金子修一 平塚市議会議員

 
2014/07/07 8:00:00|議会
ツインシティ大神区画整理事業の平塚市議会 質問と答弁 その@
            湘南ひらつか七夕祭り

 平塚市議会6月19日、私の本会議質問と市長、都市整備部長の答弁

を4回にわたり掲載します。


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標題

ツインシティ
大神地区土地区画整理組合設立準備会について

(1)土地区画整理事業を成功させるための賛同者の割合


【金子議員】

 行政はこの事業への賛同者の全地権者、権利者並びに面積の割合を何%

が妥当と考えているのか。また、設立準備会からの賛同者の報告はどのく

らいか。整理組合設立はいつになるのか。


○事業への賛同者数並びに面積の割合は何%が妥当か。

(市長)


 土地区画整理法上は3分の2以上の同意となっているが、出来る限り多

くの同意をいただくことが望ましいと考えている。

○設立準備会からの報告では、賛同者はどれくらいいるのか。

(市長)


 平成26年に入ってから組合設立準備会では本同意取得を進めている。

6月11日現在での同意状況は、人数では地権者350人のうち220人

の同意で、同意率は約63%である。面積では、58ヘクタールのうち

30.2ヘクタールの同意で、約52%である。

○土地区画整理組合設立はいつになるのか。

(市長)

 平成26年度中の組合設立を目指している。


***一問一答による再質問***


【金子議員】

 ツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会について、市長から

縷々、賛同者の報告や組合設立はいつになるかということの答弁をいただ

いた。賛同者は何%が妥当かという質問をしたら、「3分の2以上の同意

が必要であり、できる限り多い方がよい」といっていたが、昨日は80〜

90%以上が妥当というような答弁をしていた。これについて意見がある

のか。

(市長)

 土地区画整理法上は3分の2以上の同意が必要である。しかし、この事

業を円滑に遂行するためには、できる限り多くの同意をいただかなければ

ならないと考えている。それが目標として、ぜひとも8割、また9割を目

指していきたい。そういう意味で話した。

【金子議員】

 市長は昨日そうおっしゃっていたので、今までの議会答弁を全部挙げて

きた。その中で議会でこれが最初に取り上げられたのは、平成12年12

月議会で、鈴木議員が取り上げているのが最初である。その後に相当の議

員がいる。平成25年9月、端議員、端議員の質問には木川副市長が答え

ている。平成24年9月には秋沢議員。これは池谷都市整備部長が答弁し

ている。平成24年6月、松本議員の質問に落合市長が答弁している。都

市建設常任委員会では、平成25年に課長代理が答弁している。そういう

中で一連に見てみると、大体90%以上の同意が必要だということで答弁

している。木川副市長だけはそのときの判断として85%が土地利用に賛

同しているという準備会の報告を答弁している。そして非常に問題になる

のが、市長が25年6月の議会での松本議員の質問に対して、「地権者の

みなさんの100%近い合意を求めて進めることが一番よいことだと思っ

ています。そういう努力をしていきます。行政の方からそういう環境づく

りをいま進めているというところでございます」とはっきり言っている。

昨日やいまの答弁とは全然ニュアンスが違う。要するにトーンダウンして

いると思うがいかがか。

(市長)

 トーンダウンではなく、目標として高い同意率を求めていきたいという

意味で、最初は大きな数を申し上げたが、高い同意率を求めていくという

意味では同じ表現だと考えている。

【金子議員】

 市長はそう思っているかもしれないが、聞いているみなさんは、特に私

たち議会関係者は「90%以上」といままで言ってきたので、90%以上

の同意が必要なのだろうと、ずっと思って来ている。行政側の問題も、わ

れわれも相当な部分で理解してきたような気もする。初めから「これはで

きませんよ」と、高い目標ではありませんよと言うのであれば、これはま

た違う次元の話になってくるが、あくまでも市長が「100%近い」と

か、幹部職員が「90%以上だ」ということを言っていれば、議員や市民

はそのように理解するのではないか。そのことをどう考えるか。

(市長)

