★ ≪トキメ気≫の[iBOX] ★ [男と女の風景] (短編小説集)

これは、大人のラブストーリーです。 我が人生に、夢よ! もう一度・・!  いつまでも、恋も愛も、いっぱい欲しい。 そんなバーチャル・ラブを、どうぞ・・。 
 
2021/09/23|その他
≪ 呑兵衛の回顧録 ≫ ― つづき4 −
 
         2021年9月23日(木) 00:00時 更新
    草花たちのレポート

 今回は、斑(ふ)入りの植物を紹介します。
 それは、葉の部分に突然変異が起きて、白や黄色の斑が入ったものです。これは、太陽光の紫外線によるものだとの説があります。
  ≪写真・左・・不明
  写真・中・・ツタの一種
 赤い葉も白い葉も、新芽で、やがて緑色とまだら模様になって、さらに緑色に変化すると思われます。
  写真・右・・不明 


 
≪ 呑兵衛の回顧録 ≫
                    ― つづき4 −
    《 目 次 》
≪19≫ 酒場で見えた自分の生い立ち
[1]  血液型

      ●特記● 血液型=≪トキメ気・カがヤ気・ヒラメ気≫より
      (1) O型・・ナルシスト(Narcissist)
      (2) B型・・ロマンチスト(Romanticist)
      (3) A型・・平和主義者(Peace―keeper)
      (4) AB型・・独立自尊型(Self−respect)

[2] ファザコン・マザコン
    ●特記● Complex=≪トキメ気・カがヤ気・ヒラメ気≫より
 
   ●コンプレックス・フレーム●

[3] 兄弟・姉妹の関係
     ―――――――――――――――――――――

 
≪19≫ 酒場で見えた自分の素性

 私は、飲み屋で男や女たちを眺めていて、様々に学ぶことがありました。
 それは、大先輩たちや仲間から、TPOに応じて、どう行動すべきかを≪他山の石≫として、参考にさせてもらったからです。
 出過ぎてイヤがられたり、頑固過ぎるので程々にすべきだとか、友好的で楽しい雰囲気はどう作るべきかだとか、その場に即した対応です。
 そして、他者と比較する内に、少しづつ自分の行動特性が見えてきたのです。
 

[ 1 ]  血液型

 一般に、血液型によって、行動特性があると言われています。
 しかし、人間を4パターンに分類するなんて、乱暴だと言う意見もあります。
 でも、私はA型、AB型、B型、O型には、それぞれに共通する特性があると思います。
 
 ただ、ここで言いたいのは、≪三つ子の魂、百までも≫と言われるように、3歳児までに受けた影響が、高齢になっても残るのです。
 また、≪子供は親の背中を見て育つ≫とも言います。
 例えば、≪A型の母に育てられたA型の子は、地味で慎重に行動≫します。それは、母親がそうやって生きてきたから、真似をするのです。
 もっと具体的に言うなら、≪子供が、友達と喧嘩をして、鼻血を出して帰ってきた≫としましょう。
 その時の母親の対応は、例えば次の通りとします。
  
@ 『おお、可哀想にな』と言って、鼻血を拭いてくれて、優しく抱きしめてくれた。
 A 『なに、喧嘩に負けただって、相手に勝つまで帰って来るな』と、追い返された。
 B 母が鼻血の息子を連れて、相手の家にネジ込んだ。 
 こんな母親が取った3者三様の対応に従って、子供は育っていくのです。

 どんな母親かが想像できるほど、その性格が違いますよね。
 
 面白い事例があります。
 再婚した中年女性が、飲み屋で隣り合った時に、ふと呟いたのです。
「先日、私が家に帰ったら、主人に中に入れてもらえませんでした。予定の時間をオーバーして、遅くなったのです。家の中は、どこも電気がついていて、主人がいるのは明白なのに・・」
 私は、「彼が、子供の頃にそんな体罰を受けたんですよ」と言ったら、「ええ、後で主人がそう言ってました」とのこと。
 思うに、子供の頃そんな仕打ちをされなかったら、絶対にそんなアイデアは浮かばないのだ、と。これも三つ子の魂の一例です。
 
 そこで、前述の≪A型の母に育てられたA型の子は、母に似て地味で慎重に行動する≫に戻ります。
 母の影響を強く受けた子は、母の血を引いて、行動も感化されるのです。
 しかし、大人への自覚をもった時、仮に父がO型であれば、その影響を受けてO型的にもなります。
 例えば、当社のある課長は、日頃から大らかで陽気でO型に見えますが、これはO型の父の影響です。ところが、仕事で窮地に立つと、黙ってしまい、考え込んでしまうのです。
 この男、実はA型で、母の血をしっかりと受け継いでいたのです。
 
