Yes, We Are Open !

恒例春の旅行、今回は幹事を仰せ遣り、擦った揉んだの末レンタカ−で行く茨城の旅と相成った。日本三大瀑布に数えられる袋田の滝は、冬には全面凍結しアイスクライミングの名所と成り、また秋には見事な紅葉との対比が美しいと云うのだが、桜も終わったこの季節、見所的には今ひとつではあった。その為か誰からとも無く更に上流の滝を見物しようという事となり血気盛んな中年隊は無謀にも千段階段に挑戦したのであった。宿に戻って飲んだキリンの旨いこと！

予定通りロアアーム交換を実施した。携帯写真でわかり辛いが左上＝お立ち台に乗った晴れ姿、右上＝アンダカバーを脱がされ御開帳、左下＝ロアアーム取り付け部、右下＝外されたロアアーム、である。確かにブシュが切腹している様が見て取れた。また今回、初めてご開帳された下回りを覗く事が出来て収穫大である。その１：ＡＢＳユニットおよびブレーキブースタは床下収納。その２：樹脂製燃料タンク位置確認。これは当然床下なのだが丁度シートの真下あたりとなる。その３：リアサスペンションの構造確認。ドデュオンアクスルと云うらしいが車体後ろに向かって開いたコの字をしたビームで左右後輪はリジッドの様である。エンジンおよびドライブシャフトの位置関係からは公称ＲＲといっているがＭＲの方が正しいと思われる。ついつい面白くて作業の間ずーと張り付かせていただいた。サービスの方もやり難かったであろう。ご迷惑かけました。

何時の事だか環８をうろうろしていたら奇妙なクルマが店頭に飾られていたのを目撃した。不細工なスマート改造車の様に見えたそれはどうやら電気自動車であろうとウェブ検索で調べまくったのだがＨＩＴしなかった。が、ここへきてようやっとその正体が判明した。ジラソーレと命名されたＥＶで家庭用１００Ｖで充電可能。ワンチャージで１２０ｋｍ巡航可能。そしてこの会社の代表はなんとあのスバルのラリースト・高岡選手だそうだ。

エンジンオイル/エレメント交換をディーラ殿にお願いした。ついでに懸案であった足回りの異音を診てもらった。ちょっと大きな段差の乗り越えや場合によっては発進停止でサスペンションが伸縮するとギコギコと嫌な音を発していたのだ。ストラットのコイルとリテーナの軋みだろうと見当を付けていたが、診断結果は右ロアアームのブッシュからの異音であった。（図中赤丸部）本来加硫接着されているべきブッシュ外筒とゴムが剥がれているらしい。ではブッシュ交換して様子を見ましょうと話は進んだが、このブッシュ、Ｐ／Ｎ２０ロアアームと一体モノだそうだ。確かにこうしておけば部品点数・組み立て工数は減り、コストダウンに役立つのだろうがアフターは困っちゃうよね。設計さんはエンドユーザに目を向けてもらいたいものだ。

今年も見事な花をつけた土手の桜。YAHOOの全国桜の名所に登録されている程メジャーな存在なのにテキ屋は出ないわ駐車場はないわ提灯はないわでまるでやる気がないのだがおかげで素のままの桜が楽しめる。ワンこは何を想うやら。