 いろいろ、そのときの環境や取り組み状況も含めて、そういう話をした

のではないかと申し上げているが、いま話したように同意は多い方がよ

い。その中で数字での表現だと理解いただきたい。

【金子議員】

 「ご理解いただきたい」という抽象的な表現は、議会のやり取りの中で

は非常に不合理である。どういうパーセンテージで、どうなっていくかと

いうのが重要なのである。そういうことを考えながら。落合市長はそうい

う考えだということがいま分かったが、それは市民に対するきちんとした

約束事、議会に対しても約束事であり、重要視してほしい。その中で、国

の行政指導があると思う。これはどのくらいのものなのか。

(都市整備部長)

 土地区画整理法上は3分の2以上の同意、その3分の2以上というの

は、人数と面積、両方で3分の2、さらに土地の所有権を有するものと、

それ以外の借地権を有する者、それぞれの人数、面積の3分の2以上の同

意が必要というものである。それは法律にあるもので、さらに平成13年

に国土交通省が出した土地区画整理事業の運用指針においては3分の2以

上となっている。



次回は7月9日掲載します。

 







2014/06/29 8:00:00|議会
ツインシティ大神地区土地区画整理事業の議会答弁
        平塚パールロード商店街(夜間乱雑に止められた自転車)


 6月19日、平塚市議会6月本会議で、市長及び都市整備部長の答弁で

判明したことを掲載します。

 私の質問は前号に掲載しております。

 ツインシティ大神区画整理事業は組合施行で実施されます。

 法律により組合設立に必要な同意は権利者の2/3以上、事業面積も2

/3(約67%)以上です。

 6月11までの組合設立準備会が地権者に賛同の署名を取れたのは

63%、土地面積は52%と市長より発言がありました。

 今まで議会答弁で発表していた数字には、ほど遠いことが判明しまし

た。

 又、組合設置が実現した後、この事業がスムーズに実施されるには何パ

ーセントが必要かという議論では、市長は100%に近い数字、部長は

90%以上と答弁していましたが、今議会で市長は80〜90%以上とか

できる限り多いという表現に変えました。

 又、組合設立も当初は今年の3月まで、その後は秋まで、今回私の質問

で26年度中(来年3月まで)と発言しました。

 裏を返せばそれだけ地元の人はこの開発計画に疑問を持ち賛同してい

ないことになります。

 そのため市長はこの事業が進まないのは、地権者の土地提供−即ち減歩

が40%になるので賛同が得られないという理由で減歩率を引き下げるた

め更に税金投入を考えていることも判明しました。

 更に組合準備会は賛同者の署名を確保するため、これを業務委託のコン

サルタント会社に出しています。

 このコンサルタント会社が強引で説明不足による押印を実施していると

いう苦情を地権者より、私に寄せられています。

 9月議会ではこの問題を取り上げます。

 次回は、組合設立準備会がこの事業施工業者に鹿島建設横浜支店に決定

した事について掲載をします。

 







2014/06/16 8:00:00|議会
平塚市議会でツインシティその他の質問をします
      平塚市議会・6 月本会議初日開始前
      (3 年にわたり使われた仮議場。9 月から新庁舎に移ります)



 6月19日(木)10時より平塚市議会でツインシティの問題を含

めて下段の要綱で本会議の質問をします。

(注、修正する場合もあります)



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1.ツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会について

