テラの大腸炎の話が続きます。
大腸炎と言っていますが、本来は…
好酸球、形質細胞性の胃腸炎、中等度のリンパ管拡張
というのがテラへの診断です。
いつの間にやら、胃炎も起こしていたので“胃腸炎”という名になってしまったし、リンパ管という物が拡張しているそうなので“リンパ管拡張”という診断。
しかも、全体的には“中等度”。軽度ではないのね。
部分的には軽度の所もあれば、重度の所もあるそうです。
とにかく“好酸球、形質細胞性の胃腸炎、中等度のリンパ管拡張”では長いし、これまでずーっと大腸炎と言ってきたし…
ということで、特に問題が無い場合はこの一連の症状を“大腸炎”と呼んでいます。私がね。
ステロイドによる治療を開始しました。ここから3枚は治療を始めたばかりの頃の写真です。
散歩に行くと、公園の入り口にて座り込むことがまだ多かった。愛犬に、テラと似たような診断を受けた飼い主さんのブログをいくつか読みました。
全く同じ診断という方ものにはまだ遭遇していませんが、今まで読んだブログは皆、症状も、治療も、とても大変なものばかりでした。
食事の管理、薬の調節、こまめな血液検査…
それでも繰り返す症状…
読めば読むほど、これは大変な病気だと認識させられてしまいます。
ある獣医さんが書いたサイトも読みました。
ラブラドールレトリーバーのリンパ管拡張の症例です。
ビックリしたのは、この症例では検査のために開腹して、肉眼で所見している事。
テラとは症状が同じではないでしょうから、このラブラドールには開腹する必要があったのだろうけど、バリウム検査にでさえその必要性に疑問を感じていた私には衝撃!!
そしてもう一つビックリした事は、このサイトの“考察”の欄に書いて有ったこの一行。
“…最長生存期間はほぼ2年であると言われているが…”
に…にねんって…
そんな事も言われるほど大変な病気なのか…テラの状態はそんな大変には見えないけどね。
そしてさらにビックリした事。
このサイトに載っていた最後の写真。
そこには回復したラブラドールの写真が載っていたのですが、そのラブラドールが立っている床…
見たことがある…
そこで、そのサイトを書いた獣医さんの名前を確認すると…
なんと!昨年椎間板ヘルニアの診断前までテラがお世話になっていた病院の院長さん!!
ひょえ〜!
もしかしたら、テラも開腹による検査を受ける事になっていたかも…
ひょえ〜!!
公園の入り口にて、てこでも動かないテラ。さて…
前置きが長くなりましたが、病理検査の結果を聞いたその日から、ステロイドによる治療を開始しました。
1日1回、3/4錠を飲みます。
テラの場合、将来ステロイドの量は減らしていくけれど“もう飲まなくても良いという事にはならない”そうです。
公園の入り口にて、断固動かないテラ。そしてステロイドを始めて1週間。
この1週間、嘔吐や血便は1度も有りません。
昨日と今日のテラの様子は、特に調子が良いように見えます。
まあ1週間や2週間程度、具合が良いという事は今までもあったからね。
しかし、今までの具合が良い時と、微妙に様子が違うのです。
今までなら“今日は元気良いね。”という感じだったのが“今日は、はつらつとしているねー。”という感じ。
“今日は食欲あるね。”という感じだったのが、“今日はがっつくねー。”という感じ。
ステロイド開始から1週間目のテラ。
ここから4枚の写真はこの1週間目の写真です。診察をするので、コルセットを付けずに病院へ行きました。外に出れば、なんだか自主的に歩くし、排泄も調子良くて、なんと言うか…便から醸し出される雰囲気も違うのです。
…“便の雰囲気”ってなんじゃい!
なにせ、私、テラが排出した物をさっさと拾わずに、道にかがんで毎日しげしげと観察をしていて、場合によっては写真に撮っているという怪しい人物になっていますからね。
まず一目見て、その物の傾向(これから緩くなっていく傾向の物なのか…とか)を感じ取っております。
今までも調子の良い日はちゃんと固まった物が排出されていたのですが、どこか危うい感じでした。
散歩の後半に排出する物は少々緩かったり、形が無かったり…
ところが昨日と今日の物は、しっかりしていて、不安を感じさせない硬さで、しかも太さがある。
散歩の後半でも、しっかりと形のある物が…
おっと!失礼しました。色々と表現しちゃって…
ちょっと嬉しい感動の変化だったもので、つい書いてしまいました。
しかし久々に見たなー。あの形…(まだ感動しています。失礼!)
これも久々に見るなー。外で裸のテラ。とっても調子良くって、グイグイ歩きます。そしてステロイドを始めて1週間目の検査に、昨日、行って来ました。
便の検査結果はまだ正常値ではありませんでしたが、症状が良いので早くもステロイドの量を1/2錠に減量することになりました。
甘い期待は持たないようにとは思うのだけど、期待しちゃうなー。
“このまま良くなって、ステロイドを飲まないでも良いようになるんじゃないの?”なんてね。
この日のテラはまだまだ歩きます。そしてもう一つテラの状態で気になった事。
いつ頃からだっけかなー?テラのお腹がポッコリと出る様になっていたのです。
そんなに酷いものでは無く、飼い主が気になる程度のものです。
確かにじわじわと体重が増えていたので、単純に太ったのだと思っていました。
あるいは、若くは無いですからね、年のせいでお腹が垂れて来たのだと思っていました。
ところがこの1週間で、なんと!お腹、へこみました。
獣医さんに言ったところ、“腹水が溜まっていたのかもね。”ということ。
“低タンパク血症”というものが進むと腹水が溜まって来ると聞いていましたが、今のところテラのその数値は正常で、腹水の心配は無いということでした。
ただ、なんとも無いという事も無かったらしく、少し溜まっていたのかもね。腹水。
薬を飲んで落ち着く程度なら良かったわー。
この日のテラは調子良いので、外でニコニコもします。果たして、この病気はこの先、どんな変化をしていくのでしょう?
当然、このまま落ち着いてくれれば良いのですがね。
分かっている事は、テラの状態が良くなったり悪くなったりする度に、私がいちいち一喜一憂を繰り返すということは間違いないでしょう。
とりあえず、本日のテラは、うるさいくらい元気です。