今日は良い月だった くれ始めたころは 低い空におおきな盆のような月 夜になると 窓から見上げる明るく輝く月だった
最近、車で走った所に 銀ぎつねのしっぽのようにふくらんだ薄があり お月見にいいな・・・・と見ていた
月というと必ず思い出す2つのエピソード
エピソードその1 約20年前、チェチリア工房の構想間もない頃 ライセスというフォルクローレのバンドがあり、 コンサートを企画した。 メンバーの宍戸誠さんが、 翌月からボリビアに行くということで 壮行会コンサートという企画だった
コンサートが終わり、片付けているとき 宍戸さんのお母さんが 「誠!ホラ!日本のお月さま 見ておきなさい」 と言っていた。 見上げると 金色に輝くお月さま・・・・・
エピソード その2 小学校の時 日記を提出することがあった 先生とは言え、日記を魅せるのはちょっと抵抗があり フィクションに走った 「家でお月見をした。父が言ったので月を見たら 本当にうさぎが餅つきをしていた」と書いた。 先生はコメントに 「本当かな? もう一度お父さんに良く聞いてごらんなさい!」とあった。
先生は私の父も先生だと知っていた・・・・ 別にお父さんにもう一度聞くことはしなかったけど
月にうさぎがいて本当に餅つきをしているように見えた! 今でもそう見える時がある
宍戸誠さんは月を見て、お母さんの言葉を思い出すだろう 私は父と先生の両方を思い出す
月は鏡だということだ 月は鏡で、見ている人の心を写し出す
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