 長い歴史の中で、血液型別に人格や行動パターンに特性が現れて、定着していったものと思われます。
 それは、日本人が、欧米や南米のような陽気な国民性との違いにもなっています。
 私は、飲み屋で仲間を眺める時、まず、彼の血液型は何型かと仮説を立てます。そして、本人の言動を観察し、検証をしていって、最後に本人から答えを聞くことにしていました。
 結果は、ほぼ的中でした。

 
  ★特記★ 血液型=≪トキメ気・カがヤ気・ヒラメ気≫より
     (注) これは、私の3冊目の出版物のタイトルですが、血液型の詳細
        な記載があり、初めての方のために、次に要点を転載しますの
        で、ご参考までに。

 
(1) O型・・ナルシスト(Narcissist)
 @  O型は陽気で、大らかで、外向的・社交的である。普段は、言動に裏と
    表がなく、喜怒哀楽は率直に表現する。

 
A  日頃から自分の美学を追及して、常に≪自分はカッコいい≫と思って
    いる。そのため褒められると、素直に喜ぶのです。

 B 自己PRやアッピールは、自信満々で自己を語り、自論を展開して、プレ
    ゼンテー ションをする。

 C プライドが高くて、自分の美学を良しとしており、これを頑固に貫いてい
   る。そのため、他人の反応や評価に、過敏である。
   時には感情的になり、プライドが傷つけられた時は、突然怒り出す。
   しかも、≪自分は正しい≫との信念を、頑固に貫き通す。

 D 気分的には寂しがり屋で、内心では、いつも家族や友達と一緒にいて、
    皆から注目されたいと願っている。

 E 親分肌で、部下の面倒見が良くて頼りにされる。
   上司、先輩には弱くて、従順に従う。上司を立てて、気配りをするのが礼
   儀だと心得ている。

 F 時には、部下の欠点や問題点をズケズケと言い、口汚い悪口を言うこ
   とがある。
 G 
ただ要注意なのは、仕事でも遊びでも、仲の良かったO型同志が突然、
    衝突することがある。そうなると、もう仲直りは出来ない。
 

(2) B型・・ロマンチスト(Romanticist)

 @ B型は、常に、自分の理想を追い求める≪ロマンチスト≫である。
   自分の主義、主張や、特有の感性を持っており、日常の生活習慣にも,
   自分の流儀やスタイルがある。

 A また、自分のやりたいことを優先して追求し、実行する≪自分志向≫で
   あり、他人にはあまり興味が湧かない。

   テーマや好きな異性を選ぶのは、直感的で、即時にアプローチをして、し
   かも積極的である。

 B 自分が興味を感じたら、強く反応するが、興味がないと無反応である。
   恋愛面では、好きなタイプには積極的にアプローチをして、相手がダメな
   人間だと判っても、他人のアドバイスは聞かない。

   ただし、相手から拒絶されて失恋しても、めげないで、次のロマンにケ
   ロッとして切り替える。

 
 C 仕事でも、自分が、こうと決めたら、断固として自分の理想を求めて、
    実行する。
 

(3) A型・・平和主義者(Pacifist = Peace-keeper)
 @ 自分の意見、ポリシーを持っていても、表立ってあまり言わないし、態
   度、表情にも出さない。

   意見を求められても、状況が微妙な時は、曖昧な態度を取る。
 A 温和、温厚で、他人と争うのは好まず、他人と争ったり、トラブルのは好
    まない。自分が控え目でいることを、美学とする。

 B イヤな相手でも、八方美人的で、付和雷同して従順に、相手に合わる。
    強引に迫ると、イヤな場合は、最後に拒絶する。しかも、一旦イヤなっ
    たら断乎として拒む。ブチ切れたら、離婚もあり得る。

 C  問題点を悲観的に受け止めて、自己否定的になったりする。
 D  恋愛では、悩んで、朝まで眠れない時がある。しかも、決断が出来ず
    に、翌日まで持ち越す

      (注) O型、B型は、即断即決で、悩まずに積極的に行動する。
         
AB型は、悩むことはあるが、決断はする。
 E  A型同志は共感し合うと、密かに仲間意識を持って群れをつくる。
    これは、相互信頼の≪暗黙の同盟≫であるが、自己防衛のためでもあ
    る。
そのため、A型の多い日本人では、排他的な同族意識とか、閉的な
    協働社会として特徴的である。

 

(4) AB型・・独立自尊型(Independence & Self-respect)
 @  基本的には、A型とB型の特性を併せ持っていて、TPOに応じて両方
    の特性が現れ、その長所・短所が、様々な形で出てくる。

