NET山岳会”HALU”

Eメールで連絡を取り合いパートナーを探して登山を楽しむ山岳会です。 活動はハイキングから岩登りまで幅広くやっています。経験や会費など必要ありません。もちろん年齢制限もありません。必要なのは山へ行きたい気持ちだけ。別にもう一つ、詳細なサイト”HALUⅡ”がありますので、リンク欄から訪問してください。
 
2014/04/27 6:30:19|その他
初めてのルートその3 奥穂南稜~天狗コル
天候の安定する24から26日に繰り上げ出かけてきました。
スキーを持って行きしんどかったです。沢の雪は本当にぐさぐさですねぐらいまで良く沈みます。スキーはザラメ良好ですがデブリ多いです。

24日 晴れ 岳沢小屋まで、夕まで待つが雪が閉まらず朝出発とする。取りつき確かめスキーで降りてくる。膝まで潜りシール使用。

25日 晴れ 3時出発 取りつきの氷爆を登り、ルンゼ様を尾根まで登るとトレースが消えきれいなナイフエッジとなった。
トリコニ1峰は左へ巻き堅雪壁を登りリッジに立つと1,2琺コル、ここからまたナイフエッジエッジを手で持ってトラバース出来るほど、途中からダブルアクスに切り替える。
振り向くと登ってきた南稜がほれぼれするほどきれいに見える。

9時に奥穂につき誰も居ないのでゆっくり水を作り眺める。しかし吊尾根は長く大変そうだ。小屋にはサブプランに天狗周りを伝えて来たので、10時奥穂を後にする。

高度間たっぷりのリッジどんどん細くなり歩けなくなってしまい馬なりで進む。目の前に絶望的なナイフエッジが現れた。岳沢側を慎重にトラバースし突破。
 ロバの耳が見れる。飛騨測トラバースに鎖が2か所わずかだが1mずつくらい覗いている。何とかいけそうだ。20mの懸垂でコルに、ここから右上で難い雪壁を40m登り、鎖まで10m、岩突起を支点に確保を取り鎖に着いた
 2か所の鎖を支点にして渡り、30mトラバースすると安定したリッジに辿りつき反対側のルンゼに下降して登り返しジャンのコル、ロバ耳頂上に行かなかったのが少し後悔。
ジャンを岳沢側からトラバース、雪が腐り始め膝まで抜ける。ここからは余り高度感がなくなった。ジャンピークも割愛しコブ尾根ピーク13時着
 又水を作り、眺めを楽しむ。ここで写真を撮ってきた携帯を誤って飛騨側に落としてしまった。少し降りて探すが見つからない。気落ちしたが気を引き締めて14時下降。
稜線をしばらく行き飛騨側の堅い雪斜面を下り、天狗頭との高度差をみてトラバースするとコルに着いた。ここからシリセードで小屋まで降りるがデブリが邪魔で具合が悪い。
小屋に16時に付き、坂本さんに挨拶、携帯を失くした事を話すと「自分の体が落ちなくて良かったじゃない。」そう考えることにした。おまけに背中に刺したバイルまで無くなっていた。シリセードで隙間から抜けたようだ。愛用の道具が無くなったのも悲しい。
雪が2時間位降りツエルト中はびちゃびちゃだが充実感が湧いてきた。

26日 晴れ 10時過ぎ雪が緩んでからスキーで7番標識近くまで滑り上高地まで1時間位?だった。写真が無いのも思い出の一つとなった。
                   
                                   エスウラ
 




     コメント一覧
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mikkoさん有難うございます
ロバの耳の頂上は来年行きたいです。
エスウラ  (2014/05/03 12:46:15) [コメント削除]

写真がなかったのは残念だけど・・・・
「自分の体が落ちなくて良かったじゃない。」は本当にそう思いました。写真がなくても十分に想像が出来ましたよ。お疲れ様でした。
mikko  (2014/04/29 20:50:12) [コメント削除]

aoさん 有難うございます
30年前の3月利尻に匹敵する、私にとって会心の山行。「絶望的なナイフエッジ」が脳裏に焼きつきました。今後ともよろしくお願いいたします。エスウラ
エスウラ  (2014/04/29 20:47:57) [コメント削除]

頑張りましたね!
良いルートを行きましたね。写真が無いのは残念ですが想い出は心の内。バイルは勿体なかったですね。雪が無くなったらクライミングに行きましょう。
ao  (2014/04/29 17:35:28) [コメント削除]

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