平塚人物史研究会ブログ

2011年から、平塚の地域史の掘り起こしをしています。よろしくお願いいたします。
 
2016/10/14 13:36:00|2016年度
「北図書館開館25周年記念 小さな展示会」 案内

「食道楽」の家系 村井弦斎、多嘉子、米子の著作展示



11月13日(日)まで、平塚市北図書館 (田村3-12-5 神田公民館2階、平塚市図書館HP→北図書館ぺージ)で開催。

平塚ゆかりの作家村井弦斎と、妻多嘉子(料理研究家)、長女米子(登山家)の食に関わる著作を一覧できる貴重な機会です。

上の写真(同館提供)右上の「解説」を手引きに、明治の第ベストセラー『食道楽』(復刻版)、春夏秋冬各巻の華やかな表紙、希少本の体裁など、直接ご覧ください。

村井弦斎、村井米子の著作は、市内の図書館でもご覧いただけます。
食欲の秋、読書の秋に、ぜひご利用ください。





 







2016/05/26 12:20:00|2016年度
6月30日、厚木で江刺昭子氏講演会が開かれます
厚木市で長年地域女性史の研究をされている市民グループからのご案内です。

 
江刺昭子氏講演会
 『武相の若草』にみる農村女子 −自主と支配のはざまで−   
  日時: 6月30日(木) 13:30〜16:00 (開場13時)
  会場: アミューあつぎ 7F ミュージックルーム1
  参加費: 300円(資料代含む)
  定員: 先着80人
  主催: さがみ女性史研究会「さねさし」
  後援: 厚木市教育委員会

クローバー 
男女青年団の機関誌『武相の若草』を知っていただくために講演会を企画しました。
関心のある方は、是非お出かけ下さい。(さねさし) 
    
  *『武相の若草』は、神奈川県社会教育課が主導した神奈川県男女青年団
    の機関誌(1924年9月〜1938年7月)で、青年団の自主・自立を促す
    のが目的でした。         




 







2016/04/24 22:52:00|2016年度
「かまくら女性史の会」月報をおおくりいただきました
「かまくら女性史の会」月報第29・30・31号(2016年1・2・3月発行)をおおくりいただきました。誠にありがとうございます。いつもお礼を申し上げるのが遅くて、大変申し訳ございません。

鎌倉市では、公募市民により、2001年から10年かけて明治以降の女性史全4冊を完成させました。

編さんにあたられた方々で2012年に立ち上げた市民グループが同会です。

長年のご成果を広めるために会合や催しを続け、一方ではさらなる調査研究に努められながら、収集された資料を保存し活用するための文書館設立などにも取り組んでいらっしゃいます。

そして、さまざまなご活動をその都度まとめ、毎月「Newsletter」を発行されています。
 各号トップ 第29号≪被爆70年の年を超えて≫
        30号≪丸田島能 ナデシタへの依頼書≫
        31号≪鎌近(神奈川県立近代美術館 鎌倉)のこと≫

 







2015/12/30 14:19:00|その他
『金目ふるさと検定』初・中・上級編ご寄贈いただきました

当会が2011年に発会した頃からお世話になっている蜷勝正氏(エコミュージアム金目まるごと博物館 歴史・文化部会前会長)より、『金目ふるさと検定』初級編(3級)、中級編(2級)、上級編(1級)を、それぞれ解説版付きでご寄贈いただきました。誠にありがとうございます。

『金目ふるさと検定』は、「エコミュージアム金目まるごと博物館」が今年11月1日発行。「金目ふるさと検定」編集委員会(委員長 池田弘氏)の方々が編集されたものです。 

早速、定例会で回覧させていただきました。
設問は、自然、歴史・文化、産業分野から、初級40問、中級40問、上級30問の全110問。上級編の最初に出題されている「鳥」が話題になりました。とても楽しく読み進められます。写真が豊富で、実際に足を運んでみたくなります。

金目は、私たち平塚人物史研究会が2013年に発行した評伝集『平塚ゆかりの先人たち』の中で取り上げた比企喜代助、比企キヨ、上原とめ、高瀬慎吾とも、深く関係しています。
「金目エコミュージアムガイドボランティアの会」に案内をお願いして、名所・旧跡をたどりたいねという話になりました。
                                   

 







2015/12/24 0:22:46|2015年度
江刺昭子氏講演会の報告
10月25日(日)の江刺昭子氏講演会の報告が大変遅くなり申し訳ございません。

当日は午後1時半より、ひらつか市民活動センター会議室A Bにて、第7回公開学習会 江刺昭子氏講演会『平塚らいてうと与謝野晶子」を開きました。江刺氏の講演は今年で4回目です。40人の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

講演では、1911(明治44)年に、女のみの手による初の月刊文芸誌『青鞜』を創刊し、その後の女性解放運動を先導した平塚らいてうを、与謝野晶子との比較で論じていただきました。

江刺氏は、毎回、綿密なレジュメと、豊富な文献資料を、参加者のために用意されます。今回は、らいてうと晶子のふたりを合わせた年譜に、それぞれが遺した書きものからの引用を盛り込み、その上で両者を比較分析し(A4で12枚)、より詳細な典拠の数々(同6枚)を示しました。

講演の中で、『青鞜』創刊号に寄せた宣言文「元始、女性は太陽であった」全文が紹介されました。このことばはよく知られていますが、全文通して読まれた方はそれほどいらっしゃらないでしょう。
驚いたことに、その内容は、漠然とイメージされているような、女の政治的・社会的解放を高らかに謳ったものではなく、「自身の内的な自立と自由」(江刺氏レジュメより)を希求するものでした。晶子との比較で、らいてうの宗教性、神秘性が際立ちました。
何ごとも日頃から自分の目で確かめること、判断できる見識を培うことが大切ですね。

会からのリクエストで、ふたりの母性保護論争や、戦争観・戦争との関わりについて触れていただきました。子を産み育てるのは国家的な仕事というらいてうの主張と、戦争を数度経るうちに、反戦から戦争肯定へと変化していく晶子の戦争観を知りました。

江刺氏は、毎回、国家のためでなく個を大切に生きることを説かれています。

国が安全保障体制を大転換させた本年、若い頃の信念を貫くことの難しさと、自分自身のこれからの生き方を強く意識させられました。

 写真提供 河上啓治氏(画像上をクリックすると拡大表示されます)







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