七夕祭に、リトアニアよりよんだプロのダンサー。もちろん滞在費、
ゆかたは平塚市の税金です。
*** 再質問 ***
【金子議員】
公費で行く理由としていくつか言っていたが、先方、競技関係者と
のお礼を含めた交流ということだと思う。この質問に当たり資料請求
した時も5点ばかり内容があった。この内容で、公費170万円を
使ってリトアニアに行くのはどうかと思う。もう一つ、実行委員長は
民間人であるが、民間人がひらつかリトアニア交流推進実行委員会か
ら渡航費を出すとあるが、そこまでして行かなければいけないのか。
(市長)
そもそも決して物見遊山で行くわけではないので、総合計画、平成
29年度実施計画にも位置付け、新年度予算についても議会に諮り、
協議、認めてもらった中で、リトアニアとの交流についていくつかの
理由でしっかりとした公務の位置付けで行くのであり、理解をしても
らいたい。実行委員長については、オール平塚で、特にスポーツ関係
を含めて一緒になってリトアニアと交流していこうということであ
る。これは実行委員会の中でも諮って、その代表として選ばれた実行
委員長と一緒にリトアニアに行って、競技団体との交流、情報交換
を、今後のリトアニア事前キャンプに向けての取り組む内容などの確
認を行っていく。これについても実行委員会から支出することに問題
はないと考えている。
【金子議員】
実行委員長がリトアニアに行くことについては、実行委員会の議事
録を読んだら市長の意向で実行委員長が行くようにしたいと書かれて
いる。今の市長の答弁と違うのではないか。
(市長)
リトアニアに行くのであれば、具体の競技種目について、実行委員
長が一緒に行った方が受け入れの条件や状況であるとか、実行委員長
は体育協会の会長であるので事前キャンプについては各スポーツ種類
があり、その内容を熟知している実行委員長と一緒につながりを深め
てくることが、これからの交流について大切ではないかということで
一緒に行ってもらうことにした。
【金子議員】
実行委員会は全額が市から委託料が払い込まれている。市から払い
込まれているということは税金である。実行委員長は民間人だから実
行委員会から派遣、これも税金である。市長も公務で行く、これも税
金である。税金であるから、極力少なく、使わないようにするのが大
事ではないか。考え方はどうか。
(市長)
税金だから使わないようにする。逆の考えで、2020東京オリン
ピック・パラリンピックという大プロジェクト、イベントについて本
市が何をできるのか。これから市民にとってリトアニアの交流で何を
残していけるのか。これから先のことを含めて、税金を効率的に使っ
ていくという意味で旅費として使っていくと考えてもらいたい。
【金子議員】
リトアニアの事前キャンプの誘致に反対している訳ではない。いか
にお金を使わないでリトアニアの誘致をするかを考えてほしい。その
中で余分なお金を使うべきではないというのが主張である。当初予算
で1千万ついているのは仕方ないという意味で賛成している。どんど
ん発展している中で、こういった経費の使い方はおかしいのではない
か。もし市長が行くのであれば自費で行ったらどうかと思うが。
(市長)
私的な立場でリトアニアへ行って交流を図ってくる訳ではない。も
ちろん私的な旅行であれば私費で行かなければいけないが、これから
本市にとってどういった形で事前キャンプ、交流を進めていくかとい
うことで行く。決してふんだんに経費を掛けて行く訳ではなく、最低
限の部分で行く。計画をして、効率的な使い方をする中で公費を使う
と理解してもらいたい。
【金子議員】
リトアニアに市長が行く理由が問題であると思う。読み上げると、
リトアニアオリンピック委員会会長と面談、基本合意の締結について
感謝の意を表する。ひらつかリトアニア交流推進実行委員会を組織し
たことを伝え、万全のサポート体制で迎える準備を進める姿勢を示
す。バスケットボール連盟をはじめとする競技団体の代表と面談し、
塚市が事前キャンプ地として最適であることをトップセールスす