 A  時には、本人が意識して使い分ける。
    そのため、その時々で行動が極端に異なり、他人から見ると二重人格
    に見えて、理解しずらい。

    酒の席でも、静かなA型と騒がしいB型と、そのギャップが大きくて、躁
    鬱病的に見える。

 B  自尊心が強く、自問自答しながら自分の行動を分析し、チェックをして
    いる。

    また独立心が強く、A型のようには群れない。
 C  論理的に考えて、自分で納得し、決断したことは、使命感に燃えて、
    自信を持って大胆に行動する。

 D  AB型に、仕事や恋愛でアプローチする時は、ズバリ正論、正攻法で
    攻める。

 E  孤独を愛するタイプが多く、皆で旅行に行っても単独行動を取る。
 
 以上が、各々の特性だが、本書には、さらにその長所・欠点や、その付き合
い方なども書いてあるが、ここでは省略する。
 

[ 2 ] ファザコン・マザコン

 これまで、私はこの≪ファザコン・マザコン≫をテーマにして、様々な男と女の模様を書いてきました。
 それぞれに父親、母親との関係が4パターンに分類されていて、その特性が考え方や行動に現れてきます。
 結婚するに当たって、男性は母親が、女性は父親が、尊敬できる人柄で優しい場合は、それに似た相手を求めます。
 しかし、逆に反感や軽蔑の念がある場合は、そんな相手は拒絶するのです。
 
 これが親に対するComplex(複合観念)です。
 この定義は、≪衝動や欲求、願望など、様々な心理的要素が無意識に絡み合って形成された観念≫とのことで、単に劣等感と解釈しないで下さい。
 
 これは、職場や飲み屋で、様々な個人の特性を観察しているうちに、その個性の違いと因果関係を推察すると、4パターンが見えてきたのです。
 親に育てられた子供にとって、コンプレックスは誰にもあることです。
 しかし、その影響の大きさにはその感受性に個人差があって、その特性が端的に出るのは15−20%と少ないでしょう。
 また、自分のイヤな特性を自覚している人は、それを隠そうとするでしょう。だから、個性に秘めたコンプレックスが見えずらい人もいます。
 私は、血液型の推察も含めて、これこそ社会科学であると思いました。
 それは、仮説と実例との検証の結果判定できるのだと、文化人類学の十時教授に感謝しています。
 
 ただ男と女には違いがあって、母親を慕う男性は、時には母親が死ぬまで独身の人がいます。
 社会的にも人物的にもいい男なのに、40歳を越えても独身なのはこれに当てはまります。私の身近には、これに類した人が三人ほどいます。
 このうち二人は結婚しましたが、そのうち一人は、母の死後、間もなく結婚したと聞いて、安堵しました。
 また女性のファザコン現象は、父親と同じ年齢層でさえも、年上を求める傾向があります。
 しかも、父を尊敬していたら、父に似ている人を求めます。父を軽蔑したり、反感を持っている場合は、そうでない人を求めます。

 さらに、子供の頃に父と死別した人は、自分なりの父親像を作って、その理想を求めます。この傾向は、男性にも見られます。
 
 私は、これを次のように定義しました。
 ≪ コンプレックス=思春期の心の中の空白=精神的な不満足 ≫
 これは、自分の行動を眺めて、分析した結果から、導き出した≪仮説≫でもあります。
 私はスナックで、裏のありそうな女の子に、「君が高校生の頃、お父さんを
ひと言でコメントしたら」と、何度も問いかけました。
 皆は戸惑っていましたので、「例えば、優しかったとか、尊敬できたとか、怖かったとか・・、なんでも」と問いました。
 皆、それなりに応えてくれましたが、多くは「そうか、君の思春期には、お父さんの存在感がなかったのか・・」と呟くしかなかったのです。
 
 さて、私自身のことを語るのなら、実は私は≪母親が大っ嫌いなマザコン≫でした。
 口うるさくて、命令調で、会話をするのも、顔を見るのもイヤな程、母と対立し、母を避けていました。
 そのため、ほとんど無口だった女房と結婚したのです。
 しかし、高齢化してくると、余計なひと言が出てきて、私は拒絶しています。
 中年の頃、≪大事(オオゴト)になる時は注意すべきだが、小言(コゴト)はイヤミになるだけだ≫と言ったたことがあります。
 小言は、夫婦には不要なのです。


