うえきや蔵門★おきらく日記

おきらくに まあおきらくに おきらくに
 
2011/10/07 23:12:54|その他
こんな穏やかな秋の日に

近くの現場では他の造園業者が、ハイテク機材をぶんぶん唸らせ仕事をしていた。
伐採した枝をその場で粉砕機に投入しているのだろう。爆音が強弱のリズムをつけて響き渡る。

その音が、突然古い記憶を呼び起こして、「へえっ」っと思う。昔、父親が愛飲した自家製アロエ&野菜ジュース。それを母が毎朝せっせと作っていたんだっけ。
今耳にしている粉砕機の音はジューサーで野菜を砕く音と、音量と迫力は違えど、とても良く似ている。

こちらといえば、樹にのぼり、ぱちりぱちりと枝を透かす。

「うるさいなあ」と思えば×
「懐かしい思い出がよみがえった」なら○

夕暮れ時、大慌てで掃除をしていて、お客さんの家の出窓の軒下で頭を強打する。

「今日は最悪だあ」と嘆けば×
仲間が手作り梅味噌と梅ジャムを分けてくれたから◎

穏やかな秋の日は、差し引き○の一日でした。

《写真》小さい秋みつけた。で、どんぐりとユスラウメの赤い実たわわ。







2011/10/01 23:25:51|その他
ヤモリの吸盤
お風呂場で、
窓越しに怪しい気配。
「ぎゃっ!」
窓の外側にヤモリさんが張り付いていました。

カエル、カッパ、忍者好きのクラモンは、
ちっちゃい吸盤を繰り出しながら進むヤモリも、
結構いけてると、思うんだよなあ。







2011/10/01 15:46:44|その他
雲隠れ
台風が来て、小屋の屋根が壊れる。
畑がめちゃくちゃの壊滅状態になって、
植えつけたばかりの秋植え野菜の苗が消えてなくなる。
色んなところから、救いの猫の手を求める声を耳にしながら、
逃げるように町を離れて・・・、

先週は北アルプスでした。
紅葉をすっとばして、早くも唐松岳は初冠雪。

下界でも山でも、日本に秋はなくなりつつあるのかな?
事後処理に追われながら、
ガンガンの日差しのもとでキンモクセイの香りを嗅いでも
彼岸花の花を眺めても、いまひとつピンときません。
いつもの秋が、恋しい、です。







2011/09/17 23:02:56|その他
秋よ、こい。
今は、ただ、気象予報のおにーさんや、おねえさんの言葉だけを心の支えに・・・・。
はうように。ひきずるように。秋を待ちます。

「山の上でもここまでじゃなかんべえ」というほどの凶悪な紫外線に痛めつけられた頬をさすり、

頑張ってる割に、先送り事項がぽそぽそと積もりだした現実に背筋が凍り始め、

ウエイティング状態の秋植え野菜の苗が、着地を待ちきれずに玄関の塵と化すこの危機的状況下で、

「このまま、秋が来なかったら、どうしよう!」
やけにきれい過ぎるお月さんに向かって、不安を訴えるクラモンでした。

《写真》スイフヨウは酔芙蓉と書きます。咲き始めは白で、昼ごろから酔っ払って紅を差す、フトドキモノの一日花です。







2011/08/25 10:47:42|その他
枝もどき
本当のところ、私は彼の名前を知らない。
ツバキやモッコクの枝に鋏を入れていて、ときどき「ぎゃっ!」と言うことがある。
一度目を離し、もう一度場所を特定しようとしても瞬時には見つけられない、恐るべし擬態能力。
茶色い枝のような細長い芋虫。クラモンいわく”枝もどき”。
(予断だが、某メーカーの”小枝”なるチョコレート菓子の開発者はこの虫を念頭において開発を進めたことは疑う余地がない。)

今朝も雨がぱらぱらきていたが、モッコクの剪定を始める。いきなり「ぎゃっ!」っと固まる。剣術武道の寸止めがごとく、彼の皮すれすれで鋏の歯をとめる。つりそうな右手を泳がせながらも反射神経の衰えのなさに、ちょっとだけ「えへんっ」となる。

しばらく、なんどもひやっとしながらも彼を避けながら枝を透かしていく。(本来あってはいけない枝に目が向くよう修行をつんだ我々は、無意識にその枝もどきに吸い寄せられてしまう。)雨で視界が悪くなり、相当はらはらするがそのエリアを無事通過することができた。

正直なところ、剪定しながらずっと彼の気持ちになって作業していた私は相当つかれた。
「あー、頼む!間違わないでえ。切らないでえ。あー、もう、どっかいってよお。」じっと、災難が過ぎるのを震えながら耐え忍ぶ彼の姿が、過ぎる災難を待つ時のわが身とかぶって胸がきゅんとなるひと時だった。

《写真》ただののら猫の写真も、片隅に地下足袋が入ると、ちょっと絵になる。(と、クラモンは思う。)