(1)土地区画整理事業を成功するための賛同者の割合

 行政はこの事業への賛同者の全地権者、権利者並びに面積の割合を

何%が妥当と考えているのか。

 又、設立準備会より賛同者の報告はどの位か。

 整理組合設立はいつになるのか。


(2)設立準備会の役員名と役職並びにその前職

 これらについて伺います。


(3)区画整理事業の施工業者を鹿島建設株式会社横浜支店に決定し

た経緯

 この事業の施行者は建設関係の業界紙によると、準備会は平成26

年3月中に鹿島建設株式会社横浜支店に決定したと報道されている。

 この施行者決定に至るまでの経緯と募集要項をどこで配布したの

か。どのような組織で何名で決定したのか。又なぜ組合設立前の3月

中に決定したのか、その理由。以上伺いたい。


(4)設立準備会の正当性及び本市職員の関わり

 設立準備会は種々の変遷を経て現在に至っていると思う。現在、こ

の事業に賛成の準備会とこの事業に慎重なツインシティ大神地区まち

づくりを考える地主の会その他がある。

 しかし本市職員は一方的に賛成者の準備会に肩入れしてたきらいが

ある。本市はなぜ準備会を応援し、慎重派の人達と話し合いをしてこ

なかったのか。問いたい。


 これらを考えると準備会に正当性、合理性があるとは思えない。

 今に至って行政はどう考えているのか。

 以上伺います。



2.市内小・中学校の土曜授業

 文科省は本年4月より公立小・中学校の土曜授業を解禁した。

 本市教育委員会はこれに対しどのような対応をしているのか。

 又今後どのように考えているのか。



3.平塚市の人口は何人か。

 本市の人口を市民に公表しているのはホームページの”ひらつか”で

す。

 これは国勢調査を基準にして毎月の増減を算出して公表している。

 平成26年6月1日現在は257,354人。

 市民課の住民基本台帳による人口は258,447人。

 その差は1,093人である。

 6月1日現在の本市の人口は何人になるのか。

 







2014/06/13 8:00:00|議会
ツインシティ等 6月平塚市議会で質問します
          平塚市役所一期工事完成記念式典(6月8日)

 平塚市議会6月定例会が開催されています。

 6月19日(木)午前10時から、私の質問が下記について実施されま

す。


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1.ツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会について

(1)土地区画整理事業を成功するための賛同者の割合

(2)設立準備会の役員名と役職並びにその前職

(3)区画整理事業の施行者を鹿島建設株式会社横浜支店に決定した経緯

(4)設立準備会の正当性及び本市職員の関わり

2.市内小・中学校の土曜授業

3.平塚市の人口は何人か







2014/06/04 8:00:00|議会
平塚市管理職の市民への議員情報漏洩について(平塚市長よりの回答)
       平塚市役所(手前は現庁舎・奥は新庁舎)


 5月15日に表題について市長に内容説明を求めました。

 尚、この文書は前回の私のブログに掲載してあります。

 この件に関して5月28日、市議会「平塚自民クラブ」に総務部

長、学校教育部長、職員課長、学校給食課長が下記回答文章を持参し

会派議員5名に説明しました。

 この文章の中味に誠意が無いということで話し合いは紛糾しまし

た。

 この後6月9日(月)副市長と会派議員とで面談する予定となりま

した。


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                   26平情相第2010号

             平成26年(2014年)5月28日


平塚市議会 平塚自民クラブ

   団長 岩田 耕平 様

      金子 修一 様

                     平塚市長 落合 克宏

 本市管理職の市民への議員情報漏洩について(回答)


日ごろ市政の推進に御理解御協力をいただきお礼申し上げます。

平成26年5月15日にいただきました標記の件について次のとおり

回答いたします。


              記


 表題の件について関係した職員に事実関係を確認したところ、経過

は次のとおりでした。

 5月6日、中学校に弁当販売をしている業者が経営する店舗におけ

る食中毒の記事が新聞で報じられました。

 その後、学校給食課の職員が当該中学校等と今後の弁当販売につい

て協議をし、また、神奈川県平塚保健福祉事務所に事実関係を確認す

るとともに、弁当販売業者と今後の対応を相談していた時に、複数の

議員から状況と今後の対応の確認や、生徒への影響などを心配する旨

のお問い合わせをいただきました。

 そして弁当販売の再開などについて、当該弁当販売業者と相談した

際、複数の議員から問い合わせがあったことや、一部の議員からは次

の議会で質問する方向である旨の話があったことを、伝えてしまった

ということです。

 今回の行為が非違行為にあたるかどうか法令等に照らし検討しまし

たが、今回の情報の取り扱いについては漏洩には該当しないものと判

断しました。

 しかしながら、複数の議員からの問い合わせの事実や、議会で質問

しようとしている特定の議員の名前を当該弁当業者に伝えたことは不

適切であり、その結果、第三者から他の議員を通じて、議会での質問

取り止めの働きかけに至ったことは、当該職員の行為が配慮を欠いた

ものと言わざるを得ません。

 議会と行政は市民に対する公共の福祉の増進と市政発展のため、お

互い尊重し合うという信頼関係の上に成り立っていることを踏まえま

すと、今回の行為はその信頼の基盤を揺るがすことにもなりかねない

ことから、厳重に注意するとともに、今後同様な事案が発生すること

のないようコンプライアンス意識の醸成を図ってまいります。

               (事務担当は職員課人事研修担当)