この写真、何の苗かわかりますか?
種をまいて5年たった山百合とカサブランカです(写真上)。
二宮は昔、どこにでも山百合が咲いていたそうです。戦後、食糧にしたり心無い人の乱掘で急激に減ってしまったそうですが今でもまだ急な斜面や半日陰の山林の中に自生しています。
以前、一色と緑が丘の生涯学習の活動で山百合の植樹を百合が丘の公園や緑が丘中央公園等に植えていた時期がありました。
ちょうど6年前、バスツアーを組んで来てくれた長野県の「山百合愛好会」との交流で「種から育て山に戻す活動」をやっている事を知りました。
やまゆりは気品あふれる百合の気高き女王です。
気難しいから素人が庭に植えても容易に育ちません。2〜3年は咲いてもそのうち無くなってしまいます。
私は10年ほど前まで30年間、ボランティアで県有林の植林活動(平塚緑の会ファミリー会という団体で)をやっていました。
そこには一面に群生する山百合がありました。ところが植樹した檜や杉が伸びるに連れてだんだん減って行き無くなって来ました。
何とか増やしたいと持ち帰った球根は庭では3年位は咲くのですがそのあとはもう咲かなくなり球根も無くなってしまいます。
どうしたら増やし育てられるかと思案し無理だと思い始めていた矢先でしたので長野県の愛好家の活動は参考になりました。
ここは(緑が丘周辺)土があっているのか玄関先に植えた小さな山百合が分球して4本になっています(写真下、昨年撮影)。
資料を送って貰ったりし種をまいて(1度種を冷凍してから)5年、(7年で咲くというのですが)二宮や緑が丘が山百合の咲き乱れる様を夢に見て今年も種をまきました。
写真2枚目は毎年咲くカサブランカです。
一色の愛好家の人達は毎年6月頃、百合が丘商店街の所で百合の展示会をやっています。その時は案内しますので是非、見に行って下さい。H21.4.26記