2年半かかりましたが、C62の模型が今年の8月に完成しました。 左側の写真で全長は約90cm、土台の線路部分は1mです。金属製(真鍮、アルミダイキャスト)ですので、重量も相当にあります。この写真で側面のつばめ、前面の丸いつばめマークは東海道線で特急”つばめ”を牽引していたときのものです。運転台側面には、右側の写真のように製造元の”日立”ロゴと、宮原機関区(大阪)の所属を示す”宮”を表示しています。
C62は、国鉄最後の蒸気機関車で、最大、最高速の蒸気機関車として、東海道線の特急を牽引して活躍しましたが、電化に追われて、東北線、常磐線、九州、北海道へと運行地域が変わっていきました。
模型の原型になったC62 2号機は、1948年 日立製作所 笠戸工場で完成し、1957年まで東海道線、山陽線で特急を牽引し、その後、1972年まで北海道で営業運転をしていました。 1972〜1979年まで、京都の梅小路機関車館で動態保存(運転できる状態での保存)されましたが、1979年に静態保存(運転できない展示用)に変更されました。その後、1987年に再び動態保存に戻されて現在に至っています。
私は、C62 2号機と同じ1948年に生まれ、2号機が現役を引退した1972年に、就職していますので、何か因縁を感じています。
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