今日の写真・・・わかりますか? ちょっと慌ててピアノを動かしていた時 ピアノのサイドの塗装が欠けてしまいました 写っているひとの姿はピアノの鏡面に移ったものです。ピアノのキズ・・・・ひどいものです。
そして、今日その修理をしてくれる専門職の人が来てくれました
その方は、ピアノに関してはなんでも請け負ってくれる、 いわばピアノのプロ職人。ピアノハウス ジャパンの鈴木さんです。 今日、初対面でしたが、色々話をしているうちに ワクワクする縁に行き当たりました
私の出身の学部には日本に最初に入って来たベヒシュタインとうピアノがありました。それは大修理をしないともう弾けないピアノでしたが、私が卒業した後、OB会等の力を総動員して ピアノを蘇らせました。復元したピアノの音を聴きに記念のコンサートにも行きました。今、それは横浜国大の講堂にあるとのことです。 私が学生だった頃は、倉庫に眠っていたベヒシュタイン。名前は知っていましたが、どんな音がするのか・・・幻のような、すがたも見たことのない楽器を蘇らせるために、多くの人が費用や手続きに奔走したという話を伝え聞いてもいました。 そのピアノを復元した技術者さんが、じつはチェチリア工房のピアノの傷を治しに来てくれた方だったのです。 いま、未だ修復の途中ですが、いずれ、コンサートで皆さんの前にあらわれるでしょう。 これからは、もっともっと、大切にしてくださいね!と言われ 本当に恥ずかしい限りでした。 鈴木さんは、もう修復できないようなピアノ、明治から昭和にかけて、日本に入って来た、日本に西洋音楽を伝えた立役者のピアノたちを何台も蘇らせてきたとおっしゃっていました。
一日かけて下地をつくり、次回塗装と鏡面をつくってくださるそうで・・・・ピアノを傷つけてしまったこと・・・恥ずかしく思いながら、どんな風になおしていただけるのか・・・とても楽しみになりました。
楽器を本当に大切に、時間をかけて丁寧に作業をして頂き、また、いろいろなお話を伺い、ピアノが弾き合わせてくれたご縁にも感謝しました。
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