つい最近 またひとつ 歳をとりました。 記念に 学生時代練習した曲を見直しました
そのひとつは、グリーグの抒情小曲集
これは、24歳のグリーグが発表した第1集から 1901年58歳の第10集までの66曲で グリーグが少しずつ書き溜めたものを発表していった作品です
タイトルの通り 抒情溢れる曲の数々 ロマン派の運動の中 一言では言いあらわせない思いの日々を 社会・人生・作曲活動と日常生活の中で 表した曲だ 曲には、それぞれタイトルがついていて、 「過ぎ去った日々」とか「感謝」「とびはね踊り」など
学生時代には、曲としてとらえる事が精いっぱいで 掛かれた音を間違えないで弾くことに終始していた
抒情曲集というくくりや ひとつづつの曲への想い その表現の視線が歳をとった今 わかりやすく思え・・・・
ピアノで演奏する為の曲として どういう表現をイメージしたのか 学生の時よりわかりやすくなっていることに気が付いた!!!
第10集ですら、今の私より若いグリーグが書いた作品
歳をとることが全てを解決してくれる訳ではないが それに 歳をとって、前よりわかるようになった・・・・と言ったが 本当はまだ、わからないまま ただ、以前よりわかるので、 少しだけ進歩したかもしれない・・・・のです
ここまで生きて来たことで 鑑賞の力が増し、作品に触れた時 喜びがおおきくなる・・・・そのことを 歳をとった幸せ と思い、 これなら歳をとることは悪くないと思いました。
そして、これからも歳をとることを 楽しみに感じることができました。
・・・・そんなこんな 誕生日のプレゼントでした |