る。アリートウス市、カナウス市を表敬訪問し、交流事業のお礼や今
後の交流に関する協議を行う。パネヴェジース市で開催されるアウク
シュタイティヤ博覧会2017を訪問するとともに今後について意見
交換を行う。このために4人も一緒にリトアニアに行くのかと、そう
いうことを言っている。いかがか。
(市長)
こういう目的のために、交流をこれから進めていく中での打ち合わ
せやこれから先の取り組みについて接点を持っていきたいと思ってい
る。
【金子議員】
もう締結している。いろいろと協議が必要なのであれば、東京のリ
トアニア大使館で話し合いをすればいいのではないか。
(市長)
事前キャンプにおいても、リトアニアのオリンピック委員会はあ
る。しかし、基本、平塚の中で協議を進めていく種目はあるが、オリ
ンピック参加の種目がいくつかあるので、一か所で集中してできるだ
けやりたいと言われているが、それぞれの競技の競技団体によってい
ろいろな条件があるので、競技が平塚に来ることを決めるための話、
考え方を詰めていかなければいけないというのが現状である。そう
いったことも含めて、各競技団体とも話をしてきたいと思っている。
【金子議員】
ひらつかリトアニア交流推進委員会は、事前キャンプ部会、ホスト
タウン部会、サポート部会を設置しといって、事前キャンプで平塚が
受け入れる部分だけであればいい。サポート部会はいい。ボランティ
ア団体に協力してもらわなければいけない。ホストタウン部会という
のはどういうことをやるのか。
(企画政策部長)
今回のリトアニアとのやり取りとの中では、当初ホストタウンとし
ての内閣府の登録を受けることができた。その中では、事前キャンプ
だけをやり取りするのではなく、文化や経済、教育といった交流も深
めることが重要な点てあるとされているため、そういった意味で部会
を設置して、部会員にどういったことで推進していくかを議論しても
らう。また、内閣府の登録を受けたことで除外経費はあるものの対象
経費の一般財源合計額の2分の1が交付税措置されることもある。非
常に重要な部会としてホストタウン部会を位置付けている。
【金子議員】
行政の方は何かやろうとするのだから何か理由はつけると思うが、
その中でリトアニアの事前キャンプの総費用の算出は難しいというこ
とである。職員を課長以下6人も配置して1年間に約5千万円、4年
間で2億円を出すほどこの事業は重要なのか。去年までは企画政策課
に1,2人配置していたが、課まで作って、なぜ課を作ったのかと
思ったら、こんないろんな部会を作って市民と交流とかしなければい
けないとしている。課を作った理由を伺う。
(市長)
課を作った理由は、ホストタウンに指定され、これから東京オリン
ピック・パラリンピックに向けて本市が、市民、子供たちに対して先
を見据えてまちづくりを進めていく上で大切な事業であるという考え
の下に組織化をした。今後の平塚にとって大切な事業であると考えて
いる。先はどの振り返りになるが、市長が行きたいから行く訳ではな
く、向こうの要請もあり、さらに交流の道筋、その先を見据えたつな
がりを求めていくために公務として行く。
【金子議員】
リトアニアのキャンプの誘致は方策としていいと思ったが、人件費
だけで2億円掛かる事業、こういうことまでしていいのか。では、茅
ケ崎市、秦野市、伊勢原市、厚木市、小田原市がやっているのと言っ
たら、他市は手を挙げたのか。
(市長)
ホストタウンとなった経緯は、神奈川県が職員をリトアニアに送っ
ていたというつながりもあったが、その中で県と地域との中でオリン
ピックを盛り上げ、事前キャンプを受け入れるところがないかという
ことで打診があった。その点においては、本市はスポーツ施設など充
実しており、スポーツの環境が整っている、いろいろな団体もある、
受け皿もあるといった魅力、体力もあるということでホストタウンに
申請したところ受けてもらった。どこのまちでもできるような環境で
あったかというとそうではないと思う。本市がそういった環境を持っ
ていたことも大きな魅力であったと思うので、これからの平塚の5、
