場所:春岳沢
グレード:1級
日程:2025.4.18(金)
天候:晴天
行程:秦野駅0725=0750(メモワール秦野奥)蓑毛霊園0800―春岳湧水標識(木橋)0840‐金目ダム0850‐髭僧ノ滝0900―モミジ谷出会い0915‐F1-5m― F2四段-10m 0945― 730mF3二段10m 1015―湧水地点(脱渓)1025―830m尾根分岐1105―林道1130―渡渉1140―登山道1150―木橋1155―蓑毛霊園1210
タイム:4.0
参加者:2名
ロープ使用:なし
ヒル被害:なし
蓑毛霊園から沢装備装着し出発。我々以外に入渓者はいない模様。平日だからねとL。今日は晴れに加え、初夏のような温かさにテンションが上がる。去年、同じ時期に寒さに震えながら遡行していたのが噓のよう。
急勾配な林道をてくてくと歩き、途中、山荘に差し掛かるとオーナーらしき人がいて挨拶。沢の様子やお花の開花状況を聞けた。ふと目を横にをやると花の写真と名前が掲示されている。オーナーが作成したとのことで、今日、見られそうな花を探す。イワタバコは7月頃みたい。そういえば、ここに来るまでも小さな花が沢山咲いていた。気付かず通過していたが、Lが立ち止まり「ほらここ」と教えてくれた。目をやると、白や紫の小さな花がところどころに。「今日は沢と花見山行だね」などと話しているうちに、「春嶽湧水」標識がある木橋に到着。足元に湧水が豊富に流れ、ベンチもある。ここで沢装備でもよいかもしれない。
木橋を過ぎ、すぐ右手の尾根に上がっていく。金目ダムを右に見送り、「髭増の滝2段10m」に到着。ここまでは一般登山者も来るみたいで踏跡は明瞭。滝は段差があり直登できそうな雰囲気を醸していたが、暖かいとはいえ膝より上は濡らしたくないので右のルンゼを高巻きした。
Co590の堰堤を右から超えて、すぐにもみじ谷出会い。ここでおやつもぐもぐタイム。今日は短めの沢なのでのんびりする。右俣の春岳沢に入り、ここからF1-2段×7m、インゼル状3m、F2-多段10×20mと楽しく小滝を登っていく。ラバーがよく効き、手も足を置くところもあるので、沢の水音を聞きながら沢遊びアスレチックを満喫。途中、トウゴクミツバツツジや新緑が目に飛び込んできた、この時期の沢は花見もできて楽しい。
あっという間にCo730二俣。右俣の堰堤まで近づいてから、左に斜上トラバースして、左俣の滝F32段8×15mを超える。そこからさらに二俣を水量のある左俣へ。
Co780mこの辺が湧水地点だが…右上には小滝らしきものが見える。あれが湧水地点?草木が茂り確認できない。ひとまず日当たりの良い大岩で2回目のおやつもぐもぐタイム。登山靴に履き替えてもう少しだけ登ってみることに。20mほど上に行くが作業道らしきふみ跡はなくザレてきたので、ここから右にトラバースすることに。ザレザレを右に行くと下方にロープが見えた。やはり先ほどの小滝に見えたところが湧水地点だったらしい。歩けないくらいのザレとなり、尻セードでロープのところまで降りると作業道が続いていた。
目的の下山尾根まで作業道とロープでとても快適。踏み跡もうっすらあり、迷うことなく石小屋沢の堰堤まで下りてきた。そのまま春岳林道を20m程進み、右手の踏み跡から降りて沢を渡渉。堰堤前斜上して登山道に復帰した。
12時には蓑毛霊園に到着。ここでもモクレンや山桃を見つけた。まだ日は高く、山菜狩りに行こうということになり、Lとっておきの場所へ。途中の車道脇の山吹がとても鮮やか。山桜も見えた。
ランチの後に「もみじがさ」という山菜を教えてもらう。山菜取りは初めてということもあり楽しい…でふと気づくと山の奥に入り込んでいたりする。山菜取り遭難の怖さもちょっぴり思い知った。15分ほどで袋いっぱいに収穫。ゼンマイもおすそ分けしてもらった。ゼンマイはその日のうちにあく抜きして味噌和え。モミジガサは次の日てんぷらに。おいしーい。
春岳沢は簡単な小滝が続くので、葛葉より簡単で安心して遊べる。水を浴びることも、巻いて避けることもできる。アプローチは短く、つめもほとんどない。また、明るく開けた沢であり、ヒルも見かけなかった(びっくり)。この時期なら花を見ながら楽しく歩けると思う。