この説明会は秦野市と秦野、伊勢原市環境衛生組合がクリーンセンターを
建設するにあたってその環境影響評価(環境アセスメント)について
秦野、伊勢原市と一部平塚市、中井町の関係地区に報告、説明しているその一環の
説明会です。この私の報告は簡単な聞き取りの要旨ですので
詳しくは市の議事録を閲覧して下さる事をお薦めします。
日時 平成21年2月4日(水) 午後7時〜午後9時。
会場 中井町井ノ口公民館
出席理事、担当者約20名、傍聴者10名。
〇対象事業の名称 クリーンセンター建設事業
〇新施設の処理規模及び処理方式 処理規模:200t/日
処理方式:4方式(ストーカ式燃焼+灰溶融方式、流動床式ガス化溶融方式、
ストーカ式燃焼方式、流動床式燃焼方式)から選定
〇平成21年度着工、平成24年度竣工、稼働
〇施設の規模 約35,000u
工場棟(焼却炉、発電施設、ごみピット、トラックスケール)管理棟、
煙突、駐車場、緑地その他
〇煙突の高さ80メートル
〇環境影響予測評価結果は
大気汚染、土壌汚染、騒音、低周波空気振動、振動、悪臭、電波障害、日照阻害など[全ての項目で環境基準を下回り、生活環境への影響は小さいと考えられます。]との事でした。(環境アワスメントという声も聞かれそうです)
〇質疑応答
質問1、調査結果の数字はどうやって出しているのか?
クリーンセンター建設をどうして住宅地の近くにしたのか?
回答: 環境基準数値はアセスで決められている。昔の施設は山の中だったが
最近の施設は東京の街の中にある。技術の進歩で安全は確保されている。
余熱利用、収集、運搬の効率性、広域性を考えた。
質問2、煙突高さが80メートルで 弘法山のハイキングコースと高さが同じになるところ
もあるがどう考えるか?地下水の問題は無いのか?
地元は(反対運動は)どうなっているのか?公共残土はごこに捨てるのか?
回答: 地元自治会には建設を理解して貰っていないが粘り強く努力して行く。
地下水は適正に処理されるので問題が無い。建設残土はまだ決まっていないが
熱海になるだろう。
質問3、大気汚染の問題で悪臭は冬場の寒い時に降りてくるのでは無いか?
建築後の調査はどうするのか?H30年度建設予定の資源化施設の
場所はどこになるのか?
回答: ダウンウオッシュが生じないよう設計している。建設後の調査もしたい。
資源化施設はまだ決まっていない。
などの質疑がありましたが要旨です。
〇田口の感想
理事者の側が専門的にかなり詳しく説明しているのに対し質問者は不安を質問にするのですが勉強不足で具体的な追及が出来ていないと思った。
秦野市が作る最新炉の煙突高さの計画が80メートルとの事。二宮は旧式の炉だったのに建物の高さが煙突の高さだ称し煙突がほとんど無かった。(もう過去の事になりつつありますが)桜美園での操業で健康被害が出ていたわけだとあらためて思いました。H21.2.9記