チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2019/03/08 22:14:00|楽曲解説
真実のミュゼット
エスタビエン コンサート
演奏予定曲の解説です。
本日は「真実のミュゼット」 作曲 エミール・ヴァシェ

ミュゼットは1930年頃にパリで大流行した音楽。大衆の中から生まれたカフェやバル(居酒屋)の音楽「ミュゼット」は独特の雰囲気を持った音楽で、アコーディオンで演奏される。
当時のパリには出稼ぎにやって来た、イタリア人やオーベルニュ人たちが、同郷のコミュニティの中で、故郷の音楽とダンスで故郷を忍んでいた。ミュゼットというのは、オーベルニュ人たちが持ち込んできたギャブレット(バグパイプ)の別名である。また、イタリア人たちはアコーディオンをもたらし、ギャブレットやアコーディオンを含むバンドで、ブーレやポルカを演奏していた。この集まりの中で演奏されていた音楽はル・バル・ミュゼットとよばれるようになっていった。

さて・・・有名なギャブレット弾きブスカテルの娘と、
アコーディオン製造者のペギュリー一族のシャルル・ペギュリが結婚することで、アコーディオンとミュゼットは決定的な繋がりをもつことになり、多くの曲が生まれ、盛んに演奏された。ミュゼットの女王、真実のミュゼット、3連符、など名曲があります。ミュゼットの初期にはジャヴァとう形式もあり、フランスでのシャンソンへの流れをひも解くことにもつながる音楽である。

ミュゼットは先ず、モチーフがあり、変奏が続き、トリオに至る構成が代表的で、装飾音には三連符が用いられる。

・・・・と言う流れを念頭に
「真実のミュゼット」を楽しんで聴いていただきたいと思います。
                

エスタビエン コンサート
2019・アース・ステージ
3月24日(日)PM14:00から18:00
入場無料





 





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