 ただ、父はいつも黙って見守ってくれていました。
 だから、私も子供に対しては父親流で、普段はほとんど放任でした。しかし、時たま感情が昂じると、母親流が出てしまうのです。
 そんなイヤな自分がいて、時々顔を出すために、娘からは拒絶されていたことでしょう。
 また、私はAB型で、女房と長男もAB型で、娘だけがA型です。娘はAB型に挟まれて、頑固な家族に苦労したことでしょう、
 いずれにしても、そんな目で自分を眺め直して、反省するのも必要かと、皆さんに提案します。
 

★特記★ ≪トキメ気・カがヤ気・ヒラメ気≫より
     (注) これは、私の3冊目の出版物のタイトルですが、ファザコン・マ
        ザコンの詳細な記載があり、初めての方のために、次に要点を
        転載しますので、ご参考までに。

        ただし、これは私流の視点であり、学術的な権威はありません。

 
 この≪コンプレックス・フレーム≫について、説明します。
 枠の中央が原点0として、横軸は、優しさの度合いで、縦軸は、尊敬できるか否かの程度を示しています。
 この図は、例えば思春期の娘から見て、父親がどう見えるかと言う、ファザコンを位置づけるものです。
 また、マザコンでも当てはまります。

 そして,ファザコン・マザコンは誰にでもありますが、@ABCのゾーンは、極端な事例であり、その比率は15―20%程度でしょう。

 
@のゾーンは、
 父親は社会的にも認められているし、人物としても尊敬できるし、根が優しいのは、娘にも判っている。
 だが、生活態度や生き様が厳しいため、心を開いた会話やスキンシップがなくて、娘は父親を遠い存在に感じていた。
 

Aのゾーンは
 いつも抱っこをしてくれて、お土産や遊園地など、なんでも甘やかせてくれた。
 だが、その度が過ぎると、娘が大人になるにつれて、尊敬心がなくなる。
 ただ、男性と付き合い始め、結婚すると、男性は甘やかせてくれるのが当然だと、思い込んでしまい、離婚の原因になる。

 
Bのゾーンは、
 父親が、いつも命令調で威張っていて、怒鳴り散らしているため、怖い存在である。
 時には暴力を振るうし、優しさを感じないから、近寄り難くて、遠くから眺めるという距離感を感じる。
 この娘は、ひたすら親身になって、優しくしてくれる男性を求める。
 男性がたとえダメな男で、ぐうたらでも、優しくアプローチされると、舞い上がって、いい男だと思ってしまう。

 
Cのゾーンは
 父親がだらしなくて、母からも軽蔑されていて、娘もそれは仕方ないと思っている。
 しかし、娘は内心、「お父さん頑張って」と願ってもいる。
 そして、空威張りで、カッコをつけるだけの男でも、男らしく見えれば、それだけで存在感を認めてしまう。
 
 このように、子供の頃から父や母を見て、恋愛や結婚に至る異性の選び方に、本人さえ意識しない選び方や価値観が潜んでいるのです。

 
 それが、≪感受性の強い思春期に、満たされなかった心の中の空白を、満足感で埋めようとする行為≫なのです。
 例えば、思春期にアイドルの美男子を求めていたが、それが叶わずに、結婚してからもアイドルを追いかけている中年女性は、その典型です。
 また、温泉宿の舞台から売れ出したグループ・≪純裂≫、これを応援する中高年の女性達も、その動機がそうさせているのでしょう。
 私の知るある女性は、女子大を出て会社に入社してから、直ぐに結婚しました。その後、女の子を出産して、間もなく離婚しました。その後も、さらに会社に勤めていましたが、40代になって韓流のアイドルを追いかけて、韓国を旅行したのを知りました。
 世間で俗に言う≪ロリコン≫も、思春期に女性と付き合えなかった男性が、大人になっても少女や女子高生に憧れを持つ現象です。

 
 
● コンプレックス・フレーム ●
 
    ≪怖い≫                ≪厳しい≫
 
   
B
 
       尊敬 できる       @
 優しくない                     
         
      
     優しい
 
 
 
    原点     
 


 
 
 
    C            
    
 
      尊敬 できない     A
  ≪だらしない≫            ≪甘い≫
 
 [ 3 ] 兄弟・姉妹の関係
 
 これまで≪血液型≫と≪コンプレックス≫について述べてきましたが、実はここに兄弟・姉妹の関係とその立ち位置が、人格形成にかかわってくるのです。

 子供が最初に出会う自分以外の他人とは、両親であり、さらに兄弟・姉妹のいる家族という社会の最小単位なのです。
 そこで出会った家族との間で、自分は育ち、自分を自覚していくのです。
 
