日時:2025/08/03 場所:瑞牆カサメリ沢モツランド メンバー:arashi (L)、mikko、りょう、まちゃこむ、つっちぃ、mimi、Masa記 朝から快晴でじりじりと日差しが強いです。本日も下界は暑そうです。瑞牆の岩場は初めてのエリアでとても楽しみです。 不動沢の駐車場からしばらく木漏れ日のさす樹林帯を歩き、ほどなく不動沢の渡渉点に到着です。ここには倒木がかかっておりロープも張られていますが、昨日雨が降ったようで倒木が濡れてぬめっています。倒木の下の沢にも短い倒木がかけられておりこれを渡って対岸に移りました。 少し登ると「たぬき(5.10a)」などのあるモツランド東面の岩場にでます。東面の岩場を左に回り込み2〜3分ほど登ると「レーザーズエッジ(5.10d)などのあるモツランドメインウォールが古代神殿のように圧倒的な迫力で鎮座しています。本日はこのモツランドメインウォールでクライミングを行いました。 モツクラック(5.8) 朝一のクライミングです。 メインウォール左側壁にあるクラックを登ります。 カムを決められるのが下から3mくらいの水平クラックでそこまではフットホールドも細かく緊張します。水平クラックに#0.5と#1を決め一安心です。ここから左のカンテをとり微妙なフットホールドに乗り込みさらに水平クラックに乗り込みます。ここからは縦クラックに沿って登ります。クラック自体はハンド〜フィンガーのジャムが効きます。フットホールドも左右の壁に適度にあり比較的登りやすいです。 核心部は少し被った壁を右に回り込んでからです。フィンガークラックにジャムを決め右側の壁も使って身体を上げていきます。 壁の途中でクラックが途絶え、そこが終了点となっています。(使用キャメロット:#0.5、1、0.4、1、0.4、0.3、3、0.75、0.5) このクラックではカムセットの確認をするための落下訓練も各自行いました。 トップロープでの疑似リードのあと、トップロープを緩めリード用ロープで落下します。 このとき、リードロープのビレイヤーはロープを軽く流しクライマーと支点にかかる落下時の衝撃を和らげます。ロープの流しかたが少ないと支点・クライマーともに衝撃があり、ロープを流しすぎるとクライマーの落下距離が多くなり心臓によくありません。頃合いがなかなか微妙です。 レーザーズエッジ(5.10d) arashi隊長にロープを張っていただきトップロープでトライします。最初のピンまでは左の岩から入りトラバースして取り付きます。1ピン目の上に左手のカチホールドがあるのですがそこまで身体を上げることが出来ず右手のエッジ持ちが力尽き、あえなくテンション。その後も右手右足はエッジ、左手左足は微妙なホールドが続きピンごとに各駅停車のクライミングとなりました(トホホ)。何とか終了点までたどりつきましたがヨレヨレの状態です。ルート自体はスッキリしてムーブもとても面白く良いルートと感じました。次回再トライしたいルートです。 ドリルいらず(旧ネームレクラック)下部(5.7くらい) 手前の大岩に乗りコーナークラックをから登り始めます。ここも最初の#0.5のカムを決めるまで3mほどプロテクションがとれず緊張します。ここからは階段状にホールドがあるのですが岩全体が左側に傾いており身体が左方向に振られます。途中でプラチナムのボルトに長いヌンチャクをかけていきます。左上クラックと右壁のホールドを利用しながら登ります。 中間部を過ぎると左の壁に背中をつけ休むことができます。ここからはざくざくした岩の塊を登って壁の途中にある終了点につきます。最終のカムから終了点が離れていることと露出感があることで終了点へのクリップは緊張しました。(使用キャメロット:#0.5、0.4、2、3、4、0.75、4、0.3) かずのこ(5.10d) モツクラックの壁を左側に回り込んだところの左端のルートです。オーバーハングが続いている壁です。arashi隊長が登りトップロープをかけます。ガバが続くとのことですが昨日の雨の影響か壁全体が濡れています。隊長はウエスでクリーニングしながらの登りです。1ピンまではピンのだいぶ左を登るので、1ピン目前で落ちるとかなり振られます。ビレイヤーとは別にスポッターが必要です。私は登りませんでしたが興味深いルートです。 午後から雷がゴロゴロして雲行きも怪しくなってきたため早めに切り上げました。 快適な気温の中、クラック、フェースと充実したクライミングをすることができました。 参加者の皆さん、お疲れ様でした。
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