10年先、事前キャンプ、交流で将来がひらける、魅力があるまちづ
くりを進めていくために手を挙げて、指定をされた訳であり、理解を
してほしい。
【金子議員】
ホストタウンを行って将来的に平塚とリトアニアがどのような関係
になるかよく分からない。将来的にバラ色みたいなことを言ったが、
どのようなことを考えているのか、もう一度詳しく伺う。
(企画政策部長)
現実的には、その先に姉妹都市の交流があるのかといった議論があ
ると思うが、まずは交流をすることによってお互いを理解できる。も
う一つ、リトアニアに施設を評価されたことがある。素晴らしい競技
場、大学、自然環境かおる。これによって、シティプロモーションと
いうか、我々からだけでなく違うチャンネルから発信されることが非
常に大きいことと思っている。将来に向けてこの交流を深めていっ
て、どういった交流ができるか。そして同時並行で平塚の魅力を、オ
リンピック、事前キャンプの受け入れ、ホストタウンの活動を通じて
発信できるということである。
【金子議員】
昔、ワールドカップでナイジェリアを誘致した。誘致の時にパー
ティなどを行って盛り上げた。どうなったのか。部長は当時職員で
あったと思うが、感想を伺う。
(企画政策部長)
日韓ワールドカップの際のナイジェリアの事前キャンプのときは、
短期間で準備が大変であったと当時の担当職員から聞いている。その
中で、ナイジェリアの選手と子供たちとの交流などふれあいの場も
あって、サッカーというワールドスポーツを通じていろいろな交流が
できたと聞いている。その記録の冊子も読んだが、実行委員会が作っ
たものであったと思うが、非常にまとまっていて大きな成果があった
のではないかと思う。
【金子議員】
リトアニア、市長もリトアニアに行って170万円使うが、職員の
人件費をざっと計算しても2億円以上、そのほかにどんどんと予算が
掛かる。その金額を算出するのは難しいという答弁であったが、分か
らない金額を分からないまま放置することはよくないということで聞
いている。一体どこまでお金を掛けて、どこまでやるのか。
(企両政策部長)
事前キャンプの詳細が詰まるのが2020年3月末である。その間
に、スポーツ選手も来て、テストキャンプなども行われる。事前キャ
ンプの合意に向けて具体的な協議がされていく。例えば、費用負担、
使用施設、期間、そういったものの責任といったことが想定されてい
る。職員が行くのはそういった状況を確認しながら、こちらの受け入
れ態勢も考えていかなければいけない。非常に実務的な仕事も事務局
は担っている。ただ、ここで事前キャンプが終わってオリンピックが
終了するまでのいくら掛かるのかという大枠が示せないのは心苦し
いがそういった状況である。
【金子議員】
そういった経費の中で、今年度の予算で賄い費及び歓迎会費に93
万円で3,4回での夕食会を開くというのは多いと思うが、感想を
伺う。
(企画政策部長)
例えばアリートウス市が七夕に来た時、歓迎、お別れのパーティな
ど、極力無駄を排除しながらも、しかし失礼のないように配慮しなが
ら開催しているという理解でいる。
【金子議員】
七夕の時にリトアニアの市長やダンサー10名、ダンサー10名を
なぜ呼んだのか。議員団も千人踊りの時に後ろにいたので、なぜこの
人たちがいるのかと思った。その時平塚、周辺のリトアニアの在住の
人かと思ったが、ダンサーを呼んでその経費まで市が負担するという
のは考えられない。市民感情としてどう思うのか。
(企画政策部長)
アリートウス市の訪問団は、往復の航空運賃、1泊朝食付きの宿泊
代は先方が負担をしている。滞在中の3日間は自由時間として各自市
内で自由に買い物、夕食を楽しんでもらっている。ダンスチームはリ
トアニア国内でも有名なチームで、七夕祭りのパレードのあとに中央
公民会で開かれていた文化の催しにも参加して、素晴らしいダンスを
披露した。2回披露してもらい、1回目を見た人から見た方がいいと
いう声もあった。ダンスを見て相当レベルが高いダンスであるのだろ
うと感じた。文化の交流である。