ちょっと前の話ですが…
ある日、ゴミ箱の前でテラにオヤツをあげていました。
コロッとした、ちっこいオヤツを一粒ずつ、一粒ずつ…
そして3粒目の時、テラが食べ損ねて、コロコロとオヤツが転がってしまい…
…コロコロと近くに有ったゴミ箱の下から裏へ入って行ってしまいました。
転がったオヤツを追って、ゴミ箱と壁の間やら、ゴミ箱と床の間やらに鼻をつっこむテラ。
転がり入ってしまった、ちっこいオヤツをなんとかして食べようと、必死です。
このゴミ箱にはキャスターが付いているので、ちょっと強く押せば動かす事が出来ます。
ですからテラがゴミ箱をちょっと押して動かせば、あっという間にオヤツを発見し、食べる事が出来るはずです。
飼い主は“オヤツ発見・オヤツ確保”のその瞬間を目撃したくって、そのまま必死なテラを傍観していました。
ところが、意外とこれが苦戦していて、なかなか“オヤツ発見・オヤツ確保”が出来ません。
分別用のゴミ箱なので、少々大きいからね、押せば動くという発想にならないみたいです。
時々「ウーワンッ!!」とか言って、ゴミ箱を威嚇したりしていたけど、威嚇されても、ゴミ箱は降参してオヤツ、引き渡してくれないからねー。
などと、それでもなお、傍観を続けていたら突然テラの動きが止まり…
そして何かを思い付いたらしく、ゴミ箱から離れ、部屋のドアへ向かって歩き出した。
しかしその思い付きはすぐに考え直したらしく、僅か2歩程進んだところで引き返してきた。
どうやら、ゴミ箱との直接対決ではなかなかオヤツ確保が難しいので、ゴミ箱の裏に回り込んでやろうと思い付いた模様。
ドアから部屋の外に出て、廊下からゴミ箱の裏へ行くつもりだったのだろうな?
しかしゴミ箱の裏に回り込むにしては、あまりにその道のりが遠い事に気付いた模様。
遥か遠いドア。そんなに広い家では無いけどね。
きっとテラにはとても遠く感じたことでしょう。そもそも廊下から回り込んだとしても、壁があるからゴミ箱の裏に辿り着く事は不可能だけどね。
そこまで気付いていたかなー?
現場の間取り図もしかしたら、ドアまで行かずに壁を通りぬけようとしたのかも…“ゴミ箱の裏へ回り込もう!!”という、テラのその発想に気付いた時、傍観者飼い主は、その場で大笑いをしておりました。
「頭が良いやら、悪いやら…いろんな事考えているのねー。」と思ったら、テラが可愛くなっちゃって、可笑しくて、大笑いしていました。
いや、いや…テラ、その節は失礼!
その後テラは飼い主にゴミ箱を動かしてもらい、ちっこいオヤツ一粒をやっとこさ無事に食す事が出来ましたとさ。
めでたし、めでたし…
いや〜笑った、笑ったわ…