高麗山の花と虫

今日のテーマは、カゴノキが「蕾を付けているか」どうかの調査だ。

樹皮を見て、一本ごとに見上げて確認する。
いままで下草や幹の根元を観察していたが、
見上げると、青空の中に、木の実・草の実が
じっくり、ゆっくりと熟成しているのに気づいた。

千畳敷周辺の２本が蕾を付けていた。
高麗山頂上周辺では、カゴノキは４本見つけたが、
蕾を付けていたのは１本のみ。
東天照への途中では８本あったが、
蕾を付けたのは１本も見つからなかった。

エビヅル（ブドウ科）もあった。
（味見をするのを忘れた、残念！）

次は、ゆっくり歩いてみよう。

今日も晴れ！
イノシシの遊んだ後があっちこっちにあった。

芋類が好きなイノシシは、山の果実より麓の芋類がお好き。
今日はイノシシ被害の報告が、高根地域から寄せられた。

カゴノキに果実らしいものがなっているのを見つけた。

最初８月の初めに見つけた。

２〜３日おいてまた見に行ったんだが、まったくかわらずでした。

１ヶ月たった今日、また行ってみました。
殆ど変化無し。
気持ちふくらんだかなという程度だ。

他にはないか、散策すると、あった！
今までのと変わらないが、実？を付けたカゴノキがここにもあった。


PS　インターネットで調べると、どうも蕾のようだ。
　　花期は８〜９月とある。雌雄異株とあった。
　　これからは、たびたび様子を見に行かなければならないなー。

今日はカメムシがあたりでした。

背中に星二つのカメムシの幼虫、
足や触覚が真っ赤なのもいる。

付近を探し回ると、いたいた成虫が。
キバラヘリカメムシだ。

帰りがけに、アカスジキンカメムシの幼虫を見つけた。
これもしっかりと写真に納めた。

今日も暑い暑い１日。

いかに暑くても我が身を守るためには、
白いコートは取れません。
（アオバハゴロモの幼虫）

大木の根本付近には、
マックロなカメムシがたむろしている。

大きなカミキリが動かずじっとしている。
近づいてカメラを向けても動かない。

死んでいる。幹にしっかりとかじり付いて、
まるで眠っているようだ。

ヤブランの変形を見つけた。
ふつうは１本すっとのびるのに、
これは廻りまで花を大きく広げて威張っている。

久しぶりの高麗山。
正月以来だから
半年以上も過ぎてしまった。

昨年は盛を見損なったから、
今年は少し早めだけれど、
今までの空白を埋めようと勇んで現場を訪れた。

なんだこれは！
ひどい荒らされ様だ。
根こそぎの盗掘だ！
ススキはなぎ倒され、荒らし放題で、急ぎ働きの仕業だ。

残念だ。
自然のあるがままに大事に守れない状況を見た。

残念、本当に残念だ。

よく見ると、まだある。２〜３本確認された。
我がものにしないで、多くの人と喜びを分かち合う。

大事にしたいものだ。