おけいさんの記録へ








№1354-8 ハイキング,登山時用ロープワーク&救助トレ

日  程: 2019年1月27日(日)
メンバー: mikko(LD)、つっちぃ、momo、るるぶぅ、furu、S木さん
天  気: 晴れ

日記:
9時に大磯生涯学習センターの駐車場に集合し、ハイキングや登山時の滑落を想定して、救助に伴うロープワークと救助のトレーニングを行った。

装備は、私たちが山行時の万が一に備えて共同装備で7mm×20mロープ1本(場所によっては2本)、スリング120cm1本、環付カラビナ2枚を、個人装備はスリング120m1本またはスワミベルトと環付カラビナ1枚を持参している装備のみを使ってのトレーニングです。(個人装備のスリング&環付きカラビナは、場合によっては1組追加する時もあります。)

先ずは
チェストハーネスの作り方から始める。自分用と救助する相手の分ですが、相手の分は向きが反対になるので時々??になってしまうようだったが、何度か繰り返すうちに流れがスムースになって来た。(出来上がったら必ず間違っていないかを確認する。)

次は今回使う単体のロープワークです。
・変形ブーリンorブーリン+結び止め
山では立ち木で支点を取ることが多いので、簡単に出来るブーリンが最適ではと考える。注意点は解けやすいデメリットがあるので、変形ブーリンにするか、結び止めを必ずすること。
・ラビット結び
 メリットは、携帯ロープは細めのロープを持参することが多いので、エイト結びを使うよりテンションが掛かっても解きやすい。
・インラインノット
 ロープ上に簡単に支点を作ることが出来る。
・バタフライ
 今回は、救助される人のチェストハーネスに付いているカラビナを掛けた。蛇行して登らなければならない場合は、バタフライの輪の部分を長くしてカラビナを掛け、万が一登っている時に滑り落ちても、後続にいる救助者が振られないようにる。
・半マスト
 救助する人をロアーダウンで下し、救助者を確保しながら上げる。
・半マストでの懸垂下降練習(デメリットはロープがキンクしやすいです。)

単体のロープワークを練習後、以下の順で救助トレーニングをした。
①確保者は素早く木にブーリン+結び止めをして支点を取り、インラインノットで輪を2個作る。1個はセルフビレイ用、もう1個は確保用に使う。(側にセルフを取れる立ち木等があれば立ち木で取る。)

②救助者は確保者と同時進行でチェストハーネスを作りロープの末端でエイト結び(ラビット結び)を作りチョンガケをする。

③半マストで確保し、ロアーダウン(または懸垂下降)で転落者の元に下りる。

④救助者は素早く自分の結びから1.5m~2mくらい離れたところで輪の部分を長めに取ったバタフライを作って転落者が落ちないように手に持たせる。次にザックを背負ったままの転落者の背中に仲間から借りたスリングを通してチェストハーネスを作りバタフライの輪にカラビナを掛け繋ぐ。

⑤一連の作業が終わったら確保者に声を掛け引き上げ開始。救助者は後ろから転落者を誘導しながら一緒に登る。

一連の流れを、持ち場を変えながら何度も反復トレをして、14時過ぎにトレーニングを終える。
駐車場に戻った後。20mロープを使って20mを懸垂下降後、ロープを回収する方法とこれに対するメリット、デメリットの説明をしたあと、解散となる。

解散後、mikkoとmomoちゃんとるるぶぅさんの三人は湘南平までミニミニハイキングをし、千畳敷で房総や大島等を眺めながら、美味しいお汁粉をるるぶぅさんにご馳走になった。





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№1345-71 湯河原 幕岩 悟空スラブ(ロープワークトレ)

★写真
悟空スラブのアプローチ
悟空スラブ
確保の支点構築中
懸垂下降中

日  程: 2018年12月26日(水)
メンバー: mikko(LD)、nhkk
天  気: 曇り

日記:
nhkkさんを早川駅でピックアップして幕山の駐車場に着くと、既に駐車場にはたくさんの車が止まっていて、今日は岩場が賑わいそうです。

桃源郷、喜望峰の岩場前をスルーして、悟空スラブに向かうが急斜面に付く踏み跡には枯れ葉が多く、悟空スラブの核心部はアプローチかも知れないね~なんて話しながら9時過ぎに岩場に着く。

岩場の下部はあまり良くないので、1ピッチ上まで登って、ここでロープワークトレを開始。
マルチの支点構築や懸垂下降の流れ等を中心に12時すぎまでトレーニングをした後、駐車場に戻り、横にある屋根付きの舞台?で昼食を済ませ、午後は沢登りの時にmikkoがよく使う変形ブーリン、インラインノットを使った確保のトレーニングを14時半ごろまでしてお終いになる。

戻る時に通った岩場にはたくさんのクライマーたちがいてランチ中、大賑わいでした。
帰路は、早い時間にもかかわらず車が多かったので旧道を通って家路に着いた。






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