こんにちは!太田眞琴です!

ついにJリーグ2025シーズンが終わってしまいました。
1月のチーム始動日や新体制発表会、
2月の開幕戦にドキドキワクワクしたのが昨日のことのようですが…
あっという間ですね。

思い返せば、開幕3連勝で始まった今シーズン。
開幕戦ファーストゴールは、
現在、デンマーク1部リーグ(ブレンビー)で
活躍している福田選手でした!
DAZN配信で実況の方が
「去年のブレイク本物!」と仰っていたのが忘れられません。
勝手に誇らしく思っちゃいました。
福田選手といえば、
5月11日に行われた東京ヴェルディ戦で兄弟対決も実現しましたね!
ずっとお兄さんの背中を追いかけてきたという福田翔生選手。
お兄さん・福田湧矢選手との試合中のがっちりとした握手には、
目頭が熱くなりました。しかもこの日は母の日!
ご家族にとっても嬉しい時間だったのではないでしょうか。


ですがチームはここから、長いトンネルに突入します。
まず6月の日本代表戦に鈴木淳之介選手が初招集。
これをきっかけに鈴木淳之介選手の凄さが世界にバレてしまいました。
(本当に嬉しいんです!嬉しいんです…けど…
ちょっと複雑なこの気持ち。モジモジ)
インタビューをさせていただいても、
代表に行く前と後では表情や目つきが大きく変わりました。
以前はお話を伺うと、ちょっぴり人見知りのような
はにかんだ笑顔を見せてくださることが多かったのですが
代表活動を終えた後は、引き締まった表情で
もっと強くなって勝利に貢献したいと
力強くお話しされるようになりました。
現在はデンマーク1部リーグのコペンハーゲンに所属し、
日本代表選手の一人として定着しつつある鈴木淳之介選手。
これからも目が離せませんね。


さらに!畑大雅選手の移籍も(泣)
2022年に高卒で加入し、
ゴリゴリの左ウィングバックとして存在感を示していましたが
ベルギー1部リーグのシントトロイデンへ移籍しました。


今シーズン相次いだ海外移籍。
ベルマーレのユニフォーム姿を見られなくなるのは寂しいですが、
海外での活躍を期待しています…!
また、開幕戦からゴールマウスを守り続けてきた上福元選手の怪我も
チーム状況に大きく影響しましたね。

主力選手の海外移籍や怪我が相次ぐ中、
ポープ ウィリアム選手や太田選手、松本大弥選手、二田選手、吉田選手、
中野選手らの補強がありましたが、
なかなかリーグ戦で結果が出ず…。
この時期、試合のメンバーを見ると、
シーズン開幕当初にはまだ加入していなかった選手がたくさん出場しており
短い時間でチームを作り上げることの難しさを感じました。
ですがそんな中、ルヴァンカッププライムランド準々決勝第1戦、
サンフレッチェ広島を迎えての戦いは非常に印象的でした。
引き分けを覚悟した試合展開の中、
後半アディショナルタイム、小田選手と二田選手で奪ったゴールが決勝点!
試合後、キャプテン鈴木章斗選手にインタビューしたときも
本当に嬉しそうな表情をしていて、
あの時の笑顔が今シーズンNo.1のスマイルだったように思います。
結果としては、次の試合で敗退が決まってしまいましたが…。



そうこうしているうちに夏が過ぎていき、
本当に苦しい戦いが始まったのはここからでした。
試合からはチームの勝利への想いを感じるのに勝てない。
内容としても決して悪くないのに勝てない。
SNSやネット記事などをみると監督や選手への批判が見えて、
本当に辛かったです。
(そういう記事を見ると私も悲しい気持ちになりました。
特に第28節G大阪戦の記憶は強烈です。)
さらにJ2降格への現実味が増したのが、
第31節川崎フロンターレ戦、第32節横浜FC戦のあたりでした。
この頃の番組ディレクターの口癖は「今日の試合を落としたらマズいよ」
もちろん勝ち点3を目指したい。
せめて勝ち点1を!と願っていましたが…現実は残酷です。
゙監督率いる京都サンガFC戦のタイミングも絶妙でしたよね。
先制点1点を大事に大事に守り続けた京都戦。
試合終了のホイッスルが鳴る直前までスコアは1−0。
これで首の皮一枚繋がった…。リーグ戦の負のスパイラルが止まった…。
と、希望の光が差したと思ったその瞬間。
京都の同点弾が決まりました。
試合終了間際の90分+10の出来事に言葉を失いました。
そして、“あの”アビスパ福岡戦。
負けたら降格が決まるこの試合で、勝ち点を拾えず、
無情にもJ2降格が決まりました。
キャプテンの涙。ピッチに倒れこむ選手たち。
私たちには想像もつかないほど大きな大きなプレッシャーを抱えて
戦っていたであろう選手の姿をみて、こちらも苦しくなりました。
以前、インタビューをさせていただいた際
将来の目標は『海外リーグで“挑戦”ではなく“活躍”すること』と
明かしてくれた鈴木章斗選手。
きっと今シーズン途中まで2トップとして活躍していた福田選手や
仲良し同期のひとり・鈴木淳之介選手が
海外で活躍している姿に大きな刺激を受けていると思います。
そんな中でも、ベルマーレを引っ張る立場として
最後までチームをけん引してくれたこと、本当に嬉しかったです。

ですがその後!
降格は決まってしまったものの、ホーム戦2試合
(第36節新潟戦・第37節清水エスパルス戦)では、
サポーターへ勝利を届けたベルマーレ。
何のために戦うのか、モチベーションを保つのが難しい中、
魂のこもったプレーを魅せてくれた選手や
チームに声援を送り続けたサポーターの温かさに
私は“ベルマーレらしさ”を感じました。
また、残念ながら降格が決まった段階で
山口監督の今シーズン限りでの退任が発表されましたが
発表後の試合で、山口監督が手塩に掛けて育てた平岡選手や
旧知の仲・小野瀬選手が得点を決めて勝利したこと。
また得点の後の熱い抱擁。
今シーズンの監督と選手の関係性が垣間見えました。




ホーム最終戦セレモニーでは、
『一年半でJ1に戻りましょう』と語ったキャプテン。
試合後のインタビューであの言葉についてキャプテンに真相を伺ったところ、
期待していてください、と仰っていました。



新たなシーズンに向けて大きく舵を切り始めているベルマーレ。
実は私も今シーズンをもって番組MCの担当を離れることになりました。
2024シーズン・2025シーズンとたった2シーズンですが、
湘南ベルマーレをみなさんと一緒に応援させていただいたこの時間は、
私にとって特別なものです。
どんな状況でも諦めない不屈の精神や戦う勇気、そして優しさ。
取材活動を通してクラブやサポーターのみなさんから学ばせていただいた
これらの気持ちを大切に、次の道もたのしみたいと思います。
とってもたのしめたこの2シーズン。本当にありがとうございました!

★Go!Go!ベルマーレ12月後半放送★
12月16日(火)〜12月31日(水)
14:00〜/21:00〜ほか
★内容★
・明治安田J1リーグ第37節 vs清水エスパルス戦(HOME)
&ホーム最終戦セレモニー
・明治安田J1リーグ第38節 vsサンフレッチェ広島戦(AWAY)
・メットライフ生命Fリーグ2025ー26 ディビジョン1
第19節 シュライカー大阪戦(AWAY)
・メットライフ生命Fリーグ2025−26 ディビジョン1
第20節 Y.S.C.C.横浜戦(HOME)
・メットライフ生命Fリーグ2025−26 ディビジョン1
第21節 名古屋オーシャンズ戦(HOME)