昨日17日、小田原市民会館で「命の山河」の上映があったので観に行ってきました。
午後と夜の2回の上映で1,000人位の人が来られたそうです。
「命の山河」という映画は、大澤豊監督による作品で以前には、日本国憲法の制定の過程を描き鈴木安蔵を主人公にした「日本の青空T」を上映しました。
今回は憲法第25条に焦点を当てたものです。
時代は太平洋戦争が終わり、1950年代になって日本がこれから高度成長を迎えて行き始めているころ、豪雪、多病、貧困という三悪を抱えていた岩手県沢内村が舞台となっています。主人公は沢内村の村長であった深沢晟雄(ふかさわ まさお)氏で実在の人物です。
沢内村は、1960年には全国に先駆けて65歳以上の老人の医療費の無料化を実現しました。翌年の1961年には医療費の無料化を60歳以上と乳児(1歳未満)にまで拡大します。そして、1962年には、乳幼児死亡率ゼロを全国で初めて実現しました。
深沢村長は、生命尊重を理念として掲げ「命に格差があってはならない。」と村民が病気にならないようにすることに力を入れました。
保健婦を各家庭に訪問させて健康指導などをさせていた様子や反対派に窓ガラスを割られながらも除雪作業を進めバスを開通させた事等が映画では描かれています。
食道ガンで亡くなった深沢村長を大勢の村人が雪の中を列を作って出迎えるラストシーンには涙無しには見られませんでした。
貧困と格差が広がる現在の社会の中で大勢の人に見て貰いたい映画です。特に為政者や議員さんにも見て考えて貰いたいものです。
映画「日本の青空」の公式HPは
これからの 「いのちの山河」上映にのみや・おおいそ実行委員会の予定は
第2回実行委員会 3月24日(水)タケハラ2階会議室 18時30分〜
試写会 4月7日(水)ミーティングルーム2 13時30分〜
上映日 5月8日(土)
会 場:ラディアンホール 午前10時〜 午後2時〜 の2回上映
前売券1,000円(当日1,500円)
また平塚の「日本の青空U」上映実行委員会の方でも二宮と同じ5月8日に上映予定です。平塚は
試写会 4月3日(土) 勤労会館14:00〜
上映日 5月8日(土) 平塚市中央公民館
10時、14時、18時30分の3回上映
試写会は無料ですので是非、ご覧になってチケットの普及に力を貸して下さい。