
日 程: 2019年3月17日(土)
メンバー: mikko(LD)、おけいさん、nhkk、つっちぃ
天 気: 曇りのち小雨
日記:
今回は、繋目のあるロープの懸垂下降と懸垂下降中からの登り返しのトレーニングをする予定であったが、お昼頃から時々雨が降って来たので登り返しは無しにして、繋目のあるロープの懸垂下降のみのトレーニングとなった。



先ずは立ち木に支点を取り、懸垂用のロープを掛けて平地で、以下の順で行ったあと、傾斜の付いた石壁で行った。
①ハーネスループにマリナー用カラビナ(上)と下降器用カラビナ(下)を掛け、ハーネスベルトにバックアップ用の大型のカラビナを掛ける。
②メインロープに長いシュリンゲを輪の状態で一緒に巻いてマッシャー(オートブロック)を作り、マリナーを作って荷重移動用をセットする。この時マリナーノットの長さは20cm位にする。伸び(緩み)の分を考えると短い方が後の作業がやり易い。
※マリナーを作ってスリングが長く余るようだったら、上下に二重~三重に荒く巻いてからセットする。解く時に大変なので結んだりしないで、スリングの間に挟みこんでカラビナを掛けるだけでいい。カラビナはメインロープに掛けておく。
※マッシャーを作る時に巻くスリングは、太いとマッシャーが効きずらくなるため細めがいい。(事前に相性を確認要)
③下側のカラビナに下降器をセットする。
④全てを確認したら結び目の20~30cmぐらい手前まで下りてストップ。この時にマッシャーは小指の側面で押すようにして下りること。注意点は、握ってしまうと緩んで滑ってしまうので絶対に握らないこと。危険です。
⑤マッシャーを効かせて、効きの確認をしたらマッシャーの方に体重移動させる。
⑥下がっているロープを2~3m位手繰り寄せてエイト結びをし、腰のカラビナに掛けてバックアップを取る。
⑦下降器を外して結び目の下にセットし直し仮固定する。(距離が長いとマッシャーを外す作業が出来なくなるので出来るだけ結び目の根元にセットする。)
※仮固定は下降器に付いたロープを、ブレーキを掛けるように折ってカラビナから通し、メインロープの間に挟み込み、通したロープとメインロープの計4本のロープを一緒にカラビナを横に掛ける。カラビナを横に掛ける理由は確保器に掛けたカラビナに食い込まないようにするため。
⑧⑦の作業に間違いが無いかを確認したら、マリナーを解いて少しずつずらしながら荷重を下降器に移し、荷重が下降器に移動したら、マリナーを解除しマッシャーも下にさげて外す。マッシャーに手が届かなかったら一緒に巻いていたシュリンゲを引くとマッシャーが簡単に下りてくる。
⑨バックアップを外して仮固定を静かに解いて下りる。
※仮固定は、ロープ2本と1本の時は仮固定の仕方が変わる。
2本の場合:⑦を参照
1本の場合:確保器の下にカラビナを1枚掛けてロープを通した後メインロープに巻き付けてひと結びしてカラビナを掛けておく。この方法は2本の時も同じようにして使える。カラビナを下に1枚掛けることによって制動が掛かる。
ランチタイムが終わった後ぐらいから、時々パラパラと雨粒が落ちて来るようになったので、場所をまた平地に戻して直ぐに撤去できる状態にしてから、反復練習をして本日のロープワークトレを終えた。
【余談】
運よく猟師さんが通りかかり、なんと鹿肉を頂けることになった。
我が家に戻ってからは大忙し、大きなボールを使って肉を水に浸けて血抜きをした後、大きく切り分けて(1個120gぐらい)圧力なべで1時間加圧した後、鹿肉の角煮を作った。翌日はmikkoは用事があって参加できなかったがTATUYAファームでランチパーティがあったので差し入れることが出来て、皆さんにも味わっていただけて良かった!
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