チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2017/03/05 22:55:00|あれこれ
能面彫りから聞いておもうこと
今 チェチリア工房では 木を掘る二人展で
木彫作品と能面を展示している

能面作家 黒元勇氏の作品が34面出展されている
能面、狂言面そして創作面だ
能面造りは、伝統の形があり、それを写す作業だそうだ
絵画の模写の世界だ
それを三次元の世界で行う
ただ、能面彫りはほとんどの場合 本物を手本には出来ない
写しの写しの写し・・・・
当然、何かがプラスマイナスされつたわっているのだ

能面作家の個性をどこにどう出すか、あるいはどこにいれるか・・・
能面作家は自己の表現をやはり追求している

例えばクラシック音楽も
形を追求する。
楽譜という絶対的な目安があり、それをいかに読み解くかだ
皆、楽譜どおりを目指し、到達できずにいる
楽譜どおりに弾くことを目指しつつ
演奏者は自分を捨てない・・・・
良し悪しと知識の有る無し
そしてセンスの有る無し 技術の有る無し・・・・・

そして 時間を越えて
時空を超えて
究極のバランスを探る
果てしない追究の世界だろう

・・・・こう考えてゆくと
音楽と能面彫りの間に共通したものがあるように思える
それは創始者が表現したかったものとの対話
真理を求める道のことだ

だから人生をかけられるのだ・・・・・

凡人の私でも
そういうことに思いを馳せるだけで
なにか充実はある 
なにか見えない何かにてが届く気がする

だから大げさに言えば
これが自分の生き方だと思うのだ    きっと

 




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ご無沙汰しております
長岡さんお変わりありませんか。黒元先生にもお会いしたいのですが、この度は都合がつきません。よろしくお伝え下さい。そのうち必ずお伺いします。
井手本琢磨  (2017/03/09 20:44:24) [コメント削除]

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