 一般に、長男・長女は、しっかり者で、統率力があると言われています。
 これは、弟や妹がいる場合、母から「お兄ちゃん(おねえちゃん)だから、下の子をよく面倒を見てやるのよ」と言われながら、育ってきました。
 本人も、自分の立ち位置を自覚して、その役割に応えようとしてきました。
 そして、その役割に応じた、行動傾向が身に着いてくるのです。
 
 さらに、末っ子は、お茶目で、目立った行動をしがちです。
 これは、私の推測ですが、男の兄弟の、特に弟の心理には、≪母を兄弟が奪い合っている≫という心理が、無意識の裡に働いているのです。


 私の弟が、「子供の頃、兄貴はいつも卵かけご飯だった。オフクロに、オレも欲しいとったら、長男は家を守るんだから、栄養をつけないと」と言って、拒否されたとのことです。
 これは、50年も前の終戦後で、物資の少ない時代の出来事でした。
 しかし還暦を過ぎた時に、この話を聞いて、被害者には不満がズット記憶に残っているんだと、驚きました。
 私は、子供の頃から母が大っ嫌いで、逃げ回っていたのです。しかし、弟は、大人になっても母とは仲が良く、実家に帰るとよく談笑をしていました。
 自分を知らなかった自分が、実はそこにいたのです。
 そして、母を慕う弟がいたのです。
 
 一般に母親は、男の子の心理や育て方を知らないため、長男の躾(しつけ)には必要以上にアドバイスをします。
 しかし、二男や、末っ子には、長男を育てた経験から、母は学習して、放置しても問題がないこと学びます。
 
 例えば、中学生の長男が、友達と映画を見に行く時に、心配した母から「6時までには帰るのよ」と言われた。
 だが、食事で食堂に立ち寄って、7時になっても帰ってこなかった。母は、気が気ではない思いで待っていたが、何事もなく無事に帰ってきた。
 その経験を勉強した母は、二男、三男には、もうアドバイスはしません。
 しかし、下の子の受け止め方は、違っていました。「長男には言ったのに、自分には言ってくれない」と、ひがむのです。
 小言のアドバイスや叱責でさえ、下の子には、長男への愛情を表現していると映るのです。
 
 さて、私が驚いたのは、≪三姉妹の次女の異変≫です。
 しっかり者の長女と甘えん坊の末っ子の特徴は、述べてきましたが、それでは三姉妹の真ん中にいる次女は、どんな特徴があるのでしょうか。
 
 例えば、家族でファミレスに食事に行ったとしましょう。
     (注) これは仮設のための設定です。
「さて、なにを食べる・・」
 そう、父親が聞いた時に、先ず末っ子の甘えん坊が、メニューを見ながら「私はこれ」って指定するでしょう。
 そのメニューが超高額とか、好みに合わないと、長女は意見を言いながら、別の物を指定します。
 その時、次女はその様子を見ながら、どちらかの食べ物か、別の物を注文します。
 要するに、口火を切ったのは末っ子であり、次に長女、次女の順番です。
 そして、全体を見渡せば、次女は皆がテーブルを囲んでいるのに、独りだけ少し離れて座っています。
 次女は、二人の姉妹とは離れて、第3者的な位置にいるのです。
 その心は、「姉のように、親の言いなりなのはイヤ」だし、「妹のように、勝手な我が儘はイヤ」と、批判的なのです。
 そして、平均的で、常識的なメニューを選ぶのです。
 すなわち、自分なりの意見を持ち、自分なりにやっていくという独立心(動機としては反発心)で、他人に相談せずに、自分流で行動を起こします。
  ーーー(これは(仮説です)

 
  私の知っている事例では、教師である父親が「どうして、オマエ(次女)だけが亭主の選択を間違えたのかな」と嘆いたそうです。
 次女の亭主は、会社員だが仕事も家庭でも適当で、数年前に離婚したそうです。でも、一人息子を亭主の母親が強引に引き取ったようです。
 今は、40代ですが、寂しい思いで、昼間はパートの仕事をし、夜は隔日にスナックで働いていました。
 私は、そんな繰り言を、酒を飲みながら聞いたことがあります。
 
 また他の事例では、3人兄妹だが、長男の下に妹が2人いるケースでも、2番目の長女には、特異な異変があったのです。
 これは、かなり私的なことで、余り事例を追及できなかったのですが、この仮説は成り立つと思います。
 
 何度も言いますが、≪人生の修行は、酒場にあり≫で、酒を飲みながら、多くのことを学んできました。
 しかも、社会科学としての≪人間観察≫であり、≪特性の分析≫だったのです。そして、自分を眺める他山の石としたのです。
           
                               ― つづく ―

